お金あります
2024年2月25日 8:20
写真コンペの報奨で観光推進局負担で
ファイユームに招待されることになった
カイロからは1時間のお手軽スポットだが
アレキサンドリアからは5時間かかる
中心地ラムルに早朝5時半に集合予定だったが
全員が集まったのは1時間後の6時半
それから2時間経ったがまだアレキサンドリア市内にいる
濃霧で高速道路が閉鎖され
大量の車が立ち往生している
目の前の車はエンストした
観光省主催ということで
パトカーに先導され
拳銃を携行した警官が同乗している
何とも不思議な旅だ
「人々の生活を撮影している」
なんて警官の前では言えないので
エジプトに暮らしているが
フランスで仕事をしている
ハイソな人間を演じることになった
社会に敏感なカメラを持った外国人を
独裁国家の政府は歓迎しない
社会問題などどこ吹く風的な
少しお金を持った外貨をもたらす
外国人が一番有益な存在だ
「武士は食わねど高楊枝」
を決め込む一日となりそうだ
写真コンペ入賞の特典なのに
写真を撮るのに気を遣うのも変な話だが
警察国家を安全に生きるには仕方のないことだ
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