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なぜTwitterはキラキラSNSになれないのか

私もよくTwitterを使っていて、メンタルヘルス界隈やそれ以外の趣味の界隈に生息している。メンタルヘルス界隈はもちろんのこと、それ以外の界隈にいてもTwitter全体で話題にあがるトレンドで多いのは、生きづらさを抱えた若者たちの心の叫びである。近年では「親ガチャ」や「毒親」である。

Instagramも一応利用しているが、こちらではそのような陰気な話題はあがらない。Instagramはキラキラした人生を謳歌している人たちの投稿ばかりである。私はFacebookやtiktokは利用していないが、おそらくInstagramと似たような感じだと想像している。

ではなぜTwitterでは根暗な話題ばかりがトレンド入りしてしまうのだろうか。私はTwitterが文字媒体だからだと思っている。人は怒りや不満を感じてそれを表現する際に通常画像や動画ではなく文字で怒りを表現する。文章は人々の怒りを昇華するためのツールなのである。それに対して自分のキラキラした日常を自慢する際には文章よりも視覚的に分かりやすい画像や動画を使う。

想像してほしいが、キラキラした日常をいま皆さんが見ているnoteの文章で表現されてもそのキラキラ感はイマイチ伝わってこないし、なんなら面白みに欠けてつまらなく感じてしまうだろう。文字媒体であるTwitterとInstagramやtiktokの違いはそこにある。

ちなみにFacebookもTwitterと同じように文字媒体のSNSだが、Facebookは実名登録が基本であり匿名SNSであるTwitterとは異なり常識的な投稿しかできないののである。

Twitterのように匿名性があるとリアルの友達や知り合いの目を気にすることなく面白ツイートやウィットに富んだ過激なツイートが投稿でき、それがバズってトレンド入りしやすくなる。このような点は2chやヤフコメと似ている。

もしTwitter社といかイーロン・マスクさんがTwitterを陰キャSNSではなく、キラキラSNSにしたいと考えているならTwitterが文字媒体である限り無理だろうし、実名登録制にしたら面白さに欠けるFacebookの劣化版のようになってしまうだけだからやめたほうがいい。

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