こんにちは。

トレミーと申します。

こんなタイトルでカッコつけてますが
今回はフラスタを初めて投げた時のお話です。

とはいっても個人で投げたというわけではなく、
皆さんから出資を募って出す、いわゆる企画物。
その主催者側で色々やりました、って話です。

もしこれを読まれてる方で

「フラスタの企画、興味あるんだよなぁ！」

って方。
足を運んでいただいて大変申し訳ないですが、
参考になるかはかなり怪しいところです。
あくまでも主催側の感想文、ってところで
割り切っていただけると助かります。

ではでは、早速本題へ。

１．ノリ。そして、勢い。

まず最初に白状しておきます。

私、当初はフラスタなんて出すつもりは
これっぽっちも考えておりませんでした。
今回も誰かの企画にホイっとお金入れて。
それで満足した、はずだったのです。

じゃあ私の身に一体何が起こってしまったのか。

時は昨年2023年11月の末。
木枯らし吹く寒空の下、私のTLを通過したのは
ある一件の企画投稿でした。

そう、皆さんご存じ。たなさんのフラスタ企画。

らぷりのツアーライブの時や、
たむの初ワンマンでのお花企画をされていたりと、
界隈のフラスタといえばこの人！ってお方です。

そんなお花企画大手の方のたむ2ndでのフラスタ。
ありがてぇ、ありがてぇ、と。
そそくさと参加してお礼の返信を
打ち込んで。そうして間も無く。

「おまんは、やらんのか？」
(意訳・脚色を強く含みます。)

こんな趣旨のリプが。
なるほど、なるほど…

この俺に。フラスタ企画をやれと。
人間のフリして生活してるこのオタクに。

おうとも！上等だ！やってやんよ！！！

で間も無く、というか翌日立ち上げたのがこちら。

当時の私は頭がおかしかったんだと思います。
今もおかしいんだけど
今こうやって記事を書いてる自分から見ても
まるで正気とは思えない所業。

逆に言えばこれだけの行き当たりばったりでも
実はフラスタって出せるんですよね。
私の真似はオススメはしません。

しかしながら興味があったのは事実ですよ。
やりたくないことを嫌々でやるほど腐ってません。
そしてやるからには相応に前準備が必要でして。

この準備が、まあ大変。
ノリと勢いで立てた自分を後の自分が何度も何度も
後悔することになります。

2．準備(ライブ前日まで)

まずフラスタを出すにあたってやることは何か。
ざっと書き出して見ました。
今回は実際に私が手を出したものだけ。

１．フラスタの発注(必須)

企画の核。何においても優先するものです。
ネットショップ展開のお店も多い昨今、
調べてみると結構な数のお店が出てきます。
そういったお店は大体、フラスタの実績を
ホームページに挙げていたりしますので
推しや好みに合ったフラスタがあれば
そこで相談→発注といった流れになります。
もちろん細かく打ち合わせるなら
実店舗で相談するのもいいですね。

お花屋さんに相談・発注する上で必要なことは3つ。

１．予算
大まかでも必ず決めておいてください。
ちなみにフラスタの金額最低ラインは25k程度
とされてますが、それもお花屋さんに
よってかなり差異が出ます。
予算が決まっていればお花屋さんも規模感や
お花のイメージがどの程度叶えられるかなどの
指標を示しやすくなりますのでマストです。

2．納期(公演日)
お花屋さんにも当然予定があります。
自分の出したい公演の日程で問題ないかどうか、
相談時から確認しておきましょう。

3．デザイン等
あらかじめまとめておきましょう。
とは言っても難しいことはありません。
色とか雰囲気をそれなりに伝えればOKです。
お花屋さんはプロなのでその辺は何とかなります。
もしデザインにこだわりを持たせたい方は
手書きでフラスタのイメージを書いてみると
齟齬なく相手に伝えられますのでオススメです。

最低限これらさえあれば、まあなんとかなります。
相談してみたらだいぶ自分の中での整理も
ついてくると思いますので。
そうなると他に必要なものも見えてきます。

私はこの情報収集の段階を企画立ち上げ時と
同時にやったので、わりとてんやわんやとしまして。
まあ、幸いにも時間はあったので結局都内の
フラスタやってそうなお店を調べては
良さげなところに電話かけたり来店したりと
いったことを繰り返してイメージを固めていました。

