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春分の翌朝に。(朗読ver)

莉奈
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3月21日の日記を、読んでみました。


「春分の翌朝に。」

朝起きると、カーテンの隙間からあたたかい光が部屋にさしこんでいた。

まだ少しゆっくりする時間があったので、あたたかいふとんにくるまってツイッターをひらくと、作家の安達茉莉子さんが「ずっと絶対にやらないと思っていたけど今だと思って」と昨日の日記を公開していた。

その日記の冒頭を読んで、
昨日が春分だったことを知る。

日記の中の一文にこうあった。

”ふと日記を公開してみようかと思いたつ。
ずっと絶対やらないと思っていたけど、やりたい気持ちもあるのもわかっていて、やるならなんとなく今日な気がした。”

”迷ったら、わからないもののほうがいい。
闇の奥へ。
どんな歩みにも、ただ祝福を。”

まるで、安達さんに「だいじょうぶだよ」と肩をポンポンとされているような気持ちになった。

昨日私は、大きな決断をした。
あと約3時間後には、わたしの中にある決断を人に伝える。

たくさん悩んで、進んだり、引き返したり、立ち止まったりしていく中で、少しずつ自分の本当の気持ちがはっきりとしてきた。

今朝は、風は強く吹いているけど、空がスキッと青くてきらきらと透明感がある。
きれいだなぁと目を細めながらも、
心臓は、音が聞こえてきそうなくらいドクドクしている。

でも、だいじょうぶ。

だいじょうぶにしていこう。

だいじょうぶじゃないことが起きても、ひとりじゃないから、だいじょうぶ。

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