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第57回理学療法士国家試験午前11ー義足ー

第57回理学療法士国家試験を1問ずつ解説。

私がどういう手順で問題を解いているかを解説しています。実戦で役立てると思います。


音声を聴きながらがおすすめです。

〈Spotify〉


それでは参りましょう!


勝因

膝折れが起こらなそうな選択肢を削りました。

1.膝屈曲モーメントが大きくなり膝折れしやすい
2.前額面なので無関係
3.膝屈曲モーメントを大きくするとかは考えにくい
4.膝屈曲モーメント制動に必要
5.どちらかといえば膝伸展モーメントがかかる

結果3つ削ることができ、残りの2つは膝折れが起こりそうだとイメージできた上で回答し、理想的に進めることができました。


予想される間違いパターン

前回の靴型装具の問題と同様に「この選択肢の状況で膝折れが起こりそうか?」をバイオメカニクス的にイメージできるかどうかが重要になります。

幸い私はイメージできましたが、これがイメージできないと選択ができないと思います。


膝折れは①膝関節屈曲モーメントが過大になる②膝関節屈曲モーメントを制動できない
大雑把にこの2つが原因です。

細かくすると様々な要因で①あるいは②の状況ができるので割愛しますが、状況を分析して膝折れが起こりそうかをイメージする必要があります。


この考え方はフットスラップなど、他の跛行でも同じように使えると思います。


前回記事


※第57回理学療法士国家試験、第57回作業療法士国家試験の問題および正答について(厚生労働省)を加工して作成

https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html



最後までご覧いただきありがとうございます。未来の理学療法士、理学療法士の未来のため発信を続けて参ります。今後もよろしくお願いします!