なぜ、問題がありそうなところなのに何も変わらないのか。
そのようなことを考えて向き合うことが、とても大事なことです。

見てわかる部分、つまり誰もが見て分かるところは表面上の問題点。
そして目に見えない部分、つまりは分かる人が限られる潜在的な問題点。
それぞれが絶妙なバランスで成り立って、それが維持されている状態は多く存在します。

長い間、その状態が続いていると本来どうあるべきか。
どのような目的でそうなっているのか。
どういう経緯でそうなったのか。

それらを知る人は少なくなり、手がかりすらほとんどなくなる。
表面上だけで判断するならば、そんなものは中止または廃止することが妥当となる。
しかしながら、潜在的には何らかの理由があることも忘れてはいけない。

複雑な背景がそこにあるのならば、あらゆる仮説の上で現代に置き換えて生まれ変わらせる方が、そこに掛けてきた時間も労力も何もかも全て無に帰すよりは、当然コスパは良い。

時間を越えて問題と向き合うために必要なのは、膨大な量の仮説。
気の遠くなるような作業を乗り越えることで、新たな世界の像が形成されていく。

あなたの仮説が世界の問題を再形成しますように。

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