なんかさっきまとめブログで「クローンには自我が無い」とかビックリするコメントが書かれていた。

お前たちって奴ぁ……(号泣)

クローンというのは、遺伝情報が同一の他個体の事である。たったそれだけで、別にそんな凄いこっちゃない。

一卵性双生児はクローンであるし、最近の胡蝶蘭なんかもクローニングして増やしてるし、私が愛好してる石化檜は全部クローンだ。

Youたちは皆クローンという言葉の響きと科学という印象で感情がねーとか不気味とか勝手極まりない感情を抱くのだが、日本人が大好きなソメイヨシノは自家不合和性という性質を持ち、ソメイヨシノ同士の受粉では種を作れない(ソメイヨシノにさくらんぼ付かないだろ？)
今じゃ日本各地の学校に一本ぐらいは植えてあるソメイヨシノ、クローンですからね！

クローンというのは言葉の響きや科学やSFっぽい雰囲気を持ちながら、実は天然自然の中にもフツーにある、街中でも割とよく見かける極めてありふれたものなんである。クローンでも「見分けが付かないほど外見が一致」するこたーないし、当然普通に人格あるし、不自然でもない。綾波はクローンだからあんな訳ではなく、ただ単に綾波という個体の性格があんな不思議ちゃんなだけ。

沢山作れば中にはいかりや長介ファンで「ぉいーっす！」って挨拶してエンヤーコーラヤ♪ドッコイシャンシャンコーラヤ♪と歌う個体も居るだろう。アイーンが持ちネタの奴だって出るに違いない。

おそ松くん・おそ松さんは容姿から見る限り一卵性多胎児として見る事ができる。5つ子とかは排卵誘発剤とかによる不妊治療の結果生まれる多卵生の方が多そうだが、そーゆーことも無くは無い。すると彼らはクローンである。しかもきちんと「容姿は似てるが性格は異なる」ので赤塚不二夫は流石だなと。

で、クローニングだが……植物のクローニングは高校の生物部にある機材程度でやれることはやれる。最終的にやらんかったが私(高校時代は生物部)は良くあるニンジンじゃつまらんのでセントポーリアのクローニングをやろうとした事があり、イオン式純水製造器やら無菌箱やら準備してたんだが……

よく考えたら、寒天培地だのホルモンだの使わなくても、セントポーリアはもげた葉っぱを鉢に刺しとくだけで簡単にクローン作れるんだよ！(涙)
余りに無駄すぎるんで止めたの。やっても生物部顧問の先生がクローニングとかやってた系なので多分成功したと思うが。

ただ、動物のクローニング(特に哺乳類)とかは楽では無いぞ。プラナリアちゃんなら千切るだけでクローン作れるが……