かいたいしんしょ

【靴の解体新書】電車やスキマ時間にスマホで学び、「この靴が良いです」と自信を持って勧められるようになる!

「どの靴がいいですか?」と、患者さん・利用者さんに聞かれたことがある人がほとんどだと思います。

Twitterでアンケートをとったところ、靴が重要だと回答してくれた人が約80%!(103名が回答)

その約80%の中の75%の方が靴について学んだことがない!との回答でした。これは

・靴が重要だということは知っていながらも学ぶ機会がない・・・

・どこで学べばいいのか分からない・・・

・誰に聞いたらいいのかわからない・・・

こういったところに原因があると思います。

また、私自身が靴についてのセミナーをやった際のアンケートにも「靴について全然知らなかったということに気付いた!」「靴のセミナーはなかなかない!」という意見が多かったです。

また、最近ではインソールが重要だということが定着してきていますので、足の重要性は周知されていることと思います!

さて、ここで問題です!!インソールはどこに入れるでしょうか?

答えは簡単、靴の中ですね。

インソールの下にはラスティング、ミッドソール、アウトソールという部位があります。

裸足で歩いてもらって、インソールを作って、靴に入れる…

この流れに疑問はありませんか?

靴だけで床反力中心の位置は変わります。

靴の要素を無視していませんか??

どんなに素晴らしい、どんなにその人の足に合ったインソールでも、靴が合っていなくては効果はあまり期待できませんf^_^;

靴とインソールと足が組み合わさって運動が生成されます!しっかりと靴について学んでいきましょう♪♪(※追記:靴下についても書いちゃいました!)

このnoteを購入して読んで頂ければ、靴選びで迷うことはありません^_^

・「あなたにはこの靴がいいですね!」と言えるようになります!

・短距離を早く走る靴と長距離を長く走る靴を選べるようになります!

・靴の履き方についても教えられるようになります!

・靴が合っていないことのデメリットを痛感します!

・つまり、ジョギングの靴をしっかり選ぶことの重要性がわかります!

・靴を評価することが当たり前になります。

・靴について熱く語れるようになります!

・靴について、しっかり学んでいる人は少ないため他の人と差をつけられます!

・一歩先行くセラピストになります!

・靴屋さんに行って、色んな靴を見るのが楽しくて仕方なくなります!

・街行く人の靴が気になって仕方なくなります!

・合ってない靴を履いている人に話しかけたくなります!(自己責任でどうぞw)

・自分の靴を買い換えたくなります!

・友人の靴選びについていくと重宝されます!特にランニングが趣味の人!

・靴屋さんに「めんどくさい客だなぁ」と思われます!w

・とにかく靴についてめちゃくちゃ詳しくなります!

・子どもの靴選びについても書いてありますので、パパ・ママセラピストの方にもオススメです(*´-`)

無料部分だけでも楽しめる内容になっています!明日きっと誰かに話したくなります(笑)


【 このnoteの特徴 】

このnoteは現在1980円での値段設定にて販売しております。

通勤電車の中待ち合わせ場所に早く着いた時トイレで長居している時などにスマホで簡単に読めるので書籍を買うよりも安い値段にしてあります!

いつでも、どこでも、いつまでも読めます!!

また、このnoteをご購入いただいた方の声を反映してアップデートしていきます。これは本には出来ないnote特有の価値です。

ちなみに読者からの要望により、そのうち動画を入れ込みます!!


【内容の更新情報】

3/19:最後に気軽にコンタクトがとれるようLINE@を追加いたしました。

このnoteを読んでみた感想購入動機靴についての講師依頼質問などを受け付けております。ご気軽にどうぞ~!!

3/29:LINE@のリンクが間違っておりましたので修正いたしました。ご迷惑おかけして申し訳ありませんでした。

5/1:靴note第2弾!靴による神経システムへの影響~歩行に必要な神経生理学から紐解く~を執筆しました。


それでは、本編をさくっと始めていきます!


