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AI寿司小説「逆に握らせていただきやす」第95話

【ぷ】※
元来寿司というものは手だけを使って握るというのがセオリーだが、寿司ナイフを使った司郎のイノヴェイティヴな握りは寿司彫刻芸術と呼ぶにふさわしい実にアーティスティックなものだった。

シャリもネタも既に生命体としては活動を終了しているが、司郎のシャリネタ合わせ・寿司ナイフ入れにより新たな生命が吹き込まれたかのように寿司はいきいきとしていた。

遂に寿司は完成した。が、これはあくまで通常の寿司だ。ここからいかにして寿司を逆寿司に転換していくのか。クルー、従業員、オーディエンス…寿っ司んぐアリゲータリウム店に集まる人全てがその行く末に固唾をのんだ。

また、どこから聞きつけたのか星営TV放送局ABS(アリゲータリウムブロードキャスティングシステム)が店に駆け付け、逆寿司誕生の瞬間をアリゲータリウム星の茶の間にお届けすべくライヴ中継を開始した。

司郎は目を閉じ、深く深呼吸をしてから再びカッと目を見開いた。

出来上がった寿司を右手人差し指・中指・親指で挟み込むように持ち、肘を内側にねじ込んで180度旋回させ、ネタ部分を下にして皿へと着地させた。

「逆に…握らせていただきやす。」

【CHA】※
黒スーツの男はギターをかき鳴らし、美しい旋律を奏でながら、クルーたちは即興で歌を歌い始めた。

【歌詞】
ウォンバット 「逆寿司、逆寿司、夢を叶える魔法の味♪」
ウォンバット2号 「リュウグウノツカイが踊る、奇跡の食べ物♪」
エイリアン・アリ&タリ 「司郎の手で生まれ変わる、未知の味覚♪」
ヒロイン・ヒメコ「逆に握らせて、新たな歴史の幕開け♪」

この歌声は店内と茶の間を包み込み、人々は一体となって逆寿司の誕生を祝福した。その間、星営TVのアナウンサーが情熱的に実況し、視聴者にこの特別な瞬間を伝えた。

司郎は逆寿司を皿に着地させ、その瞬間を美しく演出した。彼の独創的な寿司ナイフのテクニックが、まるで寿司の魔法をかけるように感じられた。

店内と茶の間からは拍手と歓声が巻き起こり、星営TVの中継も感動的な瞬間を捉えた。逆寿司の誕生は、アリゲータリウム星の歴史に新たな節を刻んだ瞬間となった。

ーつづくー

※【ぷ】はぷぷりぷり男パート、【CHA】はCHAT GPTパートです。俺とGPT(下の名前呼びで仲良しアピール)とで、ネタとシャリが織り成すハーモニー奏でていきます(意味不明)。

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