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0452 - なったつもりで過ごしてみる

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たまにではあるが、気分転換として、あくまで気分転換として、自分ではない誰かになったつもりで過ごしてみることがある。

例えば「今日一日をマイケルジャクソンになったつもりで過ごしてみよう」と決めた場合は、その日は移動する際の歩き方や身振り手振りを少しマイケルっぽくしてみたり。

例えば「今日は外出している時だけ森進一になったつもりで過ごしてみよう」と決めた場合は、飲食店で注文する際に少しだけ声をかすれさせてしゃべってみたり。

とても短い時間だけ誰かになったつもりスイッチを入れることも多い。

例えば「この食事の時だけ食レポの人になったつもりで食べてみよう」と決めた場合は、一口味わうたびに、まずは目を大きくクワッと見開いて、その後に目を閉じて少しだけ大袈裟にうんうんと頷きながら食べてみたり。

例えば「トイレから出る時だけ、寝起きドッキリの仕掛人になったつもりで出てみよう」と決めた場合は、可能な限りゆっくりと静かにそぉーっとドアを開けて個室から出てみたり。

誰かに向けてやっているわけでもないので、上手くできているかどうかは自分で決める自己満足度100%な遊び。なったつもりの人物像には(自分の中では)だいたい近づけていると勝手に感じている。

もちろん、時には、チャレンジしてみるも「どうしても、なったつもりになれない人物像」というものが出てきてしまう。

難しかったのは、戦場カメラマン「渡部陽一」になったつもりの状況。*ピンと来ない方はぜひ名前をネット検索してみてください

すごく特徴的なので真似しやすいといえばしやすいのだが、口を大きめに開けてゆったりしゃべっていると、ついつい「いっこく堂」の「声が、遅れて、聞こえて、くるよ」のような「単語単語で言葉を区切って、声を少しズラしてしゃべっているような状態」になってしまうのだ。

こうして文字で書き連ねていてもイメージが掴みにくいかと思う。ぜひ、実際に「渡部陽一」になったつもりでしゃべってみてほしい。意識せずとも自然と「いっこく堂」へと変化を遂げていることだろう。いっこく堂の吸引力(いつの間にか乗っ取る力)恐るべし。

と、こうして書いている間も、実は「使徒が攻めてきた時のネルフ隊員になったつもり」として、何かに追われているかのような高速タイピング(実際は低速タイピング)で文字を入力していたりする。

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