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【関節可動域制限】第57回理学療法士国家試験:午前71−75【歩行速度】

第57回理学療法士国家試験を5問ずつ解説。

私がどういう手順で問題を解いているかを解説しています。実戦で役立てると思います。


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それでは参りましょう!


午前71【筋の作用】

・1と3は前額面からみた手関節の中心より橈側を走行してない→1と3は違う。
・2と4は手内在筋なので、そもそも手関節に作用しない→2と4も違う。
・5だけが残り、橈側を走行している

5を選択して正解でした。完全勝利と言いたいところでしたが、3も正解とのことでした。


午前72【関節可動域制限】

・1、2、5は膝関節伸展で緊張するので、屈曲の制限にはならない。
・転がり運動は屈曲の初期だったはず→4も違う。
・3が残るが、これは自信あり。

3を選択して正解でした。今度こそ完全勝利です。


午前73【収縮様式】

・1は肩屈曲=求心性、3は肘伸展=求心性、4は膝伸展=求心性→1、3、4は違う。
・2は肘伸展しながら上腕二頭筋を使う=遠心性、5も足関節背屈しながらヒラメ筋を使う=遠心性。

2と5を選択して正解でした。これも完全勝利です。


午前74【歩行速度計算】

計算していきます。
・1分あたりの歩行率が出てるので、歩幅を掛けて分速を出します→45×80=3600cm=36m /分となります。
・次に秒速に直します→36÷60=0.6となります。

3の0.6m/分を選択して正解でした。
もっとスマートな計算式がありそうな気がするので、完全勝利宣言はしないでおきます。


午前75【病理学】

・萎縮や肥大は細胞自体は変化しないので、癌にならなそう→1、2は違う
・異形成は最早癌になっているのでは?→4も消す
・アポトーシスは細胞死が起きるだけなので、癌にはならない?→5も消す

3を選択しましたが不正解で、4の異形成が正解でした。


〈反省会〉

軽度の異形成は可逆的変化だが、高度の異形成の中には悪性腫瘍へ進展する場合がある。


第58回理学療法士国家試験を解いてみました。


前回記事


※第57回理学療法士国家試験、第57回作業療法士国家試験の問題および正答について(厚生労働省)を加工して作成

https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html


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