この写真のクサビを私は、いつも「ヤ」とよんいます。

伐倒の際に追い口にこのヤを刺して、ハンマーや斤で打ち込んで木を倒す道具です。

重要な道具なんですが、いまいち雑に扱われがちな道具で、ほぼ消耗品です。

チェンソーで追い口を切りながら、ヤを打ち込んだりして先端が削れてしまったり。

ヤへの叩き方が悪くて折れたり。

山での移動の際に落としてしまったりと、ちょくちょく買い足さなければならなくなります。

私もよく落として紛失してしまいます。それも買ってすぐの新品ばかりを。

個人的には、ヤは嵩張るのであまり持ち歩きたくはないのですが、少ないと山中で一人、あと1枚足りない！もう1枚あれば倒せるのに！！と叫ぶ事も。

そんな時は、手頃な広葉樹(カツ葉樹)を見つけ、チェンソーで削ってヤを作り使用します。
正にカツヨウです。

カツ葉樹とはよく言ったもんで、現場作業で他にも色々とカツヨウしています。
機会があれば、また紹介したいと思います。