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酸性がいいのか?アルカリ性がいいのか?

今日は、ちょっと意味不明なタイトルで始めました。そして、添付画像もpH値を示すものと致しました。

皆さんは、小学校の時にリトマス試験紙で酸性か?アルカリ性か?はたまた中性か?を調べた記憶はございませんか?

試薬の液体をつけると、青色の試験紙が赤くなったり、逆に赤色の試験紙が青くなったりと、色の鮮やかな変化に私は驚いた記憶があります。

人間の身体も、このリトマス試験紙と同じように酸性に傾いたり、アルカリ性に傾いたりしています。人間の身体は、弱アルカリ性(pH値7.4くらい)がいいとされていますが、消化管に関しては、実は酸性が好ましいのです。

例えば、胃は胃酸が働いているため常にpH値が5以下で食物が入ってくるとpH値が1.5と急激に酸性化します。これは、有害な細菌が混入している場合に備え、強力な酸で菌を殺す必要があるからです。

胃酸の強力な酸を切り抜けた細菌や新たに発生した菌のために、小腸や大腸もpH値が5~6前後の弱酸性に保たれています。ただし、十二指腸だけは例外でpH値8の弱アルカリ性です。これはpH値8にならないと膵臓の消化酵素が働かないからと言われています。次の工程の空腸、回腸で再び酸性に戻ります。

消化管は口から大腸まで一本の管であり、身体の内部というより、内壁は身体の表面という見方になります。この小腸や大腸の内壁の表面に腸内細菌が棲息しているというわけです。

気を付けなければならないのは、食べるものによって、酸性がアルカリ性に偏っていくことです。

例えば、お肉ばかりを摂取していると腸内はアルカリ性に偏り、悪玉菌が繁殖する素地を作ってしまいます。動物性たんぱく質の摂りすぎは良くないのです。

自分の腸内が弱酸性に保たれているかどうかは、さすがに日々把握することは困難です。しかし、食べるものを管理していくことは可能です。

自分の身体は抗酸化作用のあるもので弱アルカリ性に、腸内は動物性たんぱく質やアルカリイオン水の過剰摂取を控え、弱酸性にキープする。

理想的な身体や腸内の状態を知っておくだけでも、健康維持には必要なことだろうと思います。