固定

『集中』『呼吸』『固定』

この3つが人形を操る上で大切な要素だと
下北沢国際人形劇祭で上演した Blind Summit の方が
おっしゃっていた。

どこかが きちんと固定されている
その感覚は すごく重要だ。

動いているんだけど、内部に きちんとピン留めされている箇所がある

その状態だと、動きに ある種の秩序が現れる。

お客さんが安心して受け入れられる動きになるんだ。


固定点がないと、散漫な動きになる。

その動きはノイズまみれで受け入れ難い。

見るからに食べられなさそうな食べもの?って感じ。

(え? これ食べられるの?)

なんかね、安心して見ていられないの。

お客さんは思うんだ。

(あと何分で終わるかな?)


固定点って、ちょっと糸で吊り下げられているみたいな感じがするんだ。

下からさし上げてつかう棒人形の中に
上からぶら下げられている糸操り人形の感触がある。

そこが不思議で面白い。



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