【ランナー向け】靴の履き方と選び方

「歩く」「走る」といった基本的な動作で唯一必要な道具って靴ですよね?

あ、まぁ、社会的に洋服も必要ですが(笑)

錦織圭選手がテニスラケットにこだわるように…

イチロー選手がバットにこだわるように…

ランナーは靴にこだわるべきなんですね!

ダイエット目的、健康増進目的、趣味として・・・

今は色んなかたがジョギング、ランニングをしていることと思います。

そこで・・・

走っているそこのあなた!

靴について知っていますか??

靴屋の店員さんが「これ新作なんですよ!」とか「今なら20%オフなんです!」なんて言われて買ったりしてませんか?
その靴はあなたの足に、あなたのその靴を履く目的に合った靴なんでしょうかね(⌒-⌒; )

靴のサイズ合わせで履くだけで終わってませんか?
靴は歩いたり走ったりするときに履くのに座って履くだけでは不十分ですよね(⌒-⌒; )


足は片方だけで小さな骨が26個集まって出来ています。骨と骨をつなぐ部分が関節なので、関節も凄く多いです。

関節が多いということは、細かい動きをしていて歪みやすいということに繋がります。

人は、朝起きると靴下を履き、外に出かける際は靴を履いているため、他人の足と自分の足を見比べる機会が少ない場所です。
よく見比べてみると同じ足の形をしている人はいません。

また、見比べる機会が少ないので、自分の足が変形していても分かり難い場所でもあります。


足に合わない靴を履いていると足が知らず知らずのうちに変形してしまうことがあります。
そうすると歩く度に、足の筋肉や関節に負担が蓄積されていきます。そして、ある時「痛み」として気付くことになるのです。

その痛みも最初は休めばなくなる程度ですが、そのうち休んでも痛みが引かなくなり病院に行きます。そうすると「よくこの状態まで放っておいたね」と医師に言われる…そういった方を私はよく見かけてきましたf^_^;


その変形からくる痛みを取り除くことは大変です。しかし、その変形はどこからくるのでしょうか??

そもそも、靴が合っていないというところから変形に繋がることもあります。

非特異的腰痛(原因のよくわからない腰痛)の要因として足部の変形を指摘している論文もあります。

しかし、靴について学んだ人はそうそういません…。

例えば間違った靴選びをしていたとしたら、その「靴選びの方法」のまま靴を買い替え続けてしまいますf^_^;

ここで、一度【靴の選び方】と【靴の履き方】についてしっかり学んでおきましょう!!


はっきり言って全然違います!!!!
断言できます。まったくもって知らない人がこのnoteの内容を知って、靴の選び方・履き方を学べば【歩くこと】や【走ること】において、圧倒的に楽になります。

学んだことは永続的に自分の人生に反映されます。

あなたにはこの靴が合っています!
と、ぴったりな靴を勧められるより遥かに価値のあることだと私は思います。

ここで一歩踏み出すか、踏み出さないかで今後の人生のストレスが減るかもしれません。 大袈裟に言えば湿布や痛み止め医療費などの経済的な部分も変わってくるかもしれません。

このnoteは500円です。絶対にもとがとれます!!

500円というとhottomottoの「おろしチキン竜田弁当/530円」よりも安いです。おいしいですけどね、おいしいですけどおろしチキン竜田弁当は食べたらなくなります・・・しかし、このnoteは読んでもなくなりません(笑)

靴というアイテムは単発であなたの人生に絡んできますが、靴の知識は永続的にあなたのものになるからです。靴というアイテムの活かし方を知ることができるからです。

無料で読める部分を読むだけでも今まで靴をあまり意識していなかった人からしたら、段違いの差が出ますので、購入しなくても読んでくださいね!!


あと、購入者特典として私にLINE相談できるようにします!!

靴選びに悩んだら相談してください。靴じゃなくても健康相談でも良いです。恋愛相談でも育児相談でも(笑)

私の活動圏内(東京の東の方~茨城県南)だったら、一緒に靴を選びに行くことも出来ます!詳細はご相談ください!

また、スポーツトレーナーや部活動の指導を行っている方でしたら、そこに出向いて靴について講師をすることも出来ます!詳細はご相談ください!


「いや、あんた誰だよ!!」
という方もいらっしゃると思いますのでお伝えしておきます(笑)

理学療法士という国家資格を持っています。
この資格はリハビリテーションを主に行うのですが、人の身体についてひたすら学んでいくんですね。痛みに対して骨の位置を調整したり、正しい運動方法を教えたりします。そのため、病院にいます。
たとえば医師が膝の手術をした後に関わるのが私たちです。また、膝が変形しているけど手術をしないように回復に向かって関わるのが私たちです。
人の「歩き」について、学術的に学んでくる職種はおそらく理学療法士がピカイチです!

さらに私はJAFT認定スポーツシューフィッター(advance)という資格も持っています。
はっきり言ってしまうと・・・理学療法士は人の身体については学びますが、靴については学びません(⌒-⌒; )
スポーツシューフィッターは、その人の足と目的と靴を擦り合わせて最適な靴を選択するための資格です。スポーツと言いつつも基本は「走る」というところが基本になります。

何が言いたいかというと「ちゃんと学んできたんだゼィ!」ということです(笑)


【このnoteの内容】

Ⅰ.靴の履き方を知ろう!
Ⅱ.靴のサイズの合わせ方を知ろう!
Ⅲ.靴の部位の名称を知ろう!
Ⅳ.短距離走・長距離走・コンディショニング用の靴の違いを知ろう!
おまけ:偏平足について


ちなみにもっと靴について詳しく知りたい方はこちら!


Ⅰ.靴の履き方を知ろう!


