映画の話

僕が「スパイダーマン」を好きな理由

#映画

ぷらすです、こんばんは。今回はどうでもいい駄話など。

突然ですが、僕は数多いるアメコミヒーローの中で、スパイダーマンが一番好きです。

もちろん、スーパーマンやハルク、アイアンマン、バットマン等々、基本的にみんな好きなんですが、それでも一番好きなのはダントツで「スパイダーマン」です。

何故かと言えば、歴史の長いアメコミヒーローの中で(多分)一番弱い「普通の人」だから。

スーパーマンやハルクのように桁外れたパワーやスピードもないし、空も飛べない。バッドマンやアイアンマンみたいにスーパースーツや秘密兵器を作れる財力もない。

彼の武器は、

・第六感で危険を感知するスパイダーセンス。

・壁や天井にクモのように吸着する能力。

・10tを持ち上げる筋力、常人の40倍?の敏捷性、反射神経、平衡感覚、体の柔軟性、跳躍力左右2.0以上の動体視力。

・手首からクモの糸が出せる。

これだけ。

もちろん、これだけでも大したものですけど他のヒーローに比べればやはり見劣りします。

そして、スパイダーマン=ピーターの視点の高さは、いつも自分が助けるニューヨーク市民と同じです。

学生時代の彼は、冴えない、モテない、非力ないじめられっ子です。そんな彼が、遺伝子改良されたクモに噛まれたことで『たまたま』特別な力を得る。

その力に最初は戸惑い、力の使い方が分かってくると調子に乗って失敗し、そんな失敗がもとで親代わりの叔父さんを亡くしてしまう。

ヒーロー活動を始めてからも、犯罪者扱いされたり怪人扱いされたり、恋人との仲が険悪になったり、良くしてくれた人が敵になったり、親友に恨まれたり、親しい人が危険に晒されたり、もう、ホント散々です。(しかもヒーロー活動が忙しくてまともに就職も出来ないし)

その度、彼は悩んだり傷ついたり、時には挫折しながらも弱き人々を助け、ヒーローとして少しずつ成長しながらニューヨーク市民の信頼を得ていくのです。叔父さんの「大きな力には大きな責任が伴う」という言葉を胸に。

いや、もちろん、他のヒーローたちも弱き人たちを守ったり助けたりするし、彼らもスパイダーマンも「弱き人々を守るために巨大な悪と戦う」のは同じなんですけど、その場合の彼らの行動の主軸はあくまで「戦う」です。

対して、スパイダーマンの行動の主軸は「守る」です。

この一点がスパイダーマンと他のヒーローと一線を画すところで、強大な力を持つ敵と戦っていても、近くにピンチの人がいると(例え自分の身が危なくなると分かっていても)助ける事を優先する。

彼は弱き人々の代表として彼らを助ける。

それこそが他のヒーローに比べて非力なスパイダーマンが多くの人々に愛され続ける理由だと思います。

映画版では、2002年~2007年にかけてサム・ライミ監督で3本、その後、リブート版「アメージング・スパイダーマン」(2012)「アメージングスパイダーマン2」(2014)がありますが、どちらも面白いのでオススメです。(個人的には特にサム・ライミ版が好きですが)

ではでは。








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