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2023年ゴジラ-1.0 全呟き(黒考現学) その一

昨年は『殺さない彼と死なない彼女』以来の完全持ってかれ映画に遭遇しました。『ゴジラ-1.0』です。上っ調子になった映画ファンの2023年全呟きを記録します。
鑑賞した方に見ていただければと。(ツイッター(現𝕏)では、ネタバレのないようツイート(ポスト)しましたが、解説を加えます。また、ネタバレを回避するため、何についてのツイートか明らかにせずにいたものも、ここに収録されることで、ネタバレ度がましますため)

まとめだしたら、思った以上に分量があり、また手間がかかるため、二記事くらいに分けて投稿します。まずは初見から11/21まで。

2023/11/03(公開日)からその翌日(ただただ興奮期

(チケットが取れた喜び)

(初回鑑賞後

(初見時にすでに浜辺美波さんは大絶賛だったようです

(このあたり、タイムラインの酷評を読んで、懸命に自己弁護しているところね。弱い男だ

(という割によく言葉にしている

(この日は自分の劇団の本番前現地リハーサルの日でしたが、その後、急遽IMAXを観ることにしたのです

(いまだに-1.0をマイナスワンと読ませるのだけは納得がいってない

(宇野惟正氏は、二人の間に間仕切りがあったことを敷島の不能の証、空に屹立するゴジラをファルスとみる見かたを「普段はそういう物言いしないのだけど」と保留したうえで、しかしあからさまにそうとしか思えなかったと語っております

(これは何度見てもそう思います。

(まあ、ここもエクスキューズみの高い言い方ですね。恥ずかしい。。

(怖いのはね。13回ゴジラ-1.0を観た今、失敗と思えなくなっていることなのです。完全に教育されてしまった

反芻期(11/5~

(三回目の鑑賞

(相変わらずわかりづらいけど、今泉監督の映画とか濱口監督の映画とかをさしてます。つまり現代リアリズムムービーね(なら、そう書け!

(これは何度観てもそう思います

(そしてついに震電に触れはじめました。AREのことですね。『スカイクロラ』(小説:森博嗣著)を愛読していた時期があり「プッシャ」(期待の後方にプロペラのついた飛行機)というものを知り、その後、実際にそれが開発されていたことを知り、という個人史の中で、この映画に登場してきたときの心臓が止まるかと思うほどの驚きとはしゃぎといったらありませんでした

(きゃあ、映画ファン恥ずかしい

(これは本当にそう思いますね。あの安藤サクラと同じ場所で演技して、感化されないはずはないし、浜辺さんは咀嚼したうえで自分の新しい領域を開く俳優だと思う

(この終幕の「電報でーす」シーンでの安藤サクラの演技ってほんとう理知的でしかもリミナルで素晴らしいかった

(割りとフォロイの方の酷評が多いのを必死で理解咀嚼しようとしています

(言うまでもなく、震電を体当たり仕様に改造なんて、秘密を共有しているものにしか頼めないってことですね(為念解説

(これは「ひどい雨だ!」と入ってきた敷島を「こんな説明台詞が世の中にあるか」旨の批判をしていたツイートをみてエアリプ。反復というのは、銀座の惨劇の後の黒い雨=ひどい雨をさしています。(なんでこんな持って回った言い方するかというと、カッコつけているのもありますが、ほんとうにネタバレしないようにという配慮もあります

(僕が不分明なだけで、映画における船の移動描写って多分一大デティール分野をなしているのだと思います

(そして4回目の鑑賞へ

(この後、門真のドルビーシネマにはいきましたが、その時には(もとからかも)轟音シアターでの上映はなかったようです

(また自分の癖でひねって小難しく書いているけど、つまり土木的作戦ってことです。痺れた!

(これも、タイムラインにラストの敬礼に違和感あるのを、一生懸命、波風立てずにかばおうとしているのね

日常期(11/10~

(これは今考えてもたまらん

(パイセン(幼少期の私の相棒で50超えてから再発見された縫猫)はこの間、ゴジラの真似をたくさんしていますが、少しだけこちらにも記録しておきます

(パイセンよう思いついた!

(震電のことです。前方の座席で期待が傾きながら降下していく姿の、またゴジラにタッチアンドゴーを繰り返す姿の、そのあまりの美しさ

(ゴジラと関係ないけど、音楽の基本的語彙を知らないので、いつも音楽のことを書くのに苦労する

(これは山崎監督が「子役の子はお母さんが見えなくなると必ず泣くので、それを演出に使ったと白状していたのに

新しい劇場での鑑賞・再興奮期(11/18~

(実際には2023年、ゴジラ-1.0は99タイトル目で、この後14タイトルの映画を観て、ユニークタイトル113本という結果でした

(マイナスワンを考察しています

(このあたり浜辺さんの庶民っぽさが存分に発揮されていました

(海神作戦の説明会の最後「俺たちがいねぇと船は動かねえわけだし」と言ってた俳優です。説明会の冒頭から結構彼にフォーカスあてたカットが多用されています

(初めて出てきたかしら私は梅澤美波さんの大ファンです

(震電のことを想い爆発しました

(この「彼」は震電のことですね。映画直後の興奮がそのままですね。いやはや

(またわかりづらい文章を。敷島と典子のことです。銀座でゴジラを角を曲がってきて、典子は電車の車窓を振り返って、というのが、二人の対峙の反復だったといいたいのです(「で、だから」ギリギリですね

(このシーン、佐々木蔵之介の持ち込みプランではないのかなと想像したりしています。とにかく厳しい目を最後まで放ち続けていた

続く

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