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0491 - フィードバックで更に整理できた

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先日「キクハナス」というイベントのスピーカーを務めさせてもらった。

アーカイブ動画を残していることもあり、おかげさまで2週間以上に渡り毎日誰かから感想メッセージが届くというありがたい状況が続いた。「プラスになったなら良かったな」「そっか、そういう解釈もあるんだな」「なるほど、その部分が伝わりにくかったんだな」などなど。

感想が賛否の「賛」ばかりだと、正直それは無難で中身の無い内容しか伝えられなかったことになってしまう。賛否の「否」な感想もしっかりあったので個人的にはホッとしている。

およそ70分に及ぶ話だったが、終わりに近い「まとめ」の流れで、こんな話をさせてもらった。

「お金は世の中に発行されている量が決まっているので、どこかに富が集中したらシワ寄せで貧困になる国や人がいる。でも幸せって上限は決まっていない。誰かがものすごく幸せになっているから、自分は幸せになれないってことは無い。幸せかどうかは自分自身で決められる」

お金の話とか宗教っぽい話をしたいのではない。「何歳になっても、自分が青春だと思えば、その時が青春になる」ということが言いたくて、その例えとして挙げたのが先の言葉だ。

で、この言葉に対して届いた感想の1つが興味深かった。ニュアンスを再現すると以下のような感じだ。

お金には限りがあるけど幸せには上限が無いからと話していたことについて。お金はエネルギーで、いろんな形に循環していくものなので無限だと思う。なので、あの人が稼いでも自分も稼げる。みんな稼いでいいと思う。

なるほどなー。ちょっと言葉足らずだったなーと反省した。あくまで「幸せに上限は無い」に対する比較の例えとしてお金の話を出したのだが「稼ぐこと=悪いこと」のような解釈をしてしまう言い方になっていたのかもしれないと感じた。

ちなみに、この感想コメントに対する自分の考えはこうだ。

・稼ぐこと自体はもちろん悪いことではない。それだけ誰かの役に立っているという証明なので。むしろ必要だし「お金はエネルギー」という意見にも同意。
・ただ、稼ぐ=溜め込む(抱え込む)と、やっぱりシワ寄せで貧困になる人や国を作ってしまうのも事実。
・大切なのは、血液と同じで「循環」させること。
・なので「稼ぐこと」が最終目標にならず、稼いだことを有意義なことに使って循環させることが目標になっていれば、みんな稼いで問題ないし、むしろ、どんどん稼ぐほうが社会が健康になる。

インプットは大事。それをアウトプットすることも大事。それ以上に「アウトプットしたことにフィードバックをもらうこと」が大事だと個人的には思っているが、まさに、アウトプットに対するフィードバックを頂戴したことによって、自分の考えがより整理できたなと感じる。

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