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バルセロナのサッカー環境はとにかくスゴかった

2024/2/28〜2024/3/4
私は約1週間バルセロナに滞在し、複数の町クラブを見て回りました。そこで実際に見たもの、指導者や保護者、選手に直接聞いたことをここに記したいと思います。


カンポがすごい

カンポとはバルセロナのサッカー場を指します。カンポはとにかくすごかったです。全てのクラブが専用の施設を持っているんです。プロチームの練習場くらいの規模の施設です。施設の入り口にはクラブのエンブレムが掲げられています。施設の中はというと、人工芝のグランド、観客席、更衣室・シャワー室、そしてバルが併設しています。必ずです。どのクラブも持っています。治療室を設けているクラブもありました。バルでは保護者がお酒を飲み交わしたり、試合後の子供たちがパンを食べたりする光景が見られました。

手前にスタンド、奥に更衣室、左手にバル
左手にスタンド、右手に更衣室
エスパニョールの施設はレベル違う。サッカー場4つくらいあった気がする。
入り口にはクラブのエンブレム
サッカー場にバルが併設
左奥にスタンド、その裏に更衣室がある。スタンドにバルがある。

他組織と提携

クラブを支える組織の存在がありました。病院やジム、さらにはメンタルトレーナーと提携しているクラブもありました。単に病院と契約しているチームもあれば、週に1回理学療法士が現場に来るというクラブもありました。

カテゴリー分け

スペインでは小学1年生から高校1年生まで2学年ごとにカテゴリー分けされています。高校2年生から大学生年代はフベニールという育成年代最上位のカテゴリーになります。このようなカテゴリーの中で飛び級が起きたりします。リーグは豊富にあり、様々なレベルで試合が行われています。移籍は自由なため、自分に合ったレベルを選択することができます。自分に合ったクラブレベルやリーグレベルを自由に選択でき、高水準の環境でサッカーできることは素晴らしいを思いました。これなら長く楽しくサッカーを続けられると思いました。

練習時間と頻度

練習時間はどのクラブも1時間半前後でした。頻度は週3回の練習と、土日のどちらかが試合というルーティンでした。6人の選手に「練習以外でボール蹴ることあるの?」と聞いてみたところ、みんなほぼ毎日ボールを蹴っているとのことでした。学校や家、公園で蹴っていると教えてくれました。バルセロナでは、12歳以下の子は子供だけでの外出を禁止されているので、公園で蹴る場合は大人が付き添う必要があります。保護者にも話を聞いてみたところ、「子どもは家でボールを蹴ったり、サッカーゲームをしたりしているわ」と言っていました。

サッカー以外の環境

サッカー以外の環境についていうと、娯楽の少なさに驚かされました。カラオケもボウリングもゲームセンターも見かけませんでした。現地の人にも聞きましたが、知らないと言っていました。カジノならありました。現地の人に何をして遊んでいるのかと聞いてみたところ、子供はスポーツ(だいたいサッカーかフットサル)、大人はバルでひたすら話すとのことでした。たしかにバルセロナの人はお喋りの人が多かったです。サッカー以外の娯楽は少なく、サッカー文化が根付くとはこういうことかと衝撃を受けました。


最後にもう1回言わせてください。

カンポがまじですごかった

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最後までお読みいただきありがとうございました!

自己紹介

●氏名:島澤一杜(しまざわいっと)
●学歴:市立浦和高校→東京都立大学 卒業
●職業:理学療法士
●出身:福岡生まれ埼玉育ち
●好きなサッカーチーム:浦和レッズ、アビスパ、マンチェスターシティ
●最近ハマってること:太鼓の達人
●サッカー経歴
・沼影SSS→FC FESTA→内谷中サッカー部→市立浦和高校サッカー部→ランゲ浦池(埼玉県3部)
・クーバーコーチングサッカースクール浦和校卒
・浦和レッズjr.アカデミー選抜
・メトロポリタンリーグ(関東リーグ)出場
・高校サッカー選手権埼玉県ベスト8メンバー
・社会人サッカーチームランゲ浦池キャプテン
●Twitter: @it_rangeuraike


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