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純ジャパ外科医によるOET対策の処方箋 ー総論編ー

みなさんこんにちは。

今このページをご覧いただいている方は、まさにこれから海外に挑むべくOETに臨もうとしている方だと思います。

自分も半年前はその一人でした。
ただその際にOETってどんな対策していけばいいのかな、なんか漠然としていてよくわからないな、と不安を抱えてスタートしたのを覚えています。そんな時にkik(@X(twitter))さんがnoteにOET対策をまとめてくださった資料を見つけ、それを羅針盤として勉強を始めました。
大変な時期もありましたが、結果的に無事に合格でき、現在オーストラリアで形成・再建外科のクリニカルフェローとして働いています。

わたしが他のOET合格者と違うのは、純ジャパかつUSMLE(アメリカ)やAMC(オーストラリア)の勉強をしないでOETに挑んだという点です。
具体的にはフェローの内定後に、まずIELTSを5ヶ月半取り組み、その後Visaの申請期限が3ヶ月に迫る中で期限内のOET合格を義務と課してOET対策を開始しました。結果的にOETは80日間でなんとか合格できましたが、やはり基礎医療英単語を勉強していないことは多くの点に影響しました。

今回、同じように英語が得意でもない受験者や、USMLEやAMC組でない受験者にとっても役に立つ情報をと考え、OET対策時にまとめていた内容を中心にnote上で公開することとしました。

かなりvolumeが多くなったため総論と各論にわけています。
各論は各項目の解答のポイントやマトメが書いてありますので、効率よく勉強したい方や、時間のない方に特に向いていると思います。
ご興味のある方は参考にしていただければ幸いです。

さて、総論の内容については下記の通り進めていきます。

1OET対策の開始時期
2OET対策の開始方法
3OET対策業者の比較
4OET対策参考資料・動画・app
5OET対策のプランニング
6各項目の対策(概論)

早速見ていきましょう。


1OET対策の開始時期

まずOET対策の開始時期から見ていきたいと思います。
これはbaseの医学英語力にも大きく左右されます。英語が得意な方は、数日対策して試験という人もいると聞きました。
しかしこちらを今ご覧になっている人は、少なからず英語力に不安があると思いますので、それを前提で話を進めます。

まず大事だなと感じたことは、英語の基礎力のない段階でOET対策に本振りするのはリスクが高いということです。これはOETの合格をあせるばかりに早くから専門的な対策に走った結果、長期的に合格に至らなかった先生からのアドバイスでもあります。
なぜかというと、OETで最も難しい項目は多くの方が指摘の通りListening(以下L)です。Lはそもそもその単語を知らないと聞き取ることができませんし、文法を理解していないと次にどのような品詞が来るか予想をつけることができません。OETのLはlinkingバリバリの、さらにAussie Englishのtwang (鼻にかかるなまり)の強い場合もありますので、基本的な文法や単語は理解できるのが前提です。
また比較的日本人には簡単と言われるReading(以下R)も、英文法の基礎力がない場合には要注意です。なぜかというとこちらのsection Aでは特にスキミングの能力が、section B,Cでは速読と質問・解答の選択肢の解釈の能力が求められるからです。

よくIELTSとの比較がOETでされますが、個人的な感覚ではLはIELTSでいえば6.5以上、Rは7以上がOETに移行する際の一つの目標のように感じました。Speaking(以下S)やWriting(以下R)に関してはあまりIELTSと互換性がないと感じましたが、SについてはOETはformatに即して喋れば大丈夫という意見もあるものの、最低でもIELTS 6程度の流暢さは必要ではないかと感じました。
では実際のわたしがどうだったかというとまさにIELTSスコアはボーダーラインでした。OETに移行したタイミングでちょうど受けたIELTSの結果は、恥ずかしながら下図のような英語力でした。正直いって3ヶ月でOET all Bを取るのは厳しいかも、と後にお世話になるSOLO (英語試験対策会社)のルークさんに言われましたが、いずれにしろIELTSのWとSの7が無理ならば、OETの合格にかけるしかないと決断してOETに移行を決めました。

下記にIELTSとOETのスコアを表記しますので、これくらいのスコアなら三ヶ月で勝負にいけるのか、と参考にしていただければと思います。


参考までにIELTSとOTEの相関表も添付しておきます。

2OET対策の開始方法

次にOET対策の開始方法についてです。
まずOETの公式ホームページはこちらです。

アカウントを作成(無料)すると色々と詳細を見ることができ、テストの予約もこちらからできます。サイト内にはSampleテストがありますので、ダウンロードして最初に力試しとしてやってみるといいと思います。

このLのサンプルテストは実際にわたしも最初に解いてみましたが、見事20前半しかとれずとても落ち込んだのを覚えています。とはいえ最初がそれくらいでも、80日後に30以上にたどり着きましたので、どうか絶望しないでください。ただこの時点で20は取れていないと、Lのスコアアップにはかなり時間がかかると覚悟したほうがいいと思います。

ただこのサイト、テストに向けた各項目の説明は詳細にあるのですが、直感的にわかりにくくあまりお勧めはしません。むしろ下記の公式対策本の方がコンパクトにまとまっていてわかりやすく、3つのmock testが入る教材としても使用できるため、値段も54ドルと手頃ですので購入する価値はあると思います。Kindleでも購入できます。

*Official OET Practice Book 1

実際の対策はonsiteがメインになりますので、手元で見る教材としてはこれ一択でいいと思います。ペーパーで受験される方は、writing対策として実際に教材内のWの用紙を使用して練習し、自分が概ねこれくらい埋めれば目安の200-220字くらいになる、という感覚を掴むといいと思います。
 
私のように医学英語にあまり触れてきてない人はこちらも並行して読むことをお勧めします。
*Professional English in Use Medicine

sectionごとによくまとまっていて、英国独特の名称なども学ぶことができます。結構リスニングでも助かりました。
 
単語自体の語彙に不安のある方は、こちらを合わせて進めていくといいと思います。
*キクタンメディカルシリーズ<1-6>

やはり単語は実際に聞かないことにはLで単語が 出てきても気づくことができません。このシリーズは音声がありますので、通勤の行き帰りにずっと聞いていました。
 
また、ネット上には色々な対策業者のwebsiteや YouTube動画があり、実際にどう解いていくのかを解説してくれていますので視聴してみるのも良いと思います。

例えば先程のOET公式サイトが運営するYouTube動画もあります。

他にも有名なOET対策業者が無料動画を数多く公開しています。
こちらについては次の項目で紹介します。

3OET対策業者の比較


試験対策にはやはり過去問や想定問題集が必須となりますので、どこかの業者と契約して多くの問題に暴露することをお勧めします。
ここでは、自分が契約したOET対策業者について説明していきます。

*OET online (画像はHPより)

コンテンツ内容と価格帯を考えると、多くの人にとってstandardとなる会社がこちらです。
自分が契約したコースは、ultimate coarse:925ドル/12monthでした。
このコースの推しは
・300hrsのcontents見放題
・60分のprivate tutorials 8コマ
・視聴無料のlive lectureが定期的に開催
・RとLのCPT模試x10回分
・各secの充実したtips資料
・模擬試験
とにかくcontentsが充実しているので、多くの人がこちらをfirst choiceとすると思います。
 
*SOLO IELTS TOEFL (画像はHPより)

こちらは言わずとしれたルークさんが運営する日本の英語試験対策会社です。
日本の会社でOET対策するならここ、というくらい独擅場です。
ここの推しは
・各項目担当者がつくフルサポートコース
・豊富な過去問のストック
・孤独な英語学習なのにチームで戦っている感覚を得られる
・定期的な面談と進捗フォロー
・日本語でやりとりできる
自分は時期的にゆとりがなかったので、12週で60万弱のフルサポートで契約しました。フルサポート体制はチーム医療の様で心強く、値段はお高いものの本気で勝負したい人はbetしてみてください。相談に応じて科目ごとの対策もしてくれるはずです。
 
*E2 language.com (画像はHPより)

こちらも代表的なOET試験対策業者のひとつです。
ここは対策動画がyou tube上に数多くある(無料のでも十分)のが特徴です。
必要に応じた契約内容を選べますが、自分はReading Aの練習問題が欲しかったのもあり、各section 6回分のmock testができるbronze coarse :99ドルを契約しました。
ただ問題の質はOET onlineほど高くありませんでした。
 
*Swoosh (画像はHPより)

