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(アメリカに)留学しなくちゃ 〜6. 履歴書(CV)の書き方〜

ぷにぷにアザラシです。前回の内容ではメールの書き方について触れましたが、今回はそのメールに添付するであろう履歴書(CV)について、私が使ったテンプレートを紹介しようと思います。

※ これはアザラシの個人的な意見です
※ 大学院卒業後にポスドクとしてアメリカに行くことを想定しています

目次
1. テンプレート紹介
2. 各項目説明
3. まとめ

1. アザラシのテンプレート

それでは早速、私が昔使用したCVのテンプレートを紹介したいと思います。

①  自分のフルネーム(First-name Last-name)+ 顔写真
②  **自分の所属、電話番号、E-mail
**③  Summary
(自分の経歴と、留学してからの研究の展望)
④  Highlights(自分の今までの研究の要約、自分の実験技術を列挙)
⑤  References(自分のことをよく知る人物の連絡先)
⑥  Publications(今までに出した論文)
⑦  Accomplishments(今までに獲得した外部資金・賞など)
⑧  Experiences(今までの職歴)
⑨  Education(学歴、学部卒以降)
⑩  Societies & Honoraries(所属学会)

2. 説明

①:自分の名前・写真
名前はもちろんですが、かならず正面写真を入れましょう。その方が、相手も貴方の留学をイメージしやすいかと存じます。写真は、スーツではなくても構いません。

②:自分の所属等
メールを出す時の最新の所属先を記載しましょう。また、相手が書類等を郵送する可能性もありますので、かならず住所も書きましょう。その他、電話番号(国際電話番号)やメールアドレスも忘れず記載して下さい。

③:Summary
このsummaryは、「このCVはどういう目的で作られたか」、という意味です。なので、自分の今までの経歴はもちろん、留学先でやりたいことも簡潔に記載するようにして下さい。

④:Highlights
自分のhighlights、すなわち今までの研究経歴です。もしも複数テーマがあるのであれば、「Project 1, Project 2, ...」のように箇条書きにする方が見やすいでしょう。また、研究期間とその時の所属、所属研究室のボスの名前も明示するようにしましょう。
 その後に、自分がどういった実験技術を有しているのか、すべて箇条書きで示して下さい。ここで謙遜するのは損ですので、ありとあらゆるもの全てを書きましょう。ちなみに私は以下のような感じでした。

- General experiment using culture cell lines (e.g. gene transfection, PCR, western-blot, confocal laser microscopic analysis)
- Preparation of primary cultures (neurons and glial cells)
- General molecular biological experiments (e.g. subcloning, mutagenesis)
- Patch clamp recording (whole-cell, inside-out and cell-attached)
- Ca2+ imaging (Fura-2, Fluo-3 and GCaMP)
- General in vivo analysis (mouse)

⑤:References
自分のことをよく知っている人物の連絡先を書きましょう。当時私は大学院生だったので、担当教官の名前を書きました。相手がこの連絡先に連絡する可能性は高いので、相手が連絡をしても大丈夫な人物に厳選して下さい。

⑥:Publications
今までに出した論文のリストを書きましょう。

⑦:Accomplishments
今までに獲得した外部資金・賞・奨学金などを書きましょう。Grants・Awards・Fellowships・Scholarships・Licenses、に分けて私は書きました。

⑧:Experiences, ⑨:Education, ⑩:Societies & Honoraries
今までの職歴(⑧)・学歴(⑨)、および所属学会(⑩)を書きましょう。⑧と⑨については日本の履歴書と一緒の要領で問題ないです。

3. まとめ

今回は留学前の打診に送るメールに添付する履歴書(CV)の書き方を紹介しました。相手はあなたのCVであなたの第一印象を決定します。わかりやすいフォント・書体で書くことを心がけて下さい。頑張って下さい!

以上、どなたかの助けになれば幸いです。

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それでは読んで下さり、ありがとうございました。

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