躍動するフレッジ 〜求められる適材適所〜

2/20 第26節のリーズ戦でマンチェスターユナイテッドは4-2で勝利した。
悪天候の中ライバル関係にある両者が激しい試合を行ったが、ユナイテッドが底力を見せた。

そんな中でも私が注目したのは途中出場したフレッジだ。66分からの出場だったが70分に勝ち越しとなるゴールを決める。この得点はカウンターの形からBox to Boxの働きを見せたもので、結果的にこのゴールが決勝点になった。他にもマンツーマンで守備をしたり攻撃時にもよく走ることで知られるリーズ相手に、フレッジはグラウンドを駆け回り勝利に貢献した。

シーズン開幕前から今に至るまで、ユナイテッドの中盤やアンカー不足が叫ばれている。
移籍の噂も後をたたず、ウェストハムのデクランライスやウルブズのルベンネヴェスなど様々な選手を獲得しようとする動きが報じられている。
現在はマクトミネイのワンアンカーかフレッジとのツーセンターが主でマティッチもアンカーの役割を果たしているが、プレミア上位チームと比較するとトップオブトップの活躍を90分できるかと言われると疑問符がつくだろう。
そんな中、ポクバの怪我からの復帰によって攻撃の活性化が期待されており、今節でもスタメン出場した。
調子は上向きで前々節のセインツ戦でも違いを見せるプレーをしていたが、走るリーズにより有効だったのはフレッジだった。

今のユナイテッドに必要なことは適材適所の選手起用だろう。ユナイテッドにリスペクトを示して守り切ろうとするチームと、走り勝とうとしてくるチームを相手とする試合では戦い方を変える必要が出てくる。
ラングニックは言うまでもなく世界で名の知れた名将だが、彼のいわゆる"ラングニック流"の戦い方にどれだけ柔軟さがあるかがユナイテッドの今後を決めるだろう。

そんな中翌日行われた第26節ウルブズvsレスター戦でルベンネヴェスが豪快な先制ゴールを決め、また絶品のゲームメイクをして勝利に導いた。
ユナイテッドの中盤アンカー問題はいつ解決されるのだろうか。

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