ドクターコース:150ドルを契約しました。
他の業者に比べてW対策に力をいれている印象で、30個の課題とmodel answerが手に入りました。添削してくれるW用の課題も8回分あり、実際に提出したら1日で添削が返ってきました。比較的しっかり見てくれていた印象です。他には4項目ごとの勉強方法の解説動画、8回分のRとLのmockテストとそのビデオ解説、8回分のS対策などがついてきましたが、ちょっと操作性が悪かったこともあり、あまり使用しませんでした。
 
*Benchmark (画像はHPより)

OET Pro Course by Benchmark 99ドル/4mで契約しました。
解説動画、各4項目の練習20問、W添削4回分、mock speaking test などが含まれます。問題はすべてonline上で提供されるため、RやLのsection Aをdownloadしてペーパー試験対策とすることはできませんが、CPTの人には問題ないと思います。ただLの問題の難点として、空欄と音声が順番通りに流れてこない場合が少なくないことや、明らかに老人の女性の声で妊娠の話をしているなど、問題の作りが雑で難しいです。そのため点数がやや低く出る傾向にありますが気落ちしないでください。
 
他にW 3回分のみ40ドルでといったコースもあります。
実際Wの採点が人によってどう違うか比較しようと思い、一度試しに同じものを2回違うタイミング提出し添削してもらった所、一人はB、もう一人はC+で30点くらいの差がありました。またSoloの先生にも評価してもらったWを提出した所、soloではB/B+評価だったものが、BenchmarkではAで返却されてきました。この結果から、Wは添削する人によって採点が違うことが判明したため、本番でも不合格の場合には再採点する価値があると判断しました。実際に本番でC+だった際に再提出した結果Bに採点が変更されましたので、Wは再採点の申請を必ずしましょう。
 
*OET 4U
https://ukplus-osaka.jp/oet_nihon_japan_exam_preparation/
日本のペーパーの試験会場であるUKPLUS Osakaが主催するコースです。
お高いですが、試験官が当日と同じ可能性があるので少しでも慣れたい人はよいかもしれません。自分はペーパーで受けましたので対面式のSでしたが、実際の試験官は結構なくせがありました。
Sの試験に慎重な人は検討してみてもいいかもしれません。
 
以上対策業者の比較でしたが、まとめると
・OET onlineは基本
・チームサポートが欲しい場合はSOLO IELTS TOEFL
・E2 onlineやBench markやswashは必要に応じて追加
という印象でした。
 


4OET対策参考資料・動画・app

他にも参考になるような資料がありました。

*Blog/note 関係
-kik先生のnote [OET合格戦略]
USMLE組はこれを読んでおけば間違いないです。


-daiki saito先生のnote [かゆい所に手が届くOET対策]
苦戦ぶりが伝わってきて励まされます。


-セザキングさんblog
受験レポートが載ってて疑似体験できます。


 
-ママパパどくた〜ブログ
受験レポートやOET対策、AMC対策もあります。


 
*動画コンテンツ
-オーストラリア英語に慣れるための動画
Australian health journal


-OETでよく出る薬の名前を発音してくれる動画

 
*サンプルテストの山サイト
-OET listening test

-OET listening

-OET2.0 ONLINE CLASSROOM

 
*その他
-youglish
単語を入力すると、その単語がでてくる映画などの動画のシーンが抜き出されて流れます。様々なネイティブの発音をチェックするのににおすすめです


 
-Otter
AI機能を使用して文字起こしをしてくれるアプリです。
S練習の書き起こしに重宝しました。

 
-Cisdem Video Converter
youtubeの音声動画のみdownloadできます。使えそうなYouTube動画を音声だけにしてapple musicなどに入れて移動の時に聞いていました。

 
-Text scanner 
撮影した写真から文字を読み取ってPDFにしてくれます。
自分はpaper testでしたので、Wのやり取りを先生とする時に重宝しました。

 
-My edit
録音した音声をトリミングできます。
音声データの必要なとこだけを抜き取るのに使用していました。



 5OET対策のプランニング

総論の最後は対策のプランニングについて考えてみます。

まずやはり現状を知るのが大事ですので、公式問題集か公式サイトのsample testを受けてみましょう。ここでLがどれくらいの点かで、おおよその対策の重心と必要期間が決まってくると思います。

