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渋谷に会社がある理由




実は特にない。

強いて言えば、ぼくが沿線に住んでいて乗り換えがなくて便利なだけだ。
あと、ぼくが新卒で勤めた会社が渋谷だったので、
他の街に比べ馴染みがあったにはあったから。
その程度である。

たいした理由はないが、渋谷で良かったとも思う。

第一に、それっぽい。
渋谷にあるPR会社。なんかそれっぽさがある。

両国にあるPR会社は、なんかだめだ。
どすこいな感じがする。
鶯谷にあるPR会社は、もっとだめだ。
なにかの一線を超えている。
月島にあるPR会社は、以前、あった。
(実在したらすみません)

第二に、流行を肌身で感じることができる。
ちなみに、渋谷は流行を生み出すようなイメージがあるが
実際には流行の発信基地ではないと思う。

「お、流行りそうかな」という兆しが拡散する場所ではあるが、
少なくともセンター街辺りから
新しい流行が生まれているようには思えない。
まもなくコト切れそうなタピオカ屋群に
諸行無常の響きを感じる。

第三に、色んな人がいて楽しい。
モデルみたいな美人や、
腹を出したぶりぶりねーちゃんや
スクランブル交差点を嬉々として撮影する外国人旅行客、
全身ピアスだらけ兄ちゃん、
自分を探しているであろう少年少女たち、
ロリータファッションの呼び込み、
やけにカラフルでファッショナブルな
ホームレスのおばあさんに会えたりする。
特に、真っ昼間、角海老からそそくさと、
足早に出てくるサラリーマンに出くわすのは
趣深く、格別におつである。

2018年9月に引っ越したばかりだが、
少し手狭になってきた。
次もまた渋谷かな。

代表
菅原賢一


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