3年以内発症重大心血管有害事象に関連する腸内微生物代謝産物を同定



Scientists identified several gut microbial metabolitesopens in a new tab or window that are associated with major adverse cardiovascular events within 3 years, suggestive of potential targets for therapy. (European Heart Journal)

Nemet, Ina, Xinmin S Li, Arash Haghikia, Lin Li, Jennifer Wilcox, Kymberleigh A Romano, Jennifer A Buffa, et al. “Atlas of Gut Microbe-Derived Products from Aromatic Amino Acids and Ri Sk of Cardiovascular Morbidity and Mortality.” European Heart Journal, June 21, 2023, ehad333. https://doi.org/10.1093/eurheartj/ehad333 .

【目的】 新規治療戦略としての精密マイクロバイオーム調節は、急速に発展し、求められている目標である。本研究の目的は、全身の腸内細菌代謝物レベルと心血管疾患発症リスクとの関係を明らかにし、個別化治療介入の標的となりうる腸内細菌経路を同定することである。
【方法と結果】 芳香族アミノ酸とその代謝物を定量的に測定する安定同位体希釈質量分析法を用いて、縦断的転帰データを有する2つの独立したコホート[米国コホート(n = 4000)およびEUコホート(n = 833)]において、選択的診断的心臓評価を受ける被験者を順次調査した。また、腸内細菌叢を抑制するために吸収の悪い抗生物質のカクテルを投与する前と後のヒトとマウスの血漿でも使用された。
少なくとも一部は腸内細菌に由来する複数の芳香族アミノ酸由来代謝物は、従来の危険因子とは無関係に、偶発的(3年間)な主要有害心血管イベント(MACE)リスク(心筋梗塞、脳卒中、死亡)および全死亡と関連している。
MACE発症およびより低い生存リスクと関連する腸内細菌叢由来の主要代謝産物は以下の通りである:
(i)(フェニルアラニン由来の)フェニルアセチルグルタミンおよびフェニルアセチルグリシン、
(ii)(チロシン由来の)p-クレゾール、硫酸p-クレゾールおよびグルクロン酸p-クレゾール、
(iii)(チロシン由来の)4-OH-フェニル乳酸、4-OH-安息香酸および4-OH-ヒプリン酸;
(iv)インドール(トリプトファンから)インドールグルクロン酸およびインドキシル硫酸を生じる;
(v)インドール-3-ピルビン酸(トリプトファンから)インドール-3-乳酸およびインドール-3-アセチル-グルタミンを生じる;
(vi)5-OH-インドール-3-酢酸(トリプトファンから)。
【結論】 芳香族アミノ酸由来の主要な腸内細菌叢生成代謝産物が、心血管疾患の有害転帰と独立して関連していることが同定されたため、宿主の心血管健康に関連する腸内細菌代謝産物に関する今後の研究の焦点化に役立つであろう。
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