月曜日記 Part4

一月二十六日

Sがやはり私に話しかけて来ないことに腹を立てていたが、同じことで何日もイライラするのはバカバカしいと思った。とりあえずお昼にKとMとでちょっと良い感じのランチを食べに行った。


一月二十七日

水曜日はどうしても気疲れする。疲れが溜まっている中で、「もうひとがんばり」した先がまだ平日だ。金曜だったなら、翌日は休みだし、もうちょっと頑張れるのに。この日はとにかく、疲れていた。精神的に。この週の木曜も、ハードになるということは既にわかっていたので、私の疲労は限界に感じられた。


一月二十八日

ハードだった。疲れた。それだけ。


一月二十九日

金曜日ということで、ものすごく疲れていたけれども仕事上がりにひとりで飲みに行く、ということを楽しみに頑張った。自分でもよく頑張ったと思う。ご褒美に、ちょっと良いビールを飲んだ。味の濃いものとビールってどうしてあんなに相性が良いのだろう。


一月三十日

土曜日。起きたらお昼だった。溜め込んでいた家事や食材の買い出しを済ませ、ぼーっとテレビを見ていたら終わった。少し本も読んだけど、十ページ程度で手は止まった。


一月三十一日

日曜。「今日もぼーっと過ごすんだろうか」と考えていたが、この日記を読み返して思い出した。先週の日記で「なにがなんでも出かける!」と土日への意気込みを書き残していた。

大急ぎで支度をして、外に出た。折角なので、以前から気になってスマートフォンのブックマークに残していたカフェのホームページを漁り、一番近いところに行こうと決意した……が、満員だったので引き返した。そうだ、散歩だ。私は散歩のために外に出たんだ、と自分に言い聞かせた。


二月一日

今日から二月……昨日の散歩で少しは気が晴れたのか、割とすっきりした気持ちで仕事が出来たが、この日記を書く今、改めて思う。「今年、もう一ヶ月過ぎたんだ」

カレンダーを見ると閏年だと気づいた。なんとなく、気分がよくなった。


おわり



今週はこんな感じ。日記帳を閉じて、私は少し嘆息した。やはり、仕事のことがメインになってしまう。これはどうにかしたいと思った。というより、土日を無駄に過ごしすぎているのでは、と思い至った。今から土日の予定を立てておけば解決出来るのかも? と考え、メモ帳に「土曜に映画! 日曜はちょっと遠くのカフェで本を読む!」と書きなぐった。



補足

(すみません、Part3の月曜日の分の日記……登場人物の名前間違ってますね。Rではなく、Sでした……。アルファベットの名前って、わけわからなくなるなぁ)

そんなわけで、今までの整理

R:この日記書いてる人

K:親友っぽい人

M:そこそこ仲いい同僚

S:前回やらかしてた後輩

部長:おじさん


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