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入学式の祝辞

難易度設定の難易度が高い


PTA会長としてのデビュー戦となる入学式の祝辞。小学1年生にも分かるような内容にするのって、なかなか難しい。

校長先生が小1のレベルに合わせた、とてもフレンドリーなお話を始めたので、これは堅すぎたんじゃないかと内心焦りました💦

とは言え式の最中に方針転換することなどできるはずもなく、用意した原稿をそのままに。
テーマは「勇気」としました。


こんにちは!
新入生のみなさん、入学おめでとうございます。
○○小学校に通っている子どもたちのお母さんやお父さんを代表して、お祝いのお話をします。

みんなの中には、今までとは違うお友だちや教室にドキドキしている人もいると思います。
誰でも簡単に、上手に仲間になれる方法がひとつあります。
「明るく、元気に、自分からあいさつをすること」です。

あいさつをされて嫌な思いをする人はいません。
元気にあいさつをすることで、言われた人も元気になります。
そうするとすぐにお友だちも増えて、毎日学校に来るのが楽しくなります。

必要なのは最初の一歩を踏み出す勇気だけです。
恥ずかしがらず「明るく、元気に、自分からあいさつすること」に、ぜひチャレンジしてみてください。

それでも、慣れない学校生活に困ってしまうこともあるかもしれません。
そんなとき、○○小学校には頼りになる先生やお兄さん・お姉さんがたくさんいます。
どうしよう、と悩んだときには、勇気を出して先生や上級生のみんなを頼ってみましょう。きっと心強い味方になってくれるはずです。

あいさつの話、困った時の話、どちらでも「勇気」という言葉を使いました。

今日から1年生になるみんなは、自分で自分を元気づけて行動する「勇気」を、どうか大切にしてください。勇気こそが、目の前の壁を乗り越え、道を切り開く力になります。
そして、これも大事なことですが、誰か他の人の勇気を笑わないで応援してあげられる、カッコイイ人になってもらいたいと願っています。

ここからはおうちの人にお話をするので、少し待っていてくださいね。

新1年生の保護者の皆さま、お子様のご入学 誠におめでとうございます。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、○○小学校のPTAは、完全ボランティア制を敷いております。在学中、何の活動もしない方も実際にいらっしゃいます。今から6年前に、それでも構わない、という形で改革を実施しました。

構わないのですが、子どもたちの成長や楽しむ様子に近くで触れられたり、自分のやったことが子どもたちに喜んでもらえたりという、PTA活動ならではの素晴らしさもあります。

小学生の保護者でいられるのは、子どもが小学校に通っている間だけです。
ぜひこの またとない機会に、できる範囲でできることだけでも、PTA活動にご協力、ご参加いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

1年生のみんな、最後まで大人しくお話を聞いてくれて本当にありがとうございます。
みんなが○○小学校で楽しく、素敵な6年間を過ごせることを、心より祈っています。勇気があれば、きっと大丈夫です。
以上をもちまして、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。

〈日付と名前〉


自分自身の小学校時代を振り返ってもPTA会長の祝辞なんて覚えていないし、そもそも聞いてすらいなかった気がするけど😂誰かの心に少しでも触れることができたらいいな…などと考える虫の良い大人です。

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