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写真の撮影について

大阪の北加賀屋での公演が終了致しました。
皆様に深くお礼申し上げます。
PAM 4th Stage is over. 
PAM band really appreciate all concerned.
終演ご挨拶→「造船跡地の夏」
--------------誠にありがとうございました。---------------

パムで練習があったり、お酒飲んだり、遊んだりするとき、僕が写真撮ってます。
話ながら常に相手にカメラを構えてます。
普通に考えると、なかなか失礼です。
こないだ同僚にマジで怒られました。
ちゃんとした説教です。
パムの人たちにやり過ぎて、ついつい構えてしまいます。

特別誰かの反響があるわけでもなく、賞を取ったわけでもないのですが、自分が満足出来る写真を常に撮っているため、自信だけがついてきました。
ポートレートよりかは、スナップに近いような写真です。
島崎ろでぃーさん(写真家・ジャーナリスト・アクティビスト)の写真作品がとても好きです。ろでぃーさんの作品に憧れるような、あるいは自分が撮りたい瞬間をろでぃーさんの作品に見出だすような、そんな感覚でもって、常に写真を撮ってます。
かなり激しい現場の写真を撮ってらっしゃることもあり、物凄い写真にドラマやダイナミズムがあります。感情と、動き・表情・ポーズが一致していて、とても心を動かす力がある作品ばかりです。

僕は写真を撮ることを念頭に置いてつくられた表情だとかポーズに、基本的には、魅力を感じません。
それは、遠くの知らない地域に来たにもかかわらず、マクドナルドや吉野家で食事をするような、味気無さを感じるからです。
その瞬間に、その場所、その人、その場での会話や場の流れであるからこその表情、立ち位置、ポーズがあるからです。
だから、なるべくピースとかはやめて欲しいって思ってます。
どこでもピースで写真を撮ることは、その場所であること、その瞬間、あなたであることが不明瞭になってしまうような、遠景になってしまうような、そんな気がします。

あなたが写真に合わせるのではなくて、写真があなたを捉えて、あなたを遺すのだと。
合わせないといけない写真は、なんだか僕はとても窮屈だなあ、と感じます。

でも、これは基本的には、という話です。
友達といるこの瞬間を一番に飾りたくて、自分が一番だと思う写り方をしたくて、自分が見直したときに幸せに思えるような、そんなポーズをしてはいけない、みたいなことではないです。

別に、ピースにこだわらんでもええやろ。
自然な表情とその場でしか見れなかった瞬間を忘れるから撮らせて欲しいだけやし。
って感じです。

人にはその人の魅力があります。
いわずもがな。

それを写したいなあって思います。
そうすると、表情、出来るだけカメラ用に作って欲しくないんですね。
俺が、お前の一番グッと来るところ、収めたいんだよっていう気分でカメラ撮ってます。

これを書いてる理由は、同僚に怒られてシュンとしてるからです。
もうPAM以外にヤバいカメラの向け方しません。
めちゃくちゃ向けたいんですが。

美は人を惑わせます。
なすすべなく、人を美へと走らせるように。
なので、ヤバいカメラの向け方をしてしまいます。
いや、マジでめっちゃよかったんですよ。
あの写真の表情とか。

さておき、「モデル募集」とかには興味ありません。
めっちゃ表情をそれ用に作る人たち同士でやることなので、レイヤーが違います。
あれはきっと、撮影されたいという欲求と、撮影したいという欲求の合致です。

僕がやってるのは、記録の作成です。
ここにいたという証拠、ここにいるという声をどこかのだれかに向けて遺すことをしているような側面もあるっちゃあります。
本当かいな。
とにかく、無理やり写真を撮ろうとするので、普通だと意味の分からないタイミングで写真を撮ります。

とにかく、僕が言いたいのは、すみませんでした、もうしませんっていうことです。

大阪の北加賀屋での公演が終了致しました。
皆様に深くお礼申し上げます。
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終演ご挨拶→「造船跡地の夏」
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