ライターは専門分野を持つべきか


最近では「ウェブライター」も随分世間的に認知された職業になってきました。

● これからウェブライターになりたいライター志望の方
● ウェブライターを始めてみたけれどもっと稼ぎたい方、活躍の場を広げたい方
● これからどんな仕事をとっていけばよいのか模索している方

さまざまな事情があるでしょう。

ところでウェブライターには「専門分野」があります。
医療ライターさん、金融ライターさん、不動産ライターさん、ITテック系ライターさん、ストーリー作成ライターさん、取材インタビューのライターさん、私のような法律ライターもいます。

こうした専門性を持っていると、単価も高くなりやすく仕事もとりやすいと言われているので「ライターやるなら専門分野を持つべき?」と悩まれている方もいるでしょう。

実際私もライターを4年以上やっており、今は法律ライターを名乗っていますが、当初の数年間は何でも書く雑記ライターで法律の記事依頼などほとんどありませんでした。
それこそ、家事の一工夫や雛祭りについての記事、お礼状の書き方、香典の金額、画像をダウンロードできるサイトの紹介、絵本の紹介、ペットや猫に関する記事、子どもとの接し方、片付けの方法などありとあらゆる分野の記事を書きました。

今はすっかり法律専門ライターとなった私ですが、その視点から「ライターは専門分野を持つべきか」考え方を延べたいと思います。

雑記ライターと専門ライターとではどちらが仕事をとりやすいのか、単価や収入がどうなるのか、専門ライターになるにはどうしたら良いのかなど、お伝えしていきます。

1.そもそも専門分野がなくてもライターになれるのか


ライター初心者の方やこれからライターになりたい方は「そもそも専門分野がなくてもライターになれるのか?」と思っているケースがあります。

答えはもちろんイエスです。

実際、専門分野なしでさまざまな記事を書いている雑記ライターさんはたくさんいますし、そういった方の中でもかなり稼いでいる方も少なくありません。
「専門知識がない」「得意なことがない」からライターになれないことはありませんし、稼げないこともありません。専門ライターでも大して稼げてない方はいると思います。
ライターで稼げるかどうかは「営業力」や「対応力」によるところも大きいので、成功するかどうかは専門分野の有無だけでは決まりません。

2.雑記ライターと専門ライターはどちらが多いのか


これについては、私の見たところ圧倒的に雑記ライターさんが多いようと感じています。
確かに専門ライターさんは目につくのですが、それは本人が「専門ライター」と言っているからついつい目につくだけです。雑記ライターさんはわざわざ「雑記ライター」とか強調しないので、目につきません。
よく考えてみていただきたいのですが、通常の人がみなさん専門性や知識、技術を持っているわけではないですよね。リアル社会の構成をみてもわかります。ネットやライターの世界でも同じです。
得意分野は誰にでもありますが、専門特化していない人の方が多数です。

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17歳で重度の拒食症(摂食障害) 25年間苦しみ続けてきました。 必死で勉強して弁護士になりましたが病気が悪化して廃業 その後、在宅ライターになりましたが命の危機もあって入院中です 毎日入院日記を投稿中 よかったら闘病生活のサポート、お願いいたしますm(_ _)m