住友優子「イギリスひとり旅④」
グラストンベリー、一日目。飛行機12時間、電車、バスを5時間乗り継いで、日本との時差8時間のイギリス、現在、7月18日(木)の午後2時半。長い今日を、時と空間の中をふんわり漂うように通り抜ける。
聖なる井戸「チャリス ウェル」
入り口で日本から来たと話すと、「ここを入ってすぐ右にある大きな木は、とり、とり、、、」と詰まったので、「あ、鳥居ですか?」と聞くと、「そう、to.ri.iの様なものなのよ」と、神聖な場所への入り口であることを教えてくれた。静かに自分の中心と繋がる場所。
日本は、木々がすぅーっと、天に突き抜ける感じで空気がしっとりしているのに比べ、イギリスは、まあるいお庭に、囀ずる小鳥たち、穏やかな空気を感じる。
湧き出る水に私も裸足になってそっと足を入れてみた。全身がぎゅっと浄化されたような冷たさ。体の周りに手をひらひらさせ、自分のオーラを水で清めるような動作をしている人たちもいる。
ジョンレノンがイマジンの閃きを受け取った場所、、、
あんまり可愛い小鳥さんに出会ったので、写真を撮っていたら「いい写真が撮れた?」と少し離れたところから、声がした。
彼女の隣に座り、一緒に瞑想をした。そして、彼女の住んでいるフィンランドのこと、家族のことなど話した。こんな青空の下で、緑の綺麗な所で、誰かと瞑想する、、新鮮な気分。
英会話力が突然アップしたとは思えないが、心と言葉は連動しているようだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?