気づいたらあなたの故郷に恋してました(trip to Oamaru, NZ🐧)
どうも、今月いっぱいリフレッシュ休暇をいただいてます。私です。
本来なら半年で辞める予定だった職場から就労ビザサポートの話が出て、やめる理由はいつしかなくなったからこのまま在籍することにしたことをいいことに、
「ってかせっかくNZ来たんだから、コーヒー作ってばっかいないで国内うろうろしといで!」と言っていただき、1ヶ月のお休みをいただいたのだ。
ほんと優しい職場でありがたいかぎり。
って、どこ行こーかなー
当初はパートナーと一緒に旅をするはずでしたが、晴れてきたように思えた彼の心の靄がまたかかったようで、ちょっと関係性に距離を置くことになったのん (´・ω・`)
だから必然的に一人旅決定。
そういえば一人旅なんて最後にしたのはいつだろうか…
まっ、一人時間が必要な時ってことで、こうなったら旅しまくってやる!
王道の旅先は来週以降に組んだし、ニッチなとこ行きたいなーって考えてたら選んでた街、それがオアマル。
南島南部にある、小さな港町。
ビクトリア調の建物が残ってたり、世界最小のペンギン blue penguine がいることで有名だそう。
この街の存在を知ってたのは誰の他でもない、彼の影響だ。
彼の生まれ故郷がこの街。
行ったらより辛くなるかなとか感じつつも、長距離バスも現地のお宿も、秒速でとってる自分がいた。
段取り組んだ12時間後の朝8時には、バスターミナル発のバスに乗った。
ガイド好きな運転手さんが道中トリビアをたくさん喋ってくれて楽しい車内。
お手洗い休憩で寄ったTimaruがまた可愛い街で、ゆっくり街歩きに来たくなった。
クライストチャーチから4時間ほどで到着。
軽くお昼を食べようと入ったカフェで選んだパンプキンスープが絶品だった。
お宿のチェックインまで時間があったので、海辺のベンチに座りしばしぼーっとする。
海辺行くまでの街並みに心奪われた。
海辺に着いたら着いたで、水の青さや無造作に浮かぶ漁船のユニークさがこれまた心を揺さぶる。
波の音を聞きながら黄昏ていると、なんだか詩でも書きたくなって、カバンからノートとペンを取り出し、高校生ぶりに英文の詩なんて書いてみた。
そういえば彼は詩人だ。きっとこの街の雰囲気が無意識的にそんなcreativityを掻き立てるのかもしれない。
五感と自分の内心と向き合ってると、心がどんどん穏やかに、落ち着いていくのを感じた。
日差しの下では暑いが、日陰では肌寒い日。
木の下で1時間ほど過ごしてたらあったかいものでも飲みたくなって、近くにあったカフェでモカを飲んだ。
そうこうしている内にチェックインの時間だ。
お宿は海辺から徒歩5分ほどのバックパッカー向けのとこ。
一人部屋に空きがあったからそこをブッキングしておいた。
携帯の充電と、バス旅の疲れを癒すのにしばしベッドに横になり休憩。
海辺を一望できるとても素敵なロケーション。
リビングに行くと他の宿泊客の方が気軽に挨拶してくれる。
ゲストハウスならではの人の温かさを感じる。
最近インスタで仲良くなった友人の影響で、ローカルの映画館に興味を持ち始めた。
なので、今月は旅先に映画館があったら行こうと決めていた。
この町でも例外ではない。
ちょうど一昨年オープンしたばかりのミニシアターを見つけたので、heartwarming そうな作品のチケットを買って映画鑑賞。
日本にいた頃は映画館は基本一人でしか行かなかったのに、そういえばこちらに来てから必ず誰かとしか行ってなかった。
ツレの反応なんて気にせず、ただただ作品と向き合う時間、とても良かった。
鑑賞を終えた頃には19時。晩ご飯どーしよー、と思ってたら見つけたアジアンなご飯やさん。
vege Singapore noodlesをテイクアウトしてお宿で食べることにする。
熱々のテイクアウト片手にお宿に戻る。
キッチンは誰もいない。
持参したスパークリングウォーターと共にいただきます。
アジア圏のテイクアウトは値段の割に量が多いので、物価が高いこの国ではありがたい。
ちなみにこの料理はNZ$12.90だった。
時間的にこの街名物のペンギンウォッチングに行けそうだったけど、今日はもう疲れたし、お宿でのんびりすることにする。
ってほんとは、商業的に動物を見世物にしているところに行くことに違和感を感じていた節もある。
だから私は動物園や水族館が苦手。
でもこの街ではすごく考えられて保護されてるそうだし、どーしよかなー。
明日の気分で決めようと、この日は22時前には寝た。
快眠も快眠で、6時前には自然と目が覚めた。
今朝は日の出を見に行こうと思っていた。
東海岸の街なので、朝日ばっちり見えるもんね。
(クライストチャーチでも見れるけど、家から海辺まで地味に距離あるから今までみたことなかった)
薄暗い時間にお宿を出ると、昨日の明るい時間帯とはまた違う魅力を感じた。
曇ってたけど、雲の隙間から太陽さんの明るさ見えたこの日のご来光。
タイムラプス撮りながらぼーっと眺めたり、ちょっとだけ瞑想したり、リラックスな朝。
見終わった後海辺を軽く散歩して一旦宿戻る。
陽が出ると一気に暑くなってきたので、上着置いたりしてから、朝食食べにまた外出。
昨日寄った海辺のカフェの雰囲気が良かったので、ここで朝ごはんを食べようと決めていた。
開店10分前にはお店の前に着いてしまったので、お店隣の浜辺でオープンまで待った。
1番客で来店。
アメリカーノと、vege stackっていうベジハンバーグ的なのをオーダー。
待ってる間、普段読まない新聞なんてものに目を通してみたりしちゃう。
海が一望できる席で美味しくいただいた。
食後宿に戻り歯磨き、そしまた詩が書きたくなってノートを開いた。
自然を感じながら美味しいもの食べて、波の音と鳥の囀りを聞きながら風を感じる食休み。
なんとも心満たされて、至福の感覚だった。
昨晩行くか悩んでたペンギンツアーの予約も済ませる。
自分のcomfort zoneや常識を超える良い機会になりそうな気がする🐧
さて、街を散策するか、と外に出る。
目的地は宿から徒歩15分ぐらいのとこにある Oamaru Lookout Point っていう展望台。
近いやん!と地図上では思ったが、歩き出すとなかなかの上り坂で気づくとゼーゼー息切れしていた。日頃運動してない証拠。笑
しんどいわーと思いながら上った先には、街と海が一望できる絶景があった。
息を飲む美しさ。
気づいたら40分近く黄昏ていた。
「この心満たされた感覚忘れないように書き留めとかないと!」と思いここでも詩を一句書いた。(詩の単位って句だっけ…?)
