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クーラシェイカー 来日公演レポート 2024(3)

というわけで、クーラシェイカー 来日公演レポート2024(3)になりました。前回までの道は以下です。イントロの大阪公演当日。

大阪公演のライブのレポートです。

今回は3回目、日本公演の2日目名古屋公演について書きます。


2月14日(水) 愛知・名古屋ダイアモンドホール

今回のツアーでは一番小さい会場で、私の整理券の番号も小さい番号なので、なんだかよくわかりませんが、燃えます。

この日の演奏曲は下段にありますが、前日に比べると「Jerry Was There」の後に日本初披露の新曲「Rational Man」を演奏し、アンコールの「Hey Dude」が外れました。

昨日はお香の登場はあり、Paulがセットしていましたが、名古屋ではスタッフの方がお香をセットしていました。またステージ後方のスクリーンは無い、至ってシンプルでした。会場の規模はスタンディングで1000人です。

5Fがダイアモンドホールです

物販も大阪と同じ内容でした。今回は会場に行かないとわからないという販売で、大阪の画像にありましたが、Tシャツ、フーディ、トートがありました。今、気づきましたが、大阪で貼られてあった、物販の種類・価格の画像がいつも先行で主催から告知される画像と類似しているデザインでした。もしや、予告用に画像は用意はされていたのかもしれないですね。

またレコード、CDの販売もあり、特典のメンバー直筆のサインもありました。沢山用意してくれたんですね。ありがとう!うううっ、泣てきます。


グッズの先行発売もありました。終演後の販売もありました。


客電が落ちて、そろそろです。

前日は白いフリンジのついたウエスタン調のシャツとサングラスのCrispianでしたが、本日はシンプルでもスタッズがあしらわれた黒のシャツで登場。そして真っ赤なシャツと黒のジャケット、ハットと首のスカーフが、ん〜!ダンディすぎるのAlonza。ニット帽のPaulは本日も半袖のフォントTシャツ、どうやら暑がりのようです。魔術師というか、誰ですか?ハリーポッターいうのはの和かなJayが登場します。

この4人がこうして前年に続いて、また見れると思いませんでした。至福すぎます!

名古屋でも1曲目はこの曲、アルバム『Natural Magic』のオープニングナンバー「Gaslighting」。

名古屋では、コーラスの後、一旦ブレークからのCrispianの掛け声は、まずは客席に"Are you ready?"、客席から歓声、そして"Brother Bevan, Are you ready?"と交換し、Alonzaが"Do it!"と返して、もちろんAlonzaが歌います。

観客、大歓声。

この「Gaslighting」ってご存じですか?私は「ガス灯」だと思っていたのですが、一種の心理虐待を意味していて英国では2018年に『ガス燈』という映画、2022年米国では検索が増えた流行語ですが、日本では「〜ハラ(ハラスメント)」みたいなものが近いと思います。

それを「「ガス灯」の歌かぁー」と思っていたのでちょっと恥ずかしい。

その勢いのまま「Waves」です。名古屋でも一緒に「Sha-na-na-na」を歌います。本日も中間部のオーディエンスとの掛け合いの箇所、歌詞をTokyoからNoagyaに変えますが、ここでも反応の良く「イエー」となり、Crispianも思わず、下を向いて「Hahaha」と笑ってしまいます。

にしてもManchesterまで日本からKula Shakerを観に行った人達のお陰で、この曲と歌詞の一部ができたので、ありがたいものです。

ニューアルバムからの曲の演奏中(筆者撮影)位置的にポールが見えません

そして「Natural Magick」ですが、久しぶりに初期のアグレッシヴさが復活した"熱い"サウンドに、曲構成がよくできていてちょっと感動します。

Waves」も今までのKulaにはあまり聴くとのないアンセム的な曲でしたが、「Natural Magick」は「Hey Dude」に近い"マジック"を感じます。

Indian Record Player」でも、"Ek, do, tin, char"(1・2・3・4)のカウントからです。(言い方、可愛いですよね)

どの曲もJayのオルガンが効果的です。しかもライブでもギターやリズムの合間の合いの手としてオルガンの音がリズミカルで、ザ・Kula Shakerって感じです。

もちろん、Harryも今まで再結成後で何度も日本に来て演奏して、むしろ、Jayよりも長くメンバーとしてバンドで活躍してきて、お茶目な姿も見てきました。決して仲が悪くなって脱退というわけでもなし、アルバムもいいものだったので、とはいえ、それはそれ、これはこれで。

そして『K 2.0』からの、ラーガな「Infinite Sun」では、Alonzaが両腕を挙げて手拍子をするので、観客も一緒に手拍子。Crispianも時々ギターの手を挙げ、指差しなどのアクションを混ぜての演奏です。

と続きます。

『Peasants, Pigs & Astronauts』からの「S.O.S.」で、まさか、この時代に戻れるなんて夢にも思いませんでした。このままガーっと行くと思った矢先の解散には本当に悲しかったですけど、乗り越えて、ここで聴けるなんて感動です。


K』からの「Start All Over」、「Grateful When You're Dead / Jerry Was There」と、タイトな演奏ですが、昨日よりも笑う回数の多いCrispianでした。

