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ネットではリアルより簡単に「だまされる」|理由と対処方法について


ツイッターやブログ、各種のインターネットサイトを見ているとき、自分でも気づかないうちに見ているものを「信じてしまっている」ことに気づいていますか?

実際、他人が騙されているのを横目に見て「なぜ騙されるんだ?」などと思っている人でも、自分が騙されていることにはなかなか気づかないものです。

私もツイッターを見ていると、「よくもまぁこれだけの嘘を…」という事例が多々あり、あきれます。そういうことをつぶやくと「そうですね」と同調する方も多いのですが、その方自身、巧妙な嘘には気づいていないことが多いのです。またおそらく「私自身も嘘を見抜けていないケースが多数あるのだろう」という前提で考えています。

ネットの嘘にはレベルがあります。
あからさまな嘘は(ほとんど)誰でも気づきますが、手が込んできたり細かくなったりするとあまり誰も気づかなくなります。

たとえば私が「ツイッターは嘘をついて金集めをしている人が多い」と言ったとき、多くの人は「DMとかで副業を誘ってくる人」「あからさまにフォロワー集めなどをして金集めしてすぐ消えていく人」「月収年収で大きく煽ってnoteで稼ぎまくる人」などを思い浮かべるのかもしれません。しかし私が言っているのはネット上で多くの「信奉者」「信者」のいるインフルエンサーを含めてのことです。
何年もネット活動を続けてネット世界で地位を確立しているような方でも、嘘つきは大勢いると考えていますし、実際に矛盾した言動を取っているのを見たこともあります。

これもよく言われることですが日本人は「周囲の多くの人が信用してしまったら、もはや問答無用でその人の言っていることが正義になってしまう」傾向があるので注意が必要です。

「自分はだまされない」「嘘を見抜けている」などと考えていると、大きなしっぺ返しを食らう可能性が高いと言えます。私自身、常に「自分も騙される可能性がある」と意識しています。

今回は、なぜネットで人が「だまされやすいのか」また騙されないためにどうしたらよいのか、考えていきましょう。

ネットで嘘を信じてしまう理由や対策方法を知っていたら、詐欺に騙されるリスクを低減できますし、嘘に振り回されず快適にネットライフを楽しめるようになると思います。


なお月収年収を偽ってnoteやサロンの商売をしていると詐欺になります。引っかかっている心当たりがあるなら早めに脱却しましょう。詳しくはこちらの記事をご参照下さい。


またこれまでに私が見たことのあるネットの嘘つきの具体的な事例はこちらにまとめてあります。有名人を含み9例紹介しているので(見る人が見たら誰かわかると思います)、よかったら今回の記事を合わせて読んでみてください。


1.ネットでだまされやすい理由


ネットでは、リアルとは比べものにならないほど人はだまされやすいと考えています。理由は以下の通りです。


1-1.相手の声や態度、温度を感じられない


リアルで人と会えば、相手の声色や態度、表情の変化などを直に感じられます。嘘をつくとどうしても不自然な態度になりますし、すぐに答えられなくて詰まってしまったりもするでしょう。
しかしネットでは、相手は画面の向こうで自由に自分を「演出」出来ます。声色も態度も温度間もまったく伝わりません。相手をその場で追及することもできず一方通行な発信です。相手が焦りまくっていてもまったくわからず、冷静な漢字の文章を送られると、どうしても信用してしまいます。
「リアルでは騙せてもネットでは騙せない」などと言われることもありますが本当は反対です。リアルで騙すのは本職の詐欺師しか無理ですが、ネットならその辺の個人でも簡単に詐欺師になれます。


1-2.相手は巧妙に「準備」できる


ネットで文章を発信するとき、相手はいくらでも時間をかけて巧妙に準備できます。ブログもそうですし、ツイッターの文章も同じです。「相手を騙そう」「嘘を書いて誇張しよう」と思うときには、入念に準備をして突っ込まれないように矛盾や不自然さを感じさせないように注意するでしょう。結果として一見「もっともらしい」文章ができあがり、読者が信用してしまいます。
お金が絡む嘘の場合などでは、いかにも適当に書いた感じのする文章でも、実はかなり練られているケースが珍しくないと考えています。特に人を騙そうとするときは。

1-3.自分だけは騙されないという思い込み

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17歳で重度の拒食症(摂食障害) 25年間苦しみ続けてきました。 必死で勉強して弁護士になりましたが病気が悪化して廃業 その後、在宅ライターになりましたが命の危機もあって入院中です 毎日入院日記を投稿中 よかったら闘病生活のサポート、お願いいたしますm(_ _)m