こんなのnoteにお勧めされて読んだ。

なんつーか、暗い気持ちになる。文中に示されてるように、ヴィーガニズムの難点をいきなり掘り当ててるんよね。

地球の為に断ち物をする。我慢する。

まぁ、言っちまえばヴィーガニズムというのはこれだ。他人に我慢を強いる思想だ。

正直「野菜は肉より美味い」に世界人類の6割ぐらいが同意したら肉食は廃れて行くと思うのだが、現実問題として肉は美味い。しかも人類の歴史において肉と言うのは高額かつレアリティの高い食事でプレミアム感がある。客人もてなす為に家畜を潰して肉を供したり、祭礼時に肉出すべな(クリスマスのターキーとか)
この文化風習が根底にあるから……万年単位で続けてきた風習を理で押さえつけようとしてるから、ヴィーガニズムは少なくとも短期的にはコケる。我慢を強いる限りは。もちろん、コケるのを運動上層部は理解してそーしてるんよ。

なんで彼らは短期目標として食肉量の減少とか目指さないのだろう？　いきなり動物の100%を救う為の運動では無く、10年毎に1%ずつ肉食比率を下げて1000年掛けて野望を達成しようとはしない。(ここ、凄く重要だからね！) すごーく短絡的にヴィーガンか否かを「選択させる」よね。仏教じゃねーんだから、「肉食は水曜日、金曜日、日曜日に限定する」とか、毎週月曜日はお野菜デーって線でも「段階的移行」出来そうなのに、彼らはその道を選ばない。

左翼の窮乏革命論だからだ。

無理に我慢を重ねて、積もり積もった怒りが社会を変革するチカラになるとか、そーゆー話なんですなぁ。一気に負荷掛けてストレス貯める運動方針を選択し、大義の為に「耐えるワタシは聖戦士」理論なんですわ。私がヴィーガンに「趣味や好きでやる分には良い」と語りかけるのはここが理由だ。

大義で動き、自らに聖性を認め他者攻撃を聖性故に容認してるとマッハでカルト化する。

指導部が急進左派なんだから当然彼らは末端がカルト化するのを望んでいるやで。段階的改善によるノンストレス変革では革命できねーからな。それが極論気味のヴィーガニズム推進する理由だよ。

もっかい書いとくが、日本の非仏教系で完全ヴィーガニズム推進してる動物権利とか、あれガチで急進左派だかんね。「思想の為に触法行為も辞さない」から公安に目をつけられそうになってたりする。
日本の戦後左翼史とか誰も気にしないのだろうが、「運動クサい真似してる団体見たら、思想母体を探しとく」のは現代社会を生きる上で役立つライフハックですわ。