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若者と繋がる為の知識、エンタメの羅列と分析 12月


色鮮やかな街灯が人を照らし寒さとは裏腹に気持ちを高揚させる。冬特有の期待感を胸に毎年この時期がくると声掛けの季節だなと思う。
5年前の冬頃に本格的に声掛けを始めた。東京生まれなので新宿も渋谷も若い時からそれなりには来ていたが街の隅から隅まで歩くことなんてなかったし、何時間も声を掛け彷徨う経験なんてある訳もなくいつも落ち着かなかった。薄いペラペラのチェスターコートにいつ買ったか忘れたような革靴、会社員になって履きもしなくなった黒スキニーで週末の金土日はの3日間は殆ど帰らずにいつもナンパしていた。コインロッカーに荷物を預けたらナンパ開始のゴングだけどそこからの果てしない地蔵が日常だった。帰ったら一緒にやってた仲間の即報だったり、クソツイートをみて、俺もポエムみたいなクソ文章をツイッターに書き殴っていた。だから冬は少しいたたまれない気持ちにもなる。

講習で人に教えながら間近で見てると。彼らの日常や常識がガラガラと破壊される音が聞こえる。PDCAなんて綺麗なものはなくてDDDDDDDの連打で身体に覚えさせる。瞬発力が必要な特殊なコミュニケーションはなにより実体験がものをいうので初期計画なんてものはない。声を掛けてダメなら更に声掛けて、いよいよ根詰まってきたところで改善策を高じはじめる。頭でっかちにとっては[何も思い通りにいかない]という理解がまずは必要。なにせ俺もそうだったから。色々な生の情報だったり自分の感情がぐちゃぐちゃにカオスになって昇華された時にやっと少しだけ見ていた景色が変わる。だから近道を示すことが正解だとは思わない。明らかに成功しない方向ならまだしも、自分で試して初めて納得できることも無数にある。どんなにクソみたいな気持ちになっても歩みを止めずに次の景色が見えるまで頑張ってほしいと願ってる。

そんな訳で本題。12月に入ってストナン市場は熱くなってきた。そもそもコロナで陰鬱としていた雰囲気が吹き飛び始め街に人・人・人。去年のこの時期なんて悲惨なもので21時にはターミナル駅ですら人影がスッカスカだったので人が歩いてるだけで感謝感謝ですらある。コロナ禍でよかったのは人が少ない分、歩いてる子はみんな即系!みたいな所があったのでそんなに強くサージングなど考えなくてもよかったが、こう人が多くなってくると色々考えることがでてくる。無尽蔵の体力と気力があればいいけど全員に声を掛けるのは流石にナンセンス(初心者は除く)なので人によって明暗が分かれてきた所がある。例えば即日ナンパにコミットしようにもコロナ禍ではオープンなスペースが開いてないぶん個室への誘導が簡単だったが、店が開き始めてくると直個室の難易度は上がってくるし、今はまだ間に合ってるが個室の空き状況も変わり「入れませんでした」なんてことは日常茶飯事だったのがコロナ前のナンパだ。とは言え今後オミクロン株だの○○株だの色々流行るかもしれないし、結局の所はどうなるか分からないけど1つの戦略に固執してると取りこぼしやすくなる。手札を増やして戦略が増えるほど幅がでるし機転が利いてトークにも広がりがでるってものだ。直個室で連敗したり、即系にリーチできないとナンパが成立しなくなってくるのは明らかな実力不足。何かがなくなった時に初めてナンパの難しさを体感することになると思う



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