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君の名は

息子(6)がヴェルーカ・ソルトを気に入っていて、折に触れ
「タコさんかけて」とねだる。

このアルバムは、昔ちょっとだけ付きあった人から(わざとじゃないけど結果的に)借りパクしてしまって、今も私の手元にある。

私のたった一度のフジロック体験は、苗場ではなく晴海埠頭でおこなわれたもので、彼とはそこで知りあった。当時の私は、どろんこの野外は嫌いで完全にインドアクラブ派だった。(たぶん、ビヨークか誰か、どうしても見たいアーティストがいたのだと思う。その後、トランスのレイブにハマって毎週末ドロドロの野外に通うことになるのだけど)。

帰り道、晴海から遠く離れているのに、当時暮らしていた新宿区落合の地下鉄駅まで点々とフジロック帰りの人の足跡(泥)が続いているのが衝撃だった。

私はロックというよりダンスミュージックの人だったのだけど、彼は完全にロックの人で、このアルバムとか、いろいろ聴かせてくれた。

元気かな、と思ってふと気づいた、彼と息子の名前が似ていることに。名前の前半分が同じ(漢字は違うけど)。短縮して愛称で呼ぶと、おんなじ。

なんかあるのかな。あるんだろうね。不思議。

魂はグループで転生を繰り返すといわれていて、『クラウドアトラス』とかまさにそれなんだけど。

今生で関わりのあった人はみな、過去生でもなんらか関わっていた可能性があって。悪役を演じることもあるけれど、過去生、あるいは来世には、また別の役割だったりして。

あの人もこの人も、みんな楽しくやってるといいな。またどこか(来世?別の次元?)で逢えたらいいな。

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