ちなみにフラスタをただ注文するだけなら
１週間前とかでも十分前にあいます。
個人で出したい方など、ご参考までに。

２．名簿作成

※ここから先は無くてもフラスタは立ちます。

フラスタを企画で立てた場合では
ほぼ必須と言っていいのがこの名簿になります。

こちらは出資していただいたファンの方への
感謝を示すために作成するものです。
実際に企画のフラスタを見たという方なら
まあまあイメージしやすいんじゃないでしょうか。

フラスタ企画ってそもそもクラファンの体を
取っているものなので、これそのものを
返礼品のように扱うことも多いですね。

ちなみに作成した名簿は大体の場合、
パネル印刷等で出力してお花屋さんに送ります。
事前に確認・連絡するのをお忘れなく。
パネル印刷については後述します。

私は思い付きで手書きにして地獄を見ました。
次回はちゃんと印刷屋にぶん投げようと思います。

３．バルーン発注

フラスタではしばしばみられる装飾品です。
お花屋さんで用意いただける場合もありますが
前回、私は自身で発注したので書いときます。

使ったのはこちらのストア。

こちらで注文後、これもお花屋さんに送りました。
バルーン発注の注意点としては
初期不良品が多い（破れやすい）商品なので、
万全を期すために2～3個多く注文しておくのが
オススメというかセオリーみたいですね。

４．イラスト発注

もしやるなら、お花の次くらいに大事な要素。

イラスト発注についてですが、
私はまずTwitterで片っ端から検索で探しました。

「仕事募集中」「依頼受付中」etc…

で、予算の目安がつきそうなところで目星つけて
後は自分の好みでドンと。

予算はどなたでも大体1万円くらいは見ておいて、
俗に大手と呼ばれるような万アカの絵師さんでは
5万円くらいまでは見ておくと良いでしょう。

そうしてお願いしたい絵師さんが見つかったら
まずは見積の依頼を取りましょう。

依頼時に必要な情報は以下の通り。

１．自己紹介（Twitterの名前とリンクで可。）
２．使用用途（今回はフラスタで使う旨の説明。）
３．イラストの簡単なイメージ
ここではポーズやモチーフなど実際に描いて頂く
過程で直接労力に関わる部分を記載しておきます。
納品形式（jpgなど）や納期もここで。

また、文章を作成するうえで忘れてはいけないのが
「イラストレーター様への敬意」です。

くれぐれも失礼のないようにご製作ください。

ちなみにやりとりのツールはメールないしDMです。
それは各々の先生の連絡先をご自身でご参照ください。

その後は何度かやりとりを交わすフェーズになります。
ラフなどの段階を見せていただく中で
要望を追加したり胸を削るようお願いしたり。

そうして完成したイラスト！

でもそれだけで終わらないのがこのタスク。
そう、パネル印刷です。

今回パネル印刷で使用したのがこちら。

フラスタの場合は「等身大パネル」から発注します。
ちなみに私のフラスタのパネルサイズでA3サイズです。

そうやってパネルで出力したものは
やはりそのままお花屋さんへ発送してもらいます。

大体こんなところでしょうか。
ライブまでにやることってか私がやったことですが。

まあ、大変でしたよ。
何回も言いますけど、こういった覚悟が殆どなく
そのままスタートしたもんですから。

イラストの先生にお願いするのも初めてで
中々緊張しましたが、それよりも何よりも
まあ、タスク管理がとにかく大変。

例えばイラストの話からしましょうか。
先に申した通り、パネル印刷が必要なタスクです。
印刷から到着までには大体2～3日と見込むと
余裕を見込んでその数日前にイラストの納品を
設定しておきたいところですね。

そしてお花屋さんに届けるのも大体公演日の
一週間前くらいが目安にしたいところです。
早すぎても迷惑ですし遅いのは論外ですからね。
となると、この時点で大体

イラスト：公演14日前
印刷：公演10日前

が決まってきます。
そしてこの一週間前の納期に合わせて
他のバルーンや名簿印刷のタスクも
一気に走らせなければなりません。
なのでライブの2週間くらい前は特に地獄です。
間違っても打ち上げ企画を並行させてはいけない

