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X階段の攻略法

1. はじめに

Sunny Parkで登場し、数多くの人を苦しめてきた"ジャッジメント"。

「ジャッジメントは癖がヤバい」という情報は有名であるが、その癖がつく大きなポイントは何度もやってくるX階段と、サビ直後の同時押し爆撃の2つであろう。

今回は、ジャッジメントの代名詞ともいえるX階段の方に焦点を当てて、何故癖がつくのか、どうすれば解呪できるのかなどについてを自分の経験や他人のプレーから述べていきたい。


2. 癖の原因

癖がつく大元の原因は、X階段という名称にある。Xという文字はクロスする2つの直線からなる。Xという形を認識してしまうことは、階段を直線として捉えることにほぼ直結し、16分間隔の粒で構成されているという本質を見失ってしまうのだ。これがそもそもの原因である。

原因はもう1つある。これは上述したことによって誘起される、実践的、直接的な原因である。

それは、緑→青→赤→青→緑の部分が押せてないことである。自分の経験や、他人の癖ついて全く押せてない動画を見ると、癖がついている人はほぼ100%ここの折り返し付近が押せてない。

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上図を見て分かる通り、緑から再度緑を押すまで丁度1拍分の間がある。癖がついてる人はこの部分が押せずポロポロこぼすため、緑~緑の時間が1拍に満たず、抜けの緑→黄→白が全部fastで赤ばむかbadが出る。これが癖の正体である。


3. 解呪のための練習法

では、どうすればX階段が押せるようになるのだろうか。先ほど述べた通り、緑~緑の折り返し付近が出来てないのが原因だ。なので、その部分だけを取り出して、正しいリズムで、自分の普段の運指で押せるようにすればよい。

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先ほども述べたが、緑~緑の時間は1拍である。なので、正確に押すとタカタカタン! というリズムになる。このリズムを絶対に意識してほしい。

運指は自分の運指で良い。ただし、緑をどのように押すかは、X階段を丸々押すときと同じでなければならない。例えば、私はX階段を丸々押すときは両小指(白)→両中指(黄)→両親指(緑)→両中指(青)→右親指(赤)→両中指(青)→両親指(緑)→両中指(黄)→両小指(白)という運指なので、私がこの練習をするときは緑を必ず親指で押さなければならない(小指で取ってはならない)。

以上、リズムと運指を意識しつつ反復練習を繰り返す。この練習は、ポプコンを持ってる人は家でやれば良いし、AC環境しかない人は普段のポップンで曲が始まる前後等、自由にボタンを押せる時間で練習すれば良い。また、いきなり本番の速さ(bpm185)で練習することは難しいと思うので、bpm100~120位に落として練習し、徐々に185まで上げていくのをオススメする。家でできる方はスマホのメトロノームを活用すると良い。

慣れてきたら次の段階に行く。先程の練習は表拍でスタートしたが、本番のX階段では緑は裏拍になるため、裏拍からスタートする練習をした方が良い。さっきはタカタカタン!だったが、今度はウンタカタカタン!を意識する(ウンは休符、つまり何も押さない)。慣れてきたら、ウンで何も押さないのではなく両白を押すようにするとより本番に近くなる。

それが出来るようになったら、今度は黄と白を片方だけに追加した2パターンを練習する。

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どちらもタカタカタカタン!というリズムを意識する。これも、難しければ最初はbpmを落としてゆっくりめに練習する。

この2つもマスターしたら、あとは完成形を同じように練習する。

これで手が正しい動きを覚えることができたと思うので、後は実践。実際にジャッジメントをプレイして、譜面を見て正しく手を動かしていく。ここで大事なのはノーツを一個一個しっかり見る+横認識である。X階段に限らず、階段は連続的ではなく離散的に見る、つまり坂としてではなく階段として認識することが重要だ。階段は階段である。

ちなみに、癖がついてない人、得意な人、できるようになった人は以下のような認識で良いと思う。白→赤→白で4分間隔になってることを意識し、1拍に4つ押すことを意識する。

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         タカタカ

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          タカタカタン


4. その他考察

そもそも、ジャッジメントのX階段が何度もやってくる地帯(爆撃後)はX階段の前後も普通に難しいので、そっちの方に意識が向いてしまったり、疲れたりしてしまうことでX階段がおざなりになりやすいと考えられる。例えば、トイコンテンポラリーのこれ↓

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ここで黄色2個見逃し罰出て逆ボになった人もいるのではなかろうか。ここで見逃し罰が出やすいのは最後の青黄4つ同時押しに気を取られ黄色の認識がおざなりになるからだと考えられる。

ポップンではこのように特徴ある部分だけ認識しよう、押そうとしてその周辺の配置を認識出来なくなるといったことが起こりやすい気がする。

X階段においてはその前後の配置に気を取られX階段そのものの認識をサボる、あるいはX階段の入りと抜けだけを意識してしまい、中央の折り返し付近を認識出来なくなるといったことが起こるのではないだろうか。それが何回も繰り返された結果、致命的な癖が付くのではないだろうか。

これを防ぐにはどうすれば良いだろうか?答えは単純で、余裕で捌ける地力になるまでジャッジメントをやらなければよい。でもついついやってしまうのが人間の性である。

ちなみに爆撃後のX階段が何度も来る地帯は、基本3拍子でX階段のときだけ2拍子となる。これを知っておくだけでも大分違うかもしれない。(3+3+2で4拍子×2?)

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赤をどっちの手で取れば良いかだが、これは自分の取りやすい方で構わない。私は利き手で取っているし、非利き手の方が取りやすいという人もいる。両手で一緒に取っている人もいるかもしれない。


5. 終わりに

ここまで長々と書いてしまった。読んでくれた人には大変感謝するとともに、X階段ができるようになることを強く願っている。

気が向いたらまた何か書きたい。

ぷーた


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