例えば、自分の場合はLとRのsample testの結果と、soloと契約した後に受けたWとSの初回講義でのフィードバックを参考に自分の立ち位置を考えました。

結果はざっくりですが、
L:20=C
R:28=C+
W: C
S:C
という散々な結果でした。

この中で自分として一番手応えがなかったのはやはりListeningでした。
ただ加えてSpeakingとWritingも危機感を感じましたので、勉強の配分予定はL 5:R 1:W 2:S 2の割合と決め、自分でexcel chartを利用して1週間のカリキュラムを作成していました。 
このように色分けと時間配分をしてスケジュールを組みます。

結果、各項目の割合はこうなりました。

最初の段階で決めた割合(L 5:R 1:W 2:S 2)から単語や模擬試験に時間を少し割いた分、少し変わりました(L 4:R 1:W 2:S 2 他1) が概ね予定通りの配分に整いました。
自分の場合は非常に要領が悪いのと語学の才能がないのは分かっていたので、週当たり70時間を目標に設定。幸い仕事場の理解がありましたので、通常業務は後輩に6,7割預け、有給も利用しました。

そのため自分のタイムテーブルは他の方には参考にならないかもしれませんが、このようにスケジュールを視覚化・客観視するのはお勧めです。

では各項目の対策をどうしたかについて概論を記します。


6 各項目の対策


①    Listening
PartとAと心中するくらいの気持ちで取り組み、感覚的にはPart A 対策に8割方の力を注いだ印象です。
具体的には、Soloから頂いたOETの試験用教材を用いてディクテーションの問題を解き、さらにで音と単語の紐づけを行うためにオーバーラッピングを行い、音声と同じようなリズムと発音を再現できるまで練習します。そしてコーチング担当者に自分の録音音源を提出し、自分の聞き取りにくい所や弱点を確認する作業を粛々と行いました。
最初はかなり時間かかりますが、丁寧にやっていくことで徐々に時短していきますし、そのうち問題を解いているとこのパターンか!となってきますので、最初にめげないことが大事です。

それとは別に、対策業者の試験問題も数多く解いていきました。
理由は問題になれることだけでなく、出てくる英単語で馴染みのないものを洗い出す作業が必要だと感じたからです。これはUSMLE組でない人にとって避けられない作業ですが、各論で単語リストについても記載しておきますので時間のない方はご参考ください。

最終的に60近い問題のpart Aを解きましたが、part Aの最低目標である20/24に到達しないものは、日をあけて何回もやり直しました。
partAで20点が取れるようになれば、part Bは3/6、part Cは7/12でよくなりますので、だいぶ合格が現実的になってきます。
各論に解き方の詳細を記載しますのでご参照ください。
 
②    Reading
こちらもPart Aと心中といっても過言ではないです。
とにかく4つの課題にくまなく目を通す必要がありますが、そうはゆっても時間は少ないため、どこに何が書いてあったかを記憶しつつ読み進めていく作業になります。
自分はとにかく止まったら負けだと思って挑んでいました。
落とし穴は、自分に馴染みのないジャンルが来たときでもちゃんと点が取れるかどうか、ということです。そのため、Rもできれば数多くの問題を解いておくことをおすすめします。
Part B,Cに関しては、自分はIELTSでRは8が取れていることもありましたので、ここはOET独特の傾向を確認し、実際に試験用教材の問題を時々とくだけとしていました。
基本となる考え方は、多くの英語試験のRの問題と同様ですが
1topic sentenceを読み取ること
2段落の要点をうまく解釈・理解すること

だと思います。

また、無駄そうな所を省いて読み進められるかどうかも大事です。
それにより各問題に配分できる時間が増えますので、ここは英文の読解力が必要になってきます。またこちらも止まっている暇はないので、読み返したり、うーん?と悩んだりする暇があるならば、もうこれだ!と答えを決めて先に進みましょう。取れる問題が先に待っているかもしれません。

最終的に30近い問題のpart Aを解きましたが、目標の16/20は6,7割しか達しませんでした。ですがofficialやsample同様に本番の試験も、わかりやすい課題がでる傾向に感じましたので、試験対策教材で15程度であっても本番は自信を持っていけばいいと思います。
Part Aが16/20, part Bが4/6,part Cが10/16が目標点になるかと思います。
各論に解き方の詳細を記載しますのでご参照ください。
 