【靴にどこを合わせるか?】

 靴を履く際に靴と足のどこを基準にして履くのかは非常に重要です。

つま先を合わせるのか、土踏まずの位置を合わせるのか、踵を合わせるのか・・・どこでしょう?

 靴を履く際につま先をトントンとしている光景を見ることは非常に多いです!しかし、靴はつま先に合わせて履くものではありません。この履き方をしていると踵に隙間ができてアキレス腱部と靴との隙間で靴擦れが起きることが多くなります。さらに、歩行時に靴の中で足が動き過ぎてしまい運動効率が低下します。

つまり、靴を履く際は踵を合わせることが重要です!

つま先トントンではなく、踵トントンが正しい靴の履き方ということになります。靴を履くという動作は、単に足部を靴の中に合わせるということではなく、足部をどのようにして靴の中で安定させるのかという視点が重要にります。



【靴ひもを締める】

 靴ひもを締める際は座って行うことをおススメします。

 しゃがんで靴紐を結ぶ場合、前脛骨筋(足首の前側に浮き出てくる腱)に力が入ってしまい腱が浮いた状態で靴紐を締めると後々ゆるくなってしまうことがあるためです。出来る限り、前脛骨筋の収縮が入らない姿勢で靴紐を結ぶことが望ましいです。

 また、靴紐の通し方によってフィッティングに差を出すことも可能です。たとえば、靴紐の穴に紐を下から通すか上から通すかだけでも靴の締め付け度合が変わってきます。
①アンダーラップ:紐穴に下から上に向かって紐を通す。圧迫は弱めの通し方。
②オーバーラップ:紐穴に上から下に向かって紐を通す。圧迫は強めの通し方。

どの結び方が良いかはその人の足の形によっても変わってくるので一概にこれがいい!とは言えませんが・・・基本的には、つま先部分の適度なゆとり、甲押さえ部分と踵の部分の適合性が重要になります。(あとで細かく説明します)

そのため、つま先部分の1~2穴くらいは少し緩めでも良くて、足首側はしっかり締めた方がいいです。

あと、ここで重要な注意点がひとつあります。

靴紐を縛ったまま脱ぎ履きしていませんか??

これは甲押さえがしっかりと働いていない状態になります。機能的にはスリッパに近付いてしまいます。スリッパで長い距離を歩いたら疲れるのは当たり前です。スリッパで長距離を走るなんて考えられません(笑)

履きやすい靴は脱げやすい靴です。

靴を履いたら靴紐を締める、脱ぐときは緩める。これだけで、差が出ます

当たり前かもしれませんが、日本は屋内外で脱ぎ履きの文化があるため、靴を選ぶ際に「脱ぎ履きのしやすさ」で選ぶ人が非常に多いのです。

靴は歩く、走るための道具ですので、脱ぎ履きの容易さの優先順位は下げてください。

靴を履いたら靴紐を結ぶ、これを指導しただけで足の痛みがなくなった方もいます。


最後に靴の履き方のまとめです!

靴を履いたときは踵トントンしてから靴紐を結びましょう!

これだけですが、これが驚くほどに重要です。

これだけで驚くほどにパフォーマンスは変わります。


Ⅱ.靴のサイズの合わせ方を知ろう!


【自分の足のサイズを知ることが大事】

まずは、自分の足の大きさを知りましょう。私は靴の履き方・選び方セミナーも開催していますが、実際に足のサイズを測ってみると「自分が履いている靴のサイズと違う!!」といった方がほとんどです。

測る場所は①足幅、②足囲、③足長の3か所です。
「えっ、三か所も測るの??」と思った方は速攻で測ってみましょう(笑)

 ①足幅(図1)
  第1中足骨頭と第5中足骨頭を結んだ線の幅

  第1中足骨頭:親指の付け根の横の出っ張ったところ
  第5中足骨頭:小指の付け根の横の出っ張ったところ

 ②足囲(ウィズ)(図2)
  足幅の部分の周径

 ③足長(図2)
  踵から示指までの直線を基準として一番長い指までの長さ


【靴のサイズ表(JIS規格表)】

靴は、上の足幅・足囲・足長によってJIS規格によってサイズが決まっています。

しかし、メーカーによって捨て寸の考え方が違うため同じ25.5cmの靴を履いても長さが違うことはあります。※捨て寸については後述します!

実測値の足長よりも0.5~1.0cm大きいサイズが適正です!!

さらにそこから足囲・足幅をJIS規格に当てはめて決めます!!

<男性JIS規格>

<女性JIS規格>

 例えば男性が実測で足長が24.3cm、足囲が24.2cm、足幅が10.0cmだとするとJIS規格に当てはめて考えると、おそらく25cmのEのサイズが適切である可能性が高いです。

 実際に測ってみて自分のサイズを確認してみましょう!

 日本人は脱ぎ履きの文化から、着脱の容易さで靴を選定するため大きめの靴を履いている人が多いです。

 実測値と普段はいているサイズに差はありませんか?


【JIS規格の罠】

 靴には「捨て寸」というつま先のゆとりが設定されています。その捨て寸はメーカーや靴の種類によって違います。そのため、実際の計測のみで靴の選定をすると合わない場合が多々見受けられます(・_・;)

 その際に実測値に左右されずに靴の選定の目安となるのがインソールフィッティングという選び方です。

JIS規格は「自分の足のサイズはこの辺なんだなぁ」という目安にして頂いて、実際はこのインソールフィッティングという方法を使って靴のサイズ合わせを行うと簡便です!!

 これは、靴の中敷きを外し、インソールに足を乗せてみる・・・だけです!恐ろしいくらいに簡単ですね。

ただ、もちろん乗せたときのチェックポイントがあります。

それは・・・

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