そして準備よりもしんどかったこと。

それは予算です。そう、予算！

初企画ということもありまして、
全く先行き不明のお金の集まり具合を片目に
あれやこれやと進めるのは精神的にも
想像以上にしんどいものがあるんです。

まずタスク以前に企画の初日なんて

「そもそもお金集まるんか…？？」

ってめちゃくちゃナーバスでしたし。
結果はおかげさまで杞憂で済んだのは幸いです。

というわけで企画者側から一言。

参加投げるの決まってんなら、
さっさと投げてくれた方が助かります。
主に企画者の胃腸が。

そんなわけで当日を迎えます。

３．当日。緊張の瞬間。

Q．当日なんてお花待つだけでしょ？

A．万が一日ミスってお花届いてなかったとか
イメージ通りじゃなかったらとか、
送った備品に不備があったりとかしたら
可能性だけでめちゃくちゃ焦るんですよ！！！

一か月以上、全部初めてのことを
ほぼワンマンで回し切ったそのアンサーが
当日初めてそのベールを脱ぐわけです。
当然、現物を見るまで肩の荷はおりません。

そして皆さんから想いを託されて、
出来上がったフラスタがこちら。

ああ、良かった～～～～！！！！！
ちゃんと現物ある～～～！！！

もう、大満足。感激です。

白基調に目立ちやすい黄色のお花。
でっかく主張する「TAMU」バルーン。
ひなねこ先生に描いて頂いた
「2nd」の棗いつき＋ニャンコドローン。

これら全てをしっかりまとめて頂いたお花屋さん！

そしてこれだけのことを叶えてくれるまで
企画に参加して頂いた界隈のファンの皆様方！！！

もう各方面にありがとうございますですよ…

血反吐吐きながらやってきた甲斐がありました。
いやもう、マジで。ほんとに。

こうして、私の初のお花企画は幕を閉じました。

4．総括 ~別にお花は気軽に投げていい~

あんだけ苦労話ばっかり綴っておいて何だ今更、と
そう思われてることでしょうとも。

ええ、大変でしたよ。
先行きの見えない予算、ごっそり減る立替金に
そもそもこれで参加してくれた皆さんが
満足してくれるのか。

でもね。ちゃんと推しに喜んでもらえたんです。

フラスタの出来には個人的にも大満足でしたし、
会場やその後のイベント各所で
参加者の皆様から温かい言葉も頂きました。

でも何よりもいつきさんに喜んでもらうことを
第一に考えて企画したものなので。

主催として、1オタクとして。
これ以上、何か望むべくがありますでしょうか。

終わった当日は達成感と安堵感。
そして翌日の振り返り配信で全てが報われました。

結論。やって良かった！
今なら胸を張ってそう言えます。

なので皆様も立てましょう、フラスタ。
苦労した甲斐あってライブも最高に楽しめますよ。

最後になりますが、今回フラスタを立てるに辺り
初めての私を指南頂いた「たなさん」
参加頂いた全ての界隈ファンの皆様
参加は出来なかったけど拡散してくれたフォロワー
素敵なイラストを提供頂いた「ひなねこ」先生
フラスタを作成いただいたお花屋さん
ファン活動を受け入れて下さったスタッフの皆様

そしてライブを開催してくれた「棗いつき」さん！

関わりある全ての方に感謝申し上げます。
1人では決して成し得ない企画でした。
ありがとうございました！

5．小話（宣伝）

大体こういうのって、
「機会があればまたやりたいですね！」
みたいな締め方がメジャーなんですが。

私の場合は、こうです。
「もう、新企画立ってます。よろしく！」

はい、そうです。
先日情報解禁となった棗いつきさんのツアーライブ
そのファイナル東京公演のお花企画でございます。

「もう立てたんか？早くない？」

と思われてますでしょうが、まあこれは
福岡・大阪・北海道の他三択で
お花出す先を迷われている方への
密かなアプローチを兼ねてますのでご容赦を。

実際まだ最速先行コード入りのCDすら
発売されてない現況ですので、

「東京公演行くの決まったよ！」
とかのタイミングや

「行けないけど、魂だけでも…！」
とか、果ては

「絶対当てるんじゃあああ！！！」
とか願掛けに使っていただくなり
そこはお任せしてます。

ちなみに私はこれを企画した以上、這ってでも
東京公演には参加する所存でございます。

パラレルショットの時のお花以上に
良いものをいつきさんにお届けし、
推しに喜んでもらえるよう全力を尽くします。

まあお花の宣伝もしたところで
今回はこの辺りで。

以上、トレミーでした。