③    Writing
正直ここはスタート時に油断していました。
定型文をどんどん覚えていけばどうにかなるだろうと。
確かにそのような人もいるのかもしれませんが、私のように実際に紹介状やカルテを英語で書いたことがない人の場合は、少し違うかなと思います。
理由は、問題として与えられた患者情報の中の略語の解釈や表現を文章に落とし込むことに慣れていないことと、また情報量が多い場合にどこを省略し、どれをまとめて書くかということについても慣れが必要だからです。

最終的に、soloさんの教材とさらにOETonlineの個別添削講座を利用し25近いWの問題を解きましたが、ようやく20個目辺りから合格のボーダーラインに到達してきました。要領が悪いので時間がかかりましたが、みなさんならもっと早く到達できるかと思います。
各論には辞書的にも使える充実したサマリー資料を記載しますのでご参照ください。
 
④    Speaking
ここは得意・不得意が分かれると思います。
日頃から英会話などをしている人は、定型文を覚えれば問題ないと思います。自分はそれなりに留学生の相手をしていましたが、とはいえnativeの話す内容を聞いて解釈して適切な質問や反応を返す、ということにはやはり慣れが必要でした。そのため、soloさんの週一回の講義に加え、大学にきているnativeの留学生を捕まえて、週に2回の個別特訓をしてもらいました。結果的に50近い問題をこなした結果、自信を持って試験に臨めましたので自分に取っては数をこなすことは必要だったと思います。
各論には、Sで必要な表現方法を充実させたサマリー資料を記載しますのでご参考ください。


お疲れ様でした。
以上で総論が終しまいとなります。
これまで各項目の対策について述べましたが、当然ですが個人のbackgroundによって重心は変わってくると思います。

例えば海軍病院のように英語環境でカルテを書いていたり、問診をしていたりといった経験がある方ならば、W,Sに時間を割く必要はないと思います。反対に、自分のように典型的な日本の英語教育しか受けてこず、またこれまで臨床で医学英語に触れてきていない、さらに医療英単語の知識が多くない場合は、それなりに時間をかけてWとSも対策しておく必要があると思います。

また本番では不安要素はなるべく無い方がメンタル的にもいいと思います。
そのためには、最も弱点の項目に時間を費やすことは大切ですが、試験ではすべてall Bを取りに行く必要がある方が多いと思いますので、各項目のボトムアップも忘れずに対策していきましょう。

いずれにしろ、対策の最初のステップは現状把握です。
LとRはYouTubeの動画も多いので個人で勉強を進められるかと思いますが、その場合は一度早めにWとSのmock testを受けるなどして、客観的なレベルを知っておくことは有効だと思います。

またたとえ最初に受けた点数が悪くても、あまり落ち込まないでください。
しょうがないと思います。まだ対策していないのですから。
それでも落ち込むのであればこういう風に考えてみてはどうでしょうか。

簡単に突破できるものの先にある目標は、大して面白くもなんともない。
今自分が壁だ!と苦しんでいるものを乗り越えた先に、大きな達成感と充実した日々が待っていると。
そう考えると、なんかワクワクしてますよね。
ぜひ負けずに踏ん張って前に進んでいきましょう。 


最後に、これから順次アップする各論について簡単に紹介しておきます。
各項目volumeがそれなりにありますので、L+R/W/S/Voに分ける予定です。

内容は
Listening : part A/B/Cの設問対策の詳細、sample test 1-4のpart A/B/Cの注意表現集
Reading : part A/B/Cの設問対策の詳細、sample test 1-4のpart A/B/Cの注意表現集
Writing : 25以上の問題を解いてパターン化したwriting攻略法と頻出表現集・略語集
Speaking:50以上のmock testからパターン化したspeaking攻略法と頻出表現集
Vocabulary :過去問を解きつつコツコツマトメたジャンル別の単語集と薬品名集
になっています。
 
どれもOET対策をする人には役に立つと思いますので、各自のニーズに応じて購入していただければ幸いです。
なおプロではないので誤字脱字等の多少のミスは許容いただけると助かります。
こちらも少しでもみなさんのお役にたてれば幸いです。
 
では、皆さんの合格と今後の世界でのご活躍をお祈りしています。

From 世界のどこかで再建外科


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