どれだけ動かないでいられるかが
どれだけ動けるかになる。

どれだけ正確にリズムを刻めるかが
どれだけリズムを逸脱して遊べるかになる。

どれだけ平静をキープできるかが
どれだけ波立たせられるかになる。

上演中、それがわかった。

私は、変わり者だと思われている。

人形劇と全く関係なさそうな武術系のワークショップに行ったりしているから。

でも、今日わかったよ。

動かないでいられる力を欲しているんだ、私は。

演劇系のお稽古って、動くことに終始しがちなんですよ。

でも、「動かないでいる」ができない人は
パチャパチャ水の表面を波立たせるくらいの浅い動きしかできないんだ。

大きなうねりは つくりだせない。

武術系のお稽古は、ものにもよるけど
動かないでいられる身体を目指すお稽古の比率が高い気がする。
（もちろん芸術系にも比率が高いものはありますよ）

動かないでいられる身体にするお稽古
すごく大事だと私は思っている。