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心身リハビリ雑記/弘兼さんから学ぶ、手ぶら思考

ヘッダーは真冬の散歩コース。正に手ぶら歩行...

【弘兼憲史さんとの出会い】
正確には、島耕作との出会いである。
20代後半、断髪屋の待合室で、何気に手にした漫画単行本。

数冊読み終えた時、断髪の順番となった。
直帰出来ず、近隣の本屋で続編を購入。
既に、部長シリーズも全編揃って居たが、全てを買う余裕はなった。

帰宅してヤフオク検索。
現在の様にフリマサイトは無い時代。
中古で全てを揃え、以降新作はAmazonから購入する日々となった。

社会人としての生き方、父として、夫としての生き方。
生きる上での葛藤や、矛盾の描写に魅せられた。

後日映画化されたが、観なかった。

主役がこの人じゃ、失礼ながら受け入れ難い

並行してこのシリーズも読み漁った。

島耕作シリーズが、後半企業哲学に突入したため、むしろ、こちらの方が共感出来た。

今はKindleで、全て読めるのであろう(多分)。
無職透明な私には金銭的に無理な事であり、例え可能な状況となったら、引きこもり必須。

【本題】
弘兼憲史さんは、私より15才上。団塊世代の筆頭の方。
企業戦士として荒波を乗り越えた方。
そんな方の執筆エッセイ。

二冊読んでみた(斜め読み)

確かに、一理も二理もあり、表面的には理解出来たが、下記の現実に居る私には、幻想に過ぎず...

福祉業界の貧薄給職を転々とし、40年程稼働しながら、信じ難い僅かな退職金に傷病手当金が生活源。

55歳定年で、即多額な退職金と企業年金で生計を為してきた茶の間の主からは「だらしない」と批判されたが、時代が違うと反論する気力も失せた。

数年後に支給される老齢年金は、公的扶助の基準に満たない試算。
アルバイトすらキツい今の体力が続くならば、不足分を生活扶助に頼る事となろう。

親に頼る気は毛頭なく、今年中には安アパートに移り、退職金の残と失業手当で細々と生活しようと考えて居る。

年齢が達したら、介護施設を利用しよう。
扶助や施設への抵抗が皆無なのは、過去の職業病。

島耕作の様に順風満帆な老後より、人間交差点の主人公に共感したのは、自身の現実と酷似する故か。

手ぶらの先には見えぬ重い負荷を感ずる。

少しポジティブ思考に成れるかと読んだが、逆効果だったか?

まぁいい。
ソロ活である。
どんな現実に直面しようと、身軽に、好きに生きてみようか...

手荷物の負荷を軽く出来れば。
手ぶらでなくとも良いじやないか。

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