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帰省

中島みゆきさんの「帰省」という歌が好きで、カラオケでも時々歌う。不覚にも泣き出してしまうことがある。リフレインのあるこの歌詞が特にダメなんだよね。

けれど年に2回 八月と一月
人ははにかんで道を譲る
故郷(ふるさと)からの帰り
束の間 人を信じたら
もう半年がんばれる

ここで堪え切れなくなる。今はもう僕のふるさとには両親も帰る家もない。ふるさとに母が一人だった時期が十数年前あった。仕事上の自分への負荷が大きくなるにつれてささくれ立った気持ちのまま実家に帰り、ぼーっと過ごして東京へまた行く。ただ母と一緒に過ごすだけ。お盆とお正月の年2回。この歌と同じだったんだよね。