寸分たがわぬ王|2022.6.29

これは記憶の日記

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最近感動というか衝撃なことがあって。


いつものように大好きな*ラジオ漫画犬を聴いていたんですよ。

*ラジオ漫画犬とは、インターネットサイト「オモコロ」にて毎週日曜日に更新される、漫画家凸ノ高秀さん(となりのヤングジャンプにて「she is beautiful」絶賛連載中)と、友人の孔雀王さん(大阪西天満にてバーゆとりちゃん絶賛営業中)がされているラジオ

通勤の楽しみに、帰り際スーパー寄って買い物しながらさ、
この回を聴いていたんですよ。


35:43~資格浪人をしているリスナーから、今の生活に居心地の良さを感じているがこのままでいいのかという漠然とした不安もあるというお便りから、
凸ノさん孔雀王さん共に分かるな~と共感しつつ、でも小説の賞に応募してたり動いててすごいよなという話になり、
そして孔雀王さんもちょうどその時初めて記事を書き、それをオモコロ杯に出していたので、その際に考えたことについての話に。

以下、書き出し。

39:36~
「オモコロ杯出してる時に考えててんけど、オモコロ杯出すということは、オモコロライターになる可能性があるという話やん。てことは、頭の中にオモコロライターになった自分みたいなんが存在するくない?(中略)
でも実際はほとんどの場合、ライターにならへんわけやん。(中略)
でもなりたいと思ってしまったら呪縛のようになれた自分が頭の中に住み着いているわけやん。それって結構きついことやん。だから僕は割ともうそれにならんように生きてきたところがあるわけですよ。なりたいと思ってしまったらなれない自分と折り合い、いつかつけないといけなくなる。というのが怖くて一歩踏み出さんとかがあるわけよ。
君はでもジャンプ作家になるというのは結構あるやんそういうのが。(中略)そこらへんはどう思ってたんかなと。」


これ言えるの、すごくない?

買い物しながら何気なく聴いてたから、スーパーで立ち尽くしてしまった。

なにがってこのどうしようもない?モヤモヤを見事に言語化しているんですよ。
こういうこと考える時って感情が先に来てしまいがちで、その感情に埋もれるから更に正体が掴めずにモヤモヤしてしまうことが多いと思うのに、辛いことと分かりつつ自分の思考を丁寧に追っていっている。

思考の整理ができるのもすごいけど、それに加えて、これを多くの人が聞いているラジオでジャンプ作家の友達に言えるのがすごい。

孔雀王さんがそう思ってなかったらすみませんなんだけど、
なれなかった自分となりたかった自分の話って、ネガティブというか自分にとって恥ずかしい部分で人になかなか言えるものじゃないと思っている。
これを思っているということは、なれなかった自分の存在を強めることになるから。
でもその恥部を大勢の人、ないしはジャンプ作家というなりたい自分になれているような友達におっぴろげるって、そりゃもう、、、、
弱みを見せられる人間こそ一番強いしかっこいいんよ。

好きとかそういう言葉より、かっこいいというと強く思った。

またこの話の前に、「オモコロ杯にあたって初めて記事書いたけど、これだけでもう十分じゃない?」って言えるのもいいんよな~~~。
正直、自分も初めて書いた記事でエントリーしていたから、救われたというのもある。
でも自分のこと自分でちゃんと褒められる人でいいなと思った。


そんで極めつけは、これ以降の回だと思うけど、
孔雀王さんの好きな漫画が狂四郎2030って言ってて。

ちょうど私が読みたいと思ってた漫画なんです。

あぁ、進むべき道の先に孔雀王がいる。


漫画犬、永遠にリスナーでいます。

グヴォワージョッシャー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!





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