こんにちは。皆さん、ジュニアは好きですか？
私は自担がジャニーズを退所して以来、なかなか素直に彼らを見ることが出来ないでいました。が、先日𝐈𝐧𝐭𝐞𝐫𝐧𝐞𝐭の海をさまよっていると、見つけたんですよ。

なにこの｢神様｣みたいな名前。
善如寺來、阿弥陀如来の親戚か？縁起が良すぎる。良すぎるのは名前だけでは無い。その所作や喋り(reel参照)はもちろんだが、なんと言っても顔(インスタ4-5枚目)。

ぜつっっっっっっったい売れる
自担を見つけた時以来の衝撃であった。また、呼び名も良い。あだちいの(関東無所最強ツートップ、舞台行きたかったな、大賞9位めでたいね)で有名な千井野が放った呼び名である｢にょじにょじ｣。役満かと思った。ジュニランの公録に仕事で行けないのが悔しいという感情がじわじわと湧いてくる。社畜、過去の少クラの録画(2011年10月くらいから毎週録画をしダビングし続けている、執念)を漁る精神的余裕もないため、ジュニランのI promiseをひたすら周回する日々。ああ、これが癒しなのか。昔からちびジュのヲタクは何故か社会人のお姉さんが多かった気がする。あんなんショタコンやんって、JKの時の私は嘲笑っていた。が、今、社畜となって初めてちびジュの需要がわかったのだ。あれは癒しである。普通に生きていれば関わりのない青年たちが歌い踊る、非現実が心地よいのである。かくして、ヲタクはジャニヲタに出戻ったのだった(多分)。

(おまけ)

⬆この4人でどうにかデビュー出来ませんか？？？

さて。前置きはこれくらいにして、本題に入っていく。

私は先述の通り紆余曲折を経てメンズ地下アイドルのヲタクにまで至った。そして今、ジュニアのヲタクに(便宜上ジャニヲタと以降表記させてもらう)また、戻ろうとしている。そんな中ふと気がついた、言わば｢無知の知｣について記していこうと思う。

●｢無知の知｣とは？
前提としてまず｢無知の知｣とは何かを簡単に記しておく。｢無知の恥｣と思われがちだが、知らぬ事が恥というのは、この考え方においては言わば真反対。古代ギリシアの哲学者ソクラテスが発した言葉のひとつで、意味は｢知識を有しているとされる彼らは、自分自身に知恵があるとは思ってはいても、実際には知恵があるわけではないこと。実際は美しく、かつ立派なものを知っていると思い込んでいるに過ぎないこと｣(出典:東洋大学「無知の知」とは？大学教授がソクラテス哲学をわかりやすく解説【四聖を紐解く④】(https://www.toyo.ac.jp/link-toyo/culture/socrates))である。つまりお前の知ってることは知っていると思い込んでるだけで、知ったかぶりすんじゃねーよってことである(これも知ったかぶり)。

●ヲタクと学者と無知の知と。そしてファン
まず、真夜中の私のツイートを見て欲しい。

日本語が崩壊しているのは置いておこう。5年？ぶりにジャニヲタやるかあ！となった私は、様々なヲタクが濁流のように流れてくるタイムラインを眺めながら、ヲタクってめちゃくちゃ気持ち悪い存在なのではないかということに気が付いたのであった。その気持ち悪さの原因はなんなのか。ひとつとして先にも記した｢知ったかぶり｣がある。

私たちはタレント、アイドル、俳優から見せて貰えたものしか受け取ることが出来ない。これは当たり前であり、他人と生活する上であっても、職種問わず言えることである。本当の他人はその人しか知らないのである。なんなら、その人でさえも自分自身のことなんてほとんど知らないのである。それなのにヲタクと言う生き物は主語がでかい(いい例がこれだね。まさに)。あたかも彼の全てを熟知しているかのごとくつらつらと自慢げに喋るのである。なんと気色の悪い生き物なのだろうかと、深夜湯船に浸かりながら嫌な気持ちになった。また｢考察もせず｣とTwitterには記したが、これもまた気色の悪いポイントである。なんなら他人(ヲタク)の主観が混じったものなんて、まさに｢知ったかぶり｣の権化である。てめえは何様だという話である。
さまざまな界隈を練り歩いてきてジャニーズ(現SmileUp)に戻ろうとする今、古巣の心地良さと同時に違和感を感じる日々である。その理由として上記にあるSNSの発達がある。私の自担はSNS参入を期にジャニーズを退所した。そんな自担を長らく応援しているからかもしれないが、ジャニーズに対して多少なりとも幻影を抱いているのが事実だ。
ジャニーズは夢現なのである。故に｢知ったかぶり｣をした所でそこに対した差は出なかった。SNSの発達の前から掲示板()などもあったためそれと正直変わらないだろうという気もするが、確実に何か違うのだ。多分それは客層/応援の仕方である。かつ、わたしは彼の全てを知っているというツラをしたヲタクが増えたような気がする。謙遜がなく可愛くない。
これに関してはジャニヲタは可愛い方で、もっと酷い界隈は沢山ある。まあ、私が知りうる限り、見てきた限りであるが。

学術の世界に少しだけ身を置いていた者として、ひとつ怖いものに｢素人質問で恐縮ですが｣というものである。基礎的な部分がわかってんのか？という教授からのありがたい質問の際にこの言葉はよく聞かれる。京言葉のようなものだ。そして、その言葉を枕に質問をされた学生は｢えー……わたしの管見の限りでは｣という前置きをして言い訳(おい)、謝罪をする。
現代のヲタク(一部)にはこの謙虚さがