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おかげ様ブラザーズ きんた・ミーノの大法要の巻

今日は、なんて暑いのか!真夏並みに汗が出る。
そんな日に全身黒服はなかなかキツい、さすが一筋縄ではいかない
きんた・ミーノの大法要の日だ。

朝からおでんを仕込み、もちろん具材はカネテツだ❗️
晩御飯の準備をして法要に向かった。
駅を降りた時点で、黒服アラ還な人が居てくれたお陰で迷うことなくたどり着けた。

全く知らなかったのだが、大法要の式場になった吉祥寺は 忠臣蔵の赤穂義士の菩提寺であり、四十七士の墓所と石像があり、毎年12月8日には義士まつりが行われている。
そんなお寺にそぐわない、派手なでも懐かしいおかげさまブラザーズの曲が流れていた。

すでにお寺の敷地は満杯。
沢山の花輪、このコロナ禍に、それでも最後のお別れをしたいと参列する人で埋め尽くされた。

きんた・ミーノ、おかげ様ブラサーズに何かしらヤラれた人たちが終結したみたいだ。もちろん私もそのひとり。
コミックバンドがやりたい❗️お客さんを笑わせたい❗️楽しませたい❗️私の音楽の根底にはいつもそれがあり、それはおかげ様ブラザーズから学んだものだ。

厳かに、しかしドン❗️ジャラン❗️と派手な音に、歌うお経でなんともらしい感じだった。
ストロング金城さんの言葉を聞きながら、きんたさんがツッコミいれてそうやな~と思ったら次々に妄想が始まり、いきなりドラムが聞こえ、きんたさんがお坊さんと同じ格好をして、写真の裏から「坊さんが、屁をこ~いた~、坊さんが、屁をこ~いた~♪」と歌いながら出てくる場面が目に浮かび、不謹慎にもワクワクしてしまった。きんたさんならそれくらいのこと、やってのける人だから(笑)

最後の言葉で金子さんが言っていた「唯一無二の存在」
本当にそうだ、我らが豆異℃の酋長遠藤豆千代もまた違うタイプの「唯一無二」だが、おかげさまブラザーズの親分、破天荒なきんたさんもだ。一瞬怖いけど話せば笑いっぱなしになる独特な話術。そして、あのセンスは人の人生を変えるほどの衝撃、笑劇だった。そして「ガラスの心を持つ人」だったからあたたかかったんだと感じる。

式場にはメッセージを書いてはっておける場所もあり、私も今日一緒に行けなかった仲間のメッセージとともに書いて張った。これは式が始まってすぐであまり張ってないが、帰りにはいっぱいになっていた。

あー、なんかまだ実感わかないな~。でも今頃岡部さんとなんかやらかしてそうだな。皆が考えつかない面白いことを!

無事に大法要が終わり、おかげさまブラザーズのCDと、花輪の花をいただいた。大法要を執り行ってくれたメンバー、関係者の皆さんにはお礼を言いたい、お別れの機会をありがとうございました。おつかれさまでした。

帰りには阪急の「京とれいん」に偶然乗れて、きんたさん最後の最後までスペシャルをありがとう❗️

バンドの誰が逝っても悲しいが、フロントであるボーカルや、リーダーが逝くと残されたメンバーだけでは続けていけない。
金城さんが、「全部そろえた楽器、もう処分してもいいですか」 ときんたさんに問うたとき、グッときた。
私も気持ちがわかるから。
うちは、酋長からの遺言で残されたものはつづけよ❗️とのことなので、豆千代魂を持って細々でもやりつづけ、語り、歌い続けていこうと思うが、やはりもう酋長と一緒にできないと思うと寂しすぎる。

はぁー、
笑わせてくれる偉大な人がまたひとり消えてしまった。

今を大事にしよう。
明日は何があるかわからない。
会いたい時に、会えるときに
会っておこう。話しておこう。
そして、自分の足許にある小さな幸せを大切にして生きよう。

きんたさん、アディオス❗️

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