-  靴 くつ shoes -


大概の人は移動手段として二足歩行を行います。歩行の際に地面と接しているのは「足」ですが、靴を履いている場合は「靴」になります。

理学療法士の学校教育で足について習うことはあっても靴について習うことはほぼありません。

人体の中で「足部」が重要だということは間違いのないことです。それはつまり、唯一地面と接している靴についても重要であるということです。

【 日本人と靴の歴史 】

日本での履物の歴史は、今からおよそ2000年前、米作りを始めた弥生時代の田下駄が最初だといわれています。

その当時、履物は農耕用に用いられていましたが、徐々に一般庶民に草履や草鞋が普及していきました。

その後、草履や草鞋、下駄が普及していき、1580年(約440年前)頃に日本に初めて洋靴が履き始められたといわれている。

明治・大正に入り、洋靴は普及し始めるものの、それは上流階級に限られ、一般庶民はまだまだ草履は下駄でした。

現代のように一般人が洋靴を履き始めるようになったのは第二次世界大戦(1939~1945年)以後のことになります。

日本で一般庶民が靴を履き始めてからまだ100年も経過しておらず、日本の靴の歴史は非常に浅いものと言えます。

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「オオアシ」という田下駄
(日本文化遺産オンラインhttp://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/90010

【 世界の靴の歴史 】

世界最古の靴は紀元前3500年前のもので、牛革性のものが発見されています。

人類の誕生が600万年前と言われているので、世界的にみても靴の歴史はまだまだ始まったばかりの文化だと言えます。

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【 スニーカーの歴史 】

 1860年代

クリケットシューズが作られ、スポーツにおける靴の重要性に着目され始めた。

 1890年代

近代オリンピックや第1回ボストンマラソンが開始され、アスリート向けのスパイクシューズが作られ始める。

 1930年代

ゴム成型技術の発展によりゴムを使用したソールが作られ始める。

 1970年代

高度経済成長期になり、飽食化や移動手段の簡略化により肥満が問題となる。そのため、健康ブームとなり、ランニングブームとなる。この頃にアスリート向けシューズの大衆化が始まった。

 1980年代

日本でもランニングブームとなり、スニーカーが普及する。

 1990年代中盤

スニーカーブームがあり、スニーカー狩りが社会現象となった。シューズのハイテク化。

 2010年代

日本では再びスニーカーブームとなっている。

ちなみに・・・余談でadidas、PUMA、NIKE、asicsの簡単な雑学を載せておきます!

adidasとpumaなんかは皆に披露すると「へー!!」ってなりますよ(笑)

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【 靴と日本文化 】

 日本では屋内では、靴を脱いで生活します。そのため、靴の選定でも「脱ぎ履き」を重要視して選定している人を多く見かけます。

 しかし、足は歩くために発達してきているため、足に履く靴ももちろん歩きやすさ、動きやすさという部分が重要になるということは想像に難くないと思います。

 つまり、靴に本来求めるべき機能は「歩きやすさ、動きやすさ」であり、「脱ぎ履きの容易さ」ではないです。もちろん、移動手段が車いす移動であり主に求められる機能が「脱ぎ履きのしやすさ」や「足の保護」が求められる場合もあります。

 短大生・社会人を対象とした靴購入時の意識調査では、92%が靴や履物に対して学習をしたことがないと回答していると言います。また、在宅高齢者に対して行った調査では、高齢者自身の判断で不適切な履物を購入しているという結果であったと坂口らは報告しています。

 戦後の日本で、工業技術の発展や経済成長とともに、急速に靴を履くという文化が広まったが、まだ未成熟な文化であると言わざるを得ない状況です。

 靴先進国であるドイツや欧州に比べて日本の靴文化は20年遅れていると言われています。

ちなみに…

日本では玄関で靴を脱ぎ履きするため、外から帰って来た際に扉を引いて開ける「外開き」です。

しかし、脱ぎ履きする文化のない西洋の家の玄関は押して開ける「内開き」です。ホテルは西洋の形式を踏襲しているため、部屋のドアは内開きであり、靴を履いたままでもベッドに横になれるようにフットスローが足元にかけられています。

【 なぜ理学療法士に靴の知識が必要か? 】

理学療法士は足について解剖学やアライメントを熟知している専門職です。さらに歩行という動的な場面でも運動学の知識を有しています。

しかし、靴についてはどうでしょうか?

最初にも書きましたが学校教育で靴について触れられることはほとんどないです。国家試験に出ませんからね・・・。

足についての解剖学的な知識、歩行などの動的な運動学の知識を有している理学療法士こそが靴をみるのに最適な職業だと思っています。

 ちなみに私は理学療法士免許スポーツシューフィッターの資格をもっております!スポーツシューフィッターはスポーツ専門のシューフィッターというわけではなく、人の動きや目的に合わせて靴の選定ができるシューフィッターのことです!

 足と靴を合わせるのではなく、行いたい動き(スポーツや歩行)に対して足と靴を合わせていきます。

 ちなみに今回は特定のスポーツというわけではなく、「歩き」という部分と「走る」という部分に着目して日常生活上での動きを中心に考えて書いております。


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