下りはすぐ近くにあったトラッキングコースを使おうとした。
でも道に迷いかけて怖くなって、一旦展望台まで戻って、最初登った一般道を下ることに🙈
かなりの傾斜に下りは下りで転びそうで怖かった。
帽子忘れたから直射日光の中坂道歩いてた影響で、相当汗かいた。
水筒は持っていたが、冷たいものでも飲みたい気分だ… そう思い、通りかかったカフェでついついアイスアメリカーノを飲んだ。涼むー
ビクトリア調の街並みを眺めながら、街ブラうろうろ👣
お土産屋さん、ブティック、市営美術館、図書館、公園…
初めての街だとどこも新鮮で楽しい。
公園では地元のおじさんから話しかけらて数分だけ一緒に歩いた。名所とか教えてくれた。人が温かい街だ。
歩き疲れて宿に戻る14時ごろ。
朝ごはんしっかり食べたからかお腹がなかなか空かず、ひとまずお昼寝することに。
無我夢中で歩いていたようで、15時半まで爆睡だった。
目覚める頃にやっと空腹を感じる。
遅めのランチ、早めの晩ご飯として、気になってたbreweryに行こうっと。
なんとなく2月は禁酒月間にしてたから1ヶ月ちょいぶりのお酒。
蒸留タンクを眺め柄だと、より美味しく感じるこの街産のビール🍺うまま
ほろ酔いの良い気分で宿戻り、夜行くペンギンツアーまでのんびり過ごす。
リビングで旅中に書いた詩をCanvaでポスターみたいにして遊んでた。
ツアー開始は20:15。宿から15分ほどで着く距離みたいだけど、夕暮れ時の空や街並みを眺めながらのんびり歩きたかったので、19時半には宿を出た。
ペンギンさん達が海での漁から家路に着く夕暮れ時に行われてるこのツアー。
ツアーって行っても、観客席的なとこから遠目にペンギンさんの帰宅を拝見する感じ。
フラッシュとかで驚かせないために、写真や動画は一切NG🙅♀️
ペンギンさん達が現れる前に、保護センターの方からどうやって彼らを守ってるかのお話もあり、すごく興味深かかった。
干渉し過ぎることのない、野生生物の保護のあり方、考えさせられるとても良い時間。
行って良かった。
帰ることには21時過ぎ。すっかり真っ暗。
暗いからか、日が暮れると一気に寒いからか、明日帰る実感が湧いて来たからか、なんだか泣きそうになる。
宿戻った後はなるべく早く寝た。時間は覚えてない。
翌朝、7時過ぎ起床。
どんより曇り空で朝日全く見えない。昨日朝日見に行って良かった。
のんびり荷造りして、部屋での水飲み用に使ってたグラスを洗いにキッチンへ。
他の宿泊客の皆さんが朝ごはん中。
ほとんどの皆さんが同じく今日チェックアウトらしい。しかも数名はこの後同じクライストチャーチ行きのバスに乗るそう。
宿泊中なかなか皆さんと話すことなかったが、最後にワイワイできて嬉しかった。
バスは9:25発。
乗り場行く道中にカフェにでも寄るか、と早めにチェックアウトした。
この街で4軒目のカフェ訪問。
甘いものの気分で、ホットチョコレート。
NZのカフェの今だに慣れないとこ、それはモカとホットチョコレートにはデフォルトでマシュマロが添えられるとこ。
注文時に”no marshmallows” って言っとかないと絶対添えられるんだけど、私は高確率で言い忘れる。苦笑
今朝も言い忘れた。単体で食べるのしんどいから、仕方なしホットチョコレートに投入してなんとか食べれた。
バス停着くとお宿で一緒だった皆さんと再会。
あーとても素敵な旅だった。と、しみじみしながらバスは出発した。
そんなことを出発前は思ってたけど、この街が彼の故郷とか関係なしに、私はすっかりオアマルの虜になっていた。
自然と歴史が融合しつつ、静かな日常もそこにちゃんとある感じ。
次来る時は、1週間ぐらい来たい気分。
思いつきで来る選択してくれた自分ばりありがとう。
さっ、今月の残りの旅が楽しみだ。
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