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0368 - 子どもの頃から知っておきたい感覚

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先日開催したイベント「おしごとわたしごと」の反省会&次回に向けた打ち合わせを行った。

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イベントの際、後半でグループ分けした交流タイムにて高校生から出た質問を改めて取りまとめてみたところ、大きく分けて以下の6つにまとめることができた。

・時事的質問:コロナの影響って出たの?
・地域貢献:地元で、子どもや地域に関わる市民活動って何があるの?
・大人の想い:地元で働く人たちは普段どんなことを考えているの?
・コミュニケーション:人と話たりやり取りする時みなさんはどうしてるの?
・決断のこと:どこに進学or就職するかはどうやって決めたの?
・お金のこと:ぶっちゃけ月に給料はいくら貰っているの?

どれも「なるほどなー、そういうことに興味があるんだなー」と感じられる項目だが、特に最後の「ぶっちゃけ月に給料はいくら貰っているの?」は、気にはなるだろうがストレートに質問してくるまでは予想していなかったので驚いた。ちなみに、そのグループにいた大人の方々は正直に答えてくれたそうだ。ありがたい。

で、話を聞いていて思ったことだが、たしかに「いくらもらえるか」は仕事を決める上でも重要なことなので、質問自体は全く問題ない。その一方で「沢山お金がもらえる仕事が良い仕事」と白黒ハッキリつけて判断する傾向があるようにも感じられる。

特に、YouTubeやSNSが完全に生活に溶け込んでいるので、いいね、フォロワー、再生回数など「数字で見て多ければ多いほど良い」という感覚が強いような印象を抱く。

決断する材料の1つとして「給料の高さ」があるのは良いと思うが、そこに「興味」や「やりがい」も感じられないと、ブラックな環境で潰れてしまう可能性を自ら広げてしまっていることに繋がるので心配だ。

働くことの対価として頂戴するのはお金なので、超絶重要なのは間違い無い。むしろ気にしないより気にしたほうがいいのも間違い無い。なので「稼ぐこと」の大切さも伝えつつ、お金以外の「やりがい」や「貢献感」も含めて考えられるよう、次回開催時にも「大人だからこそ話せること」をより強く意識していきたい。

そんな打ち合わせを行った日の夜、別の地域の「まちづくり」について考えるグループにて、こんなイベント(取り組み)を教えてもらった。

子どもしか敷地内に入場不可。子どもが物を売って、子どもが自分で判断して交渉して購入する。とても素晴らしい取り組みだと思う。

「稼げる仕事は何なのか」を気にするのも必要なことだが、「何を売ればお金がもらえるのか」や「限られたお金を何に使うか」を実際に考えて体験する機会が子どもの頃からあるってすごく良いなと感じる。

単に「この仕事はお金が沢山もらえる」ではなく「なぜその仕事は沢山お金がもらえるのか」についても知ってもらえる機会は増やしていきたい。

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