ちょっと気になったのが、前年度の米国ツアーのキャンセルの原因にもなった、喉の調子がちょっと大阪よりも良くないのかなと筆者は心配しましたが、SNSで「アンプの調子」というのもありました。そういえば、足で蹴るような姿を見ましたが、ミドルクラスのCrispian王子が蹴っているのか(?)、足を伸ばす練習なのか(?)の判断がつかなく、忘れかけましたが、このことも影響しているのかもしれないです。

長くツアーを続けていますので、どうしても喉もアンプも色々とありますよ。前回のような北米ツアーのキャンセルは悪夢なので、まずは、欧州・米国のツアーの成功を祈りたいです。


そして新曲の日本初公開「Rational Man」です。

前回の最後に新着情報としてインスタライブの紹介をしましたが、その時の演奏されたのが、「Rational Man」です。今年に入って英国でのインストアライブで披露されていましたが、この度、公式でも公開されました。

日本への来日前にこういう投稿がSNSで公式からありました
「言葉が出てきました」= OUT NOW?


名古屋はハチミツの一気呑みはしませんでしたが「Shower Your Love」、やはりギターは白のテレキャス。今回の日本公演でCrispianが使用したギターの紹介は『ギター・マガジン2024年4月号』に掲載されています。


ライブは中盤、「2STYX」は「2 styx ダイナマイツ!」です。そして「Idon'twannapaymytaxes」、「F-Bombs」と佳境に入ります。

相変わらずの叫び舞台の人達は盛り上がりを見せていましたが、ここ最近、世界情勢などの変化で、果たしてこの叫びは諸外国でも発声できるのか、今、書きながら、ふと思いました。

Narayana」までの怒涛のグルーヴ大会で会場も大盛り上がりのダンス祭りでしたが、「Stay With Me Tonight」でクールダウン。うっとりです。

そして、アンニュイ「Happy Birthday」は、実は今のところ日本でしか演奏されていない曲です。

続いて「303」になると再び、お馴染みの曲で観客もノリノリのままの「Tattva」からの、とうとう最後の「Hush」がきます。

前日同様、名古屋でもCrispianはギターを鳴らしながら、足を掛けようかと目視し、ちょっと足を出して、そのまま柵に足をつけてます。大阪のように身体ごと前のめりにならないで、身体を体重ごとステージに残したままで、一応、イントロの演奏をして離れるというぐらいのパフォーマンスでした。

もしかしたら距離や高さで足だけしかつけなかったのかもしれません。身軽なCrispian王子ですが、あえて危険な行為はしません。(解説?)

時折、ソロや曲の終了前の高揚さの表現として、頭をフリフリしつつ、後方にエビのように進むニューアクション。私はまたも頭の中に浮かべるのが、最近、滑って転倒する人を2人ほど見たので、後ろ確認しないのがちょっと不安でした。(転んだ人はSuedeBrett Anderson、QOTSATroy)

しかし、やはり王子なだけに転ばなかった!(颯爽としています)

こうして、余計な事を想像しつつ、エンディングとなります。

あー、楽しかったー。

前日の大阪のアンコールは「Hey Dude」からでしたが、最初に書いた通りで演奏は「Great Hosannah」「Govinda」の2曲で終演です。

神々しいよー(筆者撮影)


終演後に会場で配られたセットリストを見て観客さんらが「「Hey Dude」やらなかった!「ある意味、レア」との会話をキャッチしました。

アンコール1曲目に「Hey Dude」があります

SNSでセットリストにサインを貰った人がアップしていた画像に「演奏しなくてゴメンね!」とメンバーからこの件のことが書き添えてありました。


こうして、終演後に、15分なら対応してくれるという話がありましたが、私は翌日は東京に戻って午前中は勤務することになっていたので、泣く泣く帰りましたー

3日連続で休むことができませんでした。最終日は午後休にしたので、本当にしかありませんー。

こんな感じ(Crispianのインスタから)


Crispianのインスタから名古屋公演後の出待ちの模様。Crispian監督の『変態小説家(A FANTASTIC FEAR OF EVERYTHING)』とBIG SMILECrispianが投稿されていました。

うーん、残念すぎる!

大阪から一緒だった人は行ったのかなと思ったりもしますが、彼女は地元なので時間は大丈夫なのかもしれませんが、上手く行ったことを願うだけです。また次回もどこかで会うことができるかもしれません。



名古屋公演のSetlistは以下です。

  1. Gaslighting

  2. Waves

  3. Natural Magick

  4. Indian Record

  5. Infinite Sun

  6. S.O.S.

  7. Start All Over

  8. Grateful When You're Dead

  9. Jerry Was There

  10. Rational Man (new Song)

  11. Sound of Drums

  12. Shower Your Love

  13. 2STYX

  14. Idon'twannapaymytaxes

  15. F-Bombs

  16. Song of Love / Narayana (The Prodigy cover)

  17. Stay With Me Tonight

  18. Happy Birthday

  19. 303

  20. Tattva

  21. Hush (Joe South cover)
     Encore:

  22. Great Hosannah

  23. Govinda


というところで、今回の名古屋公演のレポートを終わります。





次回予告ですが、Kula Shakerの東京公演最終日のレポートです。ついに今年のKula Shakerのライブが終わってしまいます!来年までが長いなぁーということですが、渾身の、渾身のライブレポになるはずです!お楽しみに!

それか、ジョンとリアムの新譜や、夏フェス、再びメタルとか、この先もまだまだ続きます、続けます。


最後にメンバーシップも始めています。


ご清聴ありがとうございました!

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