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【介護保険】第57回理学療法士国家試験:午後91ー95【特定疾病】

第57回理学療法士国家試験を5問ずつ解説。

私がどういう手順で問題を解いているかを解説しています。実戦で役立てると思います。


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それでは参りましょう!


午後91【気胸】

・若い痩せ型の男性に多かった記憶があります。再発は稀ではないと思う
→2、3、5は違う。1が正解か。
・身長はわからない

1を選択して正解でした。


午後92【糖尿病性腎症】

・血尿は聞いたことない。低血糖発作ではなく、病状の進行で腎障害が出てくる。
→1、3、4は違う
・日本では透析の原因の1位
・糸球体の硬化は?

2と5を選択して正解でした。


午後93【多発性骨髄炎】

・白血球は増えると思うが、赤血球は増えない。総蛋白量の減少もないと思う
→3、4はない
・肝障害や低Ca血症はわからない
・骨転移するイメージ

2を選択して正解でした。


午後94【ホルモン】

1.成長ホルモンの分泌亢進
2.副腎皮質ホルモンの分泌亢進
3.高Ca血症で出る。副甲状腺機能亢進で出ると思う
4.抗利尿ホルモン低下
5.甲状腺機能亢進で頻脈になる

全部間違い?と思いましたが、そんなわけないので、4を選びました。
もちろん間違いで、3が正解でした。


〈反省会〉

よく出て且つ紛らわしい物を紹介していきます。

・副腎質:①電解質コルチコイド(アルドステロン)
→Na再吸収、K排泄を促進する。
過剰に分泌されると原発性アルドステロン症(低カリウム血症、高血圧)
②糖質コルチコイド(コルチゾールやステロイド)を分泌。


→糖新生、蛋白異化、脂肪の増加、抗炎症、白血球減少などの作用
があります。過剰に分泌、投与されるとクッシング症候群(糖尿、筋萎縮、満月様顔貌など)

・副腎質:アドレナリンやノルアドレナリンなどカテコールアミンを分泌。
亢進すると交感神経活動が過剰になり、高血圧や瞳孔散大をきたす。

・甲状腺:主に代謝亢進、発育作用。過剰になれば(バセドウ病)頻脈など、低下すると心機能や精神機能低下をきたす。

甲状腺(上皮小体):主に骨吸収(骨→血中へ)の促進。過剰になれば骨折をしやすくなる。低下すると血中のCa濃度が低下し痙攣(テタニー)を起こす。

私は高カルシウム血症でテタニーが起きると思っていましたが、真逆でした。


午後95【介護保険、特定疾病】

・拡張型心筋症はなかった。
・COPDはあったと思うが、間質性肺炎はなかったと記憶。
・変形性関節症でも肘はなかったと思う。
→1、2、4はない
・脊髄小脳変性症、閉塞性動脈硬化症はあったと思う

3と5を選択して正解でした。


前回記事


※第57回理学療法士国家試験、第57回作業療法士国家試験の問題および正答について(厚生労働省)を加工して作成

https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html


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