はじめての老眼と老眼鏡のはなし

そういえば、「老眼」と言われたときもショックだった。
もともと、メガネ派なんだけど40歳過ぎて新調する、忘れもしない 999.9 で検査した時だ。

「老眼が入ってます」と言われて、空白の瞬間が訪れた。なんていったらいいかわからなかった。いやでもまぁ「見る」ということにいま困難を感じているわけではないし、、といったようなことを言った気がする。

店員さんからしたら、そういう場面に何度も立ち会っているんだろう
「たいていの方はそのままで、様子を見てと言われます。
が、そうやって遠近両用レンズを使わないことで、かえってしぐさが年寄りっぽくなるんです」
とおっしゃった。ここは素直に従うことにして「遠近両用レンズ」でお願いした。しかし、当時はまだけっこう高くてねぇ、「レンズを4枚買うつもりで」と説明されました。

私が子供の頃のおじいちゃん・おばあちゃんの遠近両用メガネは、レンズの下の方に四角く別のレンズのブロックが見えてあからさまでしたが、ここ10年くらいは境目なしで、しかも高さなくても機能する高性能なものにどんどん変わっているので、フレームも気にしないで自由に選べるようになった(その少し前は、ある程度の高さがないと作れなかった)そして、今は価格も通常レンズとそれほど大差ないのでありがたい。

たしかに、電車の中でメガネを外してスマホをぐいーーーっと手元から離して見ている女性などお見かけしましたわね。
しかし、老眼ってことばなんとかならんのかな〜と、当時けっこう調べたんだけど、英語でもたしかまんま「老眼」なんですよね。 Presbyopia
老眼宣告されたのが、999.9できっとよかったんだと思う。以来、遠近両用レンズにお世話になっています。老眼初期の頃からはじめたほうが、レンズへの慣れも早いとのこと。老眼そのものは30歳くらいから始まっているという話をきいたこともあります。
そういえばその後、仕事柄PCに向かっているのでそんな遠くはみないので最近は「中近両用」のレンズに変えてもらっています。
野口整体的に言えば、「人は死ぬ4日前までは、生きる方向へ向かっている。そこで身体に起きることは生きるためである」(うろおぼえ)なので、老眼もライフステージの最適化ののはずなんだけどね、も少しポジティブな受け止めかたができるとよいな。
■老眼についての説明:参天製薬
http://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/library/hyperopia/

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老眼鏡の話をしたら「おすすめのメガネ屋さんを教えて」という問いをいただいた。
そうだよ、メガネ屋さんだよ!!
と思った。

メガネは「モノ」であると同時に「身体の一部」となる。いまは安くておしゃれなメガネ屋さんにもあふれている。少し前までは、メガネはすごく高くて、、最低でも4万円くらいたいてい相場は8万円くらい、新調するのも思い切りが必要だった。

メガネって高いなぁって思うことはよくあったんだけど、結果やっぱり安くないメガネでほぼ落ち着いている。ちなみに、メガネは安いほうがいいか高いほうかだけでいえば、高いほうがいいんだと思う。が、高ければいいのか?というと、そうでもなかった。

個人的には、メガネ屋さんでここといえば王道の999.9 (スリーナインズ)だ。
お店の方の対応がほどよくしかしたいへん丁寧。メガネを買うならこういう店がいい。
999.9 は、フレームはオリジナルで一見「スタンダード」に見える形や色が多い。

この "一見スタンダードに見える” っていうところがなかなかのツボで、で "それもやっぱり999.9” というらしさがあってそこんところがたまらない。
仕事柄あまり冒険できないなという方には絶賛おすすめ。

■999.9
http://www.fournines.co.jp/
ただ、オリジナルであるということと一見スタンダードなので、幅はかなり限られている。
一方、メガネフリークの中で一定の支持を得ているのが、リュネット・ジュラ。
ヨーロッパのアトリエで作られているフレームを中心に扱っていて、とにかくユニーク!

【ちゃんとした個性的なフレーム】と出会いたいならここは定評がある。
現在の私のフレームはここで、ドイツのfrostというメーカーのもの。
ただし店員さんの対応が店や人によってかなりバラつきがあるのは否めず、個人的には外苑前のお店がラインナップと対応面でおすすめできるかなというかんじ。

■リュネット・ジュラ(グラン店:外苑前)
http://www.jurajura.jp/shop/shop-grand.html
まずは、ちょっとそんなお店におとずれてみて手に取ったり、相談してみてください。(買わなくていいです)。「メガネは体の一部です」というCMあったっけな、これ、ほんとうに後になってそのとおりだと思った。
ほんとうに「身体の一部である」とおもってるショップの方から買うのが一番いい。
たくさんメガネを見て、お店を見て(安い店も行ってみるといいよ)自分で自分が「これいい」って出会いがあるのがメガネと出会う旅です。Have a nice trip!
Yさんに捧げます。
#メガネ#老眼鏡
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さらに後日談。意外と999.9のメガネの調整が難しい。とある方に話してみたら999.9は調整しなくてもかけられるメガネが売りなのだそうで、逆にちゃんと調整するのは難しいらしい。なーんとなくわかる。テンプルのカーブが独特すぎて逆に定まらない感じはある。

何度か調整してもうまくいってないメガネがけっこうある。

最近、鯖江のメガネにさらに注目していてY-CONNCEPTのフレームをゲットした。歩というブランドのフレームはセルフレームで美しかった。
■Y-CONNCEPT
http://www.y-concept.jp/products/yc-series/

■歩
http://www.ayumi-brand.co.jp/product/index.html




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