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ボディバランスの取り方【ガンプラ粘流式】

エアリアル発売開始からそーとー時間が経過してるから、世の中には参考になる改造事例が沢山あるに違いないとワクテカして検索してみたのさ。

検索後のワイ

む。自分でやるしかないね!

見るに、皆外形に騙されて「骨」を見ていないのである。人型ロボは人型なので基本的には人体を模した骨格が入っている。そしてこの骨格に肉が付いてデブだったり痩せたりする訳だが、太っても痩せても骨は伸び縮みしない。人体モデルを作る際のコツはどこにどんな骨が入っててどの様に繋がり、どう動くかを見切る所にある。

女性の骨格模型

まず、肩と腕から見ていこか。人間の腕は実は胸部から生えているのではなく、鎖骨と肩甲骨が腕を支える構造になっておる。肩甲骨は背骨と肋骨が作る「胸郭」の後ろ側をスライドして動き、肩の動きとゆーのは鎖骨の人体中央側接続部を基点にして動く。だから絵を描く時には鎖骨を意識して「どんなポーズにしても鎖骨の長さが変わらない様に配慮する」訳ですよ。

所がガンプラとかロボプラでは鎖骨を基軸とした動きを模した物がほとんど無く、エアリアルでは胴体の外側に近い部分に腕の付け根となるブロックの可動軸が仕込まれており、肩を引くと「中に入ってる仮想エアリアルの鎖骨」が伸びてしまう。関節構造が違うから、動かすと関節間バランスが崩れて異形化してしまう。(そこ気にしてるの、ロボ魂の初代ガンダムぐらいしか見たことがない)
で、この問題是正の為には

1.関節構造を作り直す
ちょーめんどくせー。やってられっかー(棒)

2.肩を可動させた際の鎖骨距離伸縮を可能な限り小さくする
肩の基軸と胴体側接続位置の距離が短くなれば伸縮は小さくなる。ただ、テンションの掛かる関節部改造は耐久性の問題が……

3.どーせ鎖骨距離とかみんな見てないから外形で騙す。
酷い(苦笑)
でも違和感の言語化が出来ない人は実際にどこが不味いか指摘できないから、誤魔化し入れて「見かけ上は改善した様に見える写真見せたら」騙されちゃう。
具体的に言うと

肩に着目。なんかプラモより肩が丸っこくない?

肩の外側装甲(ビットオンする時の保持フレーム)が若干外に張り出してるんよね。スライド固定だからスライドの出っ張りをちょいと削って肩全体の概形をもそっと丸っこくしたら割と誤魔化せるんじゃないかなって。

次、腕。
ちょい長い。も一回骨格模型見よう。

肘位置は大体肋骨下端辺りにあるんだが、ガンプラのエアリアルは肘位置がかなり下の方にある。

だからバンスピの製品写真では肩をいからせて肘位置を僅かながらに引き上げてる
こっちはアングルとポーズで肘位置の違和感消してる。良く見ると上の方の写真ではシールドで肘位置隠す小技も。
私が見た感じ、水平に見た時上図の赤ラインぐらいに肘の軸中心が来るのが妥当であろうし、腕の「骨」つまり関節間距離に着目すると下腕に比べて上腕側は若干長い。
腕全体の長さで見ると胴体部延長で拳の位置を引き上げても似た効果が出るが、胴体伸ばすとどっか縮めない限り縮尺狂うし美味くない。肩と上腕接続部で1mm程度縮めるかね?

プロポーションの是正方法っのは幾つもあるんだけど、私の場合純然たる改造(立体構造としての是正)だけではなく、見え方魅せ方での是正も視野に入れている。ぶっちゃけバンスピみたいに写真極振りで誤魔化すのもできなかないが、多少は形をイジって「モデリングしたい」のと、エアリアル君のファンとして

エアリアル君はそんなことしない

と言う部分を極力排除したい。中身スレッタの妹ですよ皆さん。ガニ股とか大股開きとかしないでしょ。彼女スレッタの4つ下だから今13歳よ! 中1だよっ!

ちょっぴり傾げた頭がフェミニン。

ちょいと内股気味に立つとかね、絶対13の小娘ならプリクラでの自分のベストアングルとか真剣に鏡見ながら研究してるはずですよ。それをみんな「エアリアルは太腿が太い」とか言って虐めて……登校拒否したらどーすんですか!

キリコのスーツ姿見て、貴方はキリコの太腿が太いと言いますか? あれ与圧耐G服だから太腿部分が膨れてるだけで、キリコの太腿が競輪選手みたいに太い訳ないの自明じゃん。エアリアルも基本骨格は足細くて(足首の細さを見よ!)いい脚してる筈ですぜ(ギャラリーフェイクの藤田風)

と言うことで、下半身に関しては「膝上装備品により肥大化して見えると言うか、見えなくなってるエアリアルの脚線美」をどうやって可視化するかを中心命題として弄る事とする。

構造上、ケツの直下辺りが太腿の一番太くなる部分ですな。

エアリアルは多少マッチョではあるが「太ってはいない」皆はエアリアルの概形・アウトラインに騙されて「エアリアルの中の骨格」や本体構造が見えていないし、実の所このエアリアルのガンプラ設計者が「エアリアルの中の人」を見ずに外装ばっか着目するからこーなるんよ。

服着た女性の絵を描く時だって、中の女体がどんな風になってるかちゃんと考えて描かねばデッサンが狂う。骨格があり、そこに肉が付き、その上に何層もの服がある。同じ事を立体でもやらないといけない。特にエアリアルはスペースドアーマーっぽい多層装甲構造なんで中の人を意識しないとデッサンが狂いやすい。

実際立体見ないと断言できないが、超合金エアリアル辺りは「お、やりますな」的にこの「異化・同化」を使いこなしてる感がある。写真も「影の出し方」で形状の異質・異物感出してんだね。
この辺は実際にモノを弄りながら解説しよう。

方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!