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『前編』動画で振り返る【みん俳⑤】十六夜杯

皆様、こんばんは。
『動画で振り返る、みんなの俳句大会』連載記事四夜目は『十六夜杯』。
2022年9月25日から11月上旬が開催期間でした。
十六夜杯のホストは『十六夜』さん。
かっちーさんからのホスト指名を一度辞退され、その後「何とかチャレンジしてみる」と受けられていたように記憶しています。
それほどホストは大変で責任も重いのなのです。
私にはできそうにありません。
みん杯のホストは絶対にしないとここに宣言します。

さて、演出メンバーは、
イラスト:『しち』さん
タイトル・『ロゴ』:riraさん
シンガー:『シズゴン』
十六夜杯のテーマは、なんと言っても『月』
しかも、三日月でも満月でもなく、16日目の『十六夜』なんですね。
完成した満月から一日すぎた月。いざようように待つ月。
やはりメンバーからは、秋らしい大人っぽい感じ、というイメージが出ました。
そうなると、ジャズっぽい感じかなあと、安直に思う私。
ギター片手にコードを探っていくと何やらいい感じの伴奏がでてきました。

【コード進行】※7 4 7はセブンス→セブンスsusフォー→セブンスです。
イントロ
|B♭M7 4 7|Am7-5   D7onA|Gm7 4 7|Fm7   B♭4 7|
|D#m7on A# 4 7|Dm7 G7|Cm7 4 7|F7|
Aメロ
|B♭M7|Am7-5   D7onA|Gm7|Fm7   B♭ 7|
|D#m7on A#|Dm7 G7|Cm7|F7|×2
Bメロ
|B♭M7|D#7-5|Am7|F7|×2
ブリッジ
|Gm7 4 7|Am7 4 7|B♭M7   Bm7-5|C7 4 7|
サビ
|Dm7|Cm7 F7|B♭M7   Bm7-5|C7|
|Dm7|Cm7 F7|B♭M7   Bm7-5|C7|
|Dm7|Cm7 F7|B♭M7   Bm7-5|C7|
|Dm7|Cm7 F7|B♭M7|C7|
|FM7/9/13|

うーん。なかなかいい感じ。
次はストーリーと歌詞。
キャッチコピーは
『同じ月を見ている』
オープニングに思いついたストーリーは
「離れ離れになった恋人たちが、すれ違いの中、疎遠になっていた。秋の夜に、お互いのことを思い浮かべる。そこには月がある、相手もきっと同じ月を見ているのだろう。でも、、、、」
と、そんな感じ。

下記はそのストーリーをもとに作った歌詞です。
また、歌詞がいいのです(自画自賛)。
私、歌詞作るのすごく好きなんですね。
それでは動画の閲覧前に、ストーリーを踏まえたうえで歌詞を味わってください。

十六夜、月。空の下

十六夜空の下 時が開いて
いざなう声がする

月明り空の上 星が待っている
途切れた言葉の先

コトノハ紡いで 見つめる先に
生まれるメロディ 誰に届くの?

緋色、燃え立ち、世界を染めて

失くした物を探し出すために
たどり着いた先、この長い夜
記憶の迷路でさまよう秋の日
ぽっかりあいた空 十六夜の月

ウーン。おいしい歌詞だわ(自画自賛2)。
【十六夜】【月】【もの悲しさ】【秋】【距離】【喪失感と取り戻したい想い】
ちゃんと要素が盛り込まれていて、それでいて説明っぽさがない。
ここにストーリー動画を乗せれば、完璧だ(自画自賛3)。

そんな感じにイメージを広げて作った、演出スタッフだけの秘密のコンテ動画をここで初公開します。
ちなみにまだロゴができていないので、鶴亀杯のロゴ流用。『シズゴン』ボーカル録音もしていないころなので、私が仮歌を入れています。

しちさんからの返事を持ちながら、我らがキュートボーカル『シズゴン』さんの歌入れを始めました。
シズゴンの声、最高ですね。
私は個人的に、ラストの「いざよいのつーきー」の少しねっとりとした感じが大好きです。
さてそんなこんなしている間に、絵のコンテが出来上がり、しちさんの絵が届きました。
ウーン、最高の絵ばかりです。

未公開絵コンテ①


未公開絵コンテ2


思い出の夏
はなればなれ、すれ違う二人

そして、ラストナレーションの『柏木公宰』さんと『xu』さんによる「同じ月をみている」。
riraさんからロゴも届きました。

riraさんの、スーパーロゴ

さあ、それらをもとに、いよいよ動画の制作です。
動画で気を付けたところはどこなんでしょう?
ストーリーと音楽・歌詞とイラストがばっちりはまってしまって、それほど迷いはなかったと思います。意識したところは『動きを感じること』『イラストに背景が溶け込むこと』『ロゴや月は、光らせたり色味を使って存在感を出すこと』ですかね。
それでは、そんなこんなで仕上がった動画をじっくりと、できれば数回ご堪能ください。

いかがでしたでしょうか?

さて、十六夜杯でも『勝手に応援曲』を行いました。
十六夜杯では、募集ではなく『とのむらのりこ』さんに、作詞とボーカルをお願いしました。
とのむらさんの美声。小さいころにミュージカルを目指していただけあり、素晴らしい歌声です。
歌詞のストーリーはオープニングから少し進んだイメージ。
二人が前に進もうと決心した想いが乗っている感じでしょうか。
ラスト「雪の絨毯、並ぶ足跡に~」に込められた、実際に会えたのか、はたまた願望なのかわからないところが、またいいんですね。その後に続く『昇るきぼう~』もいい感じに効いていますね。
私も少し参加させていただき「白縹(しろはなだ)」という青白く光る月にような色の表現。あと「濡れた落葉集めて花束に」などの言葉を提案させていただきました。
十六夜の月と同義語の『既望(きぼう)の月』と『希望の月』をかけたタイトルも二人で決めました。
そして、男女のキモチを歌うように、とのむらさんと私でパート分けをして歌っています。ラストのナレーションも二人で入れました。
また、音楽の面でも少しオープニングムービーとは変えていますね。
イントロがギターからピアノになっていたり、落ちサビを作ってみたり。
なんと言ってもこの曲はベースがかっこいいんですよ(自画自賛4)。
動画も少し変えてあります。
どうぞそのあたりも楽しんで聞いていただけると嬉しいです。

「きぼうの月」作詞:とのむらのりこ

女:澄む空、秋の下(した) 乾いた風に あなたの影 求めた

女:白縹(しろはなだ)三日月 霞むまぼろし
  ほどけた言葉 消えた

男:巡る季節四季 繰り返す秋
  あの日のメロディ 言葉を乗せて

2人: 風よ運んで あなたの元へ

男:零れた落ち葉、集めて花束に
女:失くしもの、探すのもうやめたわ

2人:雪の絨毯、並ぶ足跡に
   地平線の先、昇る既望(きぼう:十六夜)の月

さてさて。十六夜杯は思い入れが強すぎて、長くなってしまいました。
ですので、エンディングは次の記事にしたいと思います。
エンディングも思い入れ盛りだくさんですよ😁
どうぞお付き合いの程、宜しくお願いしますm(__)m


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