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#スキな3曲を熱く語る

「#スキな3曲を熱く語る 」っていざと思うと、なんだろう?って思いませんか?。何故って、3曲という限定数にあり得ないというか、どれもこれもって思うので、ここぞが出ません。

最近、気に入っているのは「マリマリマリー」

え、音楽じゃないじゃないかって?

それは知ってますが、この「マリマリマリー」はちょっと懐かしい80'sっぽい雰囲気があるので好きなのです。それで、今回は80年代を思い出して、あの頃に聴いていたノスタルジックな3曲として選出しました。

この3曲にしました!


Hubert Kah 「Limousine」

かなり耽美的な歌です。80年代はクールな時代とされていて、笑顔は見せないのが特徴です。女性は笑う場合はヒステリックな笑い、鼻だけとか、ニューロマンティックはとにかく笑顔ではないのです。無表情、無機質、ロボットっぽい動きなど、テクノポップが流行った時、誰も笑わないバンドは凄く多かったのです。

他の曲(「Engel 07」)の方がヒットしているのですが、当時の私はソウルっぽい、ダンサブルで、ムーディな「Limousine」の方が好きでした。

三人組のテクノサウンドのバンドって多かったですが、このバンドは1980年の前半は全然、テクノな音楽ではありません。たまたま流行りな音楽がウケたものの、本来の自分とのギャップに苦しんだのかは私は知りませんが、のちに、女性ボーカルSANDRAさんと一緒に演奏したりしています。ショウビズで成功するのは大変なのでしょうか。

このSANDRAさんって、どこかで聞いた事がある名前と思ったら、Arabesqueに在籍していたんだそうです。あれ、Arabesqueってディスコサウンドで一世を風靡した女性三人組です。

日本ではArabesqueの方が有名ですかね、多分。「Hello Mr. Monkey」「Midnight Dancer」「Billy's Barbeque」など、大ヒットしていたと思います。ドイツのバンドはテクノやディスコミュージックでは人気を博していいましたが、この様な繋がりがあるとは、世界は狭いです。驚きました。

Hubert Kah の「Limousine」をカセットにダビングして、マイテープとして仲間達と車で出かける時のBGMにしたが80年代のいい思い出です。


Scritti Politti 「Perfect Way」

アメリカのBillboard Hot 100では11位にランクインした、言わずもがな、85年の最大のヒットアルバム『Cupid & Psyche 85』からの曲です。この、音の洪水というか、これだけ綺麗なフレーズが散りばめられて、ハンサムなグリーン・ガートサイドの天使の声に、恋をしない女の子はまずいないでしょう。「女の子を狂わせる、完璧な方法を僕は得た」という歌詞にドッキリもします。

当時のグリーンはデビュー当時のレゲエなお兄さんではなく、トレンディドラマの主人公で、時に宇宙からのスターマンになったり、王子になったり、それは素敵なアイコンでした。

私はグリーン・ガートサイドがとにかく好きで、音楽雑誌の「音楽専科」にグリーンの似顔絵イラストを投稿したほどでした。しかも熱意があったのか、グリーンの完璧な方法に引っかかったのか、私のイラストはまんまと雑誌に掲載されたのでした。

しかし王子様は日本に来日してくれず、月日流れ、2006年に来日はしたものの、あの頃のグリーンぢゃないという、どんでん返しが待っていました。確かにグリーンはインタビューでも何故か辛辣な事を多くいう人物で、ポップスターを否定し、音楽重視な人物ではあったなぁと思ったのでした。

現在も日本では男性の方のレビューが多く、楽器の話や、音楽ルーツ、サウンドメイクなどを中心として語られています。

私は3回、『音楽専科』にイラストを投稿しましたが、2度ほど掲載されました。最初にグリーン・ガートサイドを、2度目はThe Cureのロバート・スミスでした。3回目は忘れてしまいました。多分、当時の『音楽専科』といえば、デヴィッド・シルヴィアンだったので、それかなと。ただ、どうしてもバッティングするので気持ちが乗らず、それ以降、投稿はやめました。

余談ですがそのキャラの「デビちゃん」は後に学校のコンペ作品に使われ、友人が色を塗って賞を取りました。そんな事もありました。


Don Henley「The Boys Of Summer」

最後の曲も有名な曲ですが、当時はMVを見て、印象に残っている好きな曲でした。

当時の80's集大成が、この曲で、真夏の夜中にMTVでこのMVがよく流れていました。友人らと海に行った時には、こんなお洒落な曲が流れていたのです、あの頃は。

洒落たカフェバーに私は友人とよく行っていました。たまたま、二人でいたら見た顔の子がやって来て、私と友人は思わず笑ってしまいました。見た顔の子は私たちの仲間達の1人でした。そして、友はウエイターのお兄さんに「あの二人にカクテルを」と言って、見た顔の子とそのツレにお酒を贈りました。もちろん、贈られた二人はビックリし、見た顔の子はウエイターのお兄さんから、私たちの存在を知り、慌てて、こっちに来ました。

流石にデートの最中にカクテルを贈られるなど、想像してない事件が起き、その上、贈った人物が笑っている友人達だと知り、ビックリどころか息が止まりそうな体験ですよね。楽しい出来事です。

80年代はそんな時代でした。確かに景気は良くなく、時代はバブルに向かっていました。徐々に変わりつつ大きなバブルの泡に、私は気付いていませんでした。

ドン・ヘンリーは元Eaglesでしたが、解散後のソロ活動で、この曲が大ヒットしました。当時の私は、この人が誰かさっぱりわからず、いやいや、この人は「Hotel California」を歌っていたでしょ?と言われても、きっと想像もしなかったでしょう。

Mid Summerに似合う曲で、大昔には夏がテーマになっている曲が多くあって、CMでも夏のイメージの商品も多くありました。


それにしても、80年代は多くのダンサブルでクールな音楽だらけの中、仲間らと色々遊びにも行かれて、それはそれで楽しかったです。ニューロマほどデカダンなムーブメントの音楽はなかったと思います。

当時、日本でもランボーをモチーフしたCMあったので、そんな雰囲気が日本全体にもあり、のちにDuran DuranのCMも登場したのは、時代だったかもと思います。

何となく、あまり「熱く」は語ってないのは、無機質でクールな時代の80年からの選択だったからかもしれません。ただ今回、Spotifyの曲を色々調べましたが多くの曲があり配信というサブスク・ラジオがある時代は音楽好きには場所を選ばず、端末さえあれば、ずっと好きな音楽を聴き続けられる良い時代なんだなと思った次第です。


ということで、「お題目に文章を」ということで、#スキきな3曲を熱く語るでした。正直、このお題目で文章を書いている人達の中で「これ以外にも、もっとあるよ〜」って思った人も多かったのではないかとも思います。いい曲に限定をすることは、そもそもナンセンスな話ではないかという事で、この話は終わります。

ご清聴ありがとうございました。


#スキな3曲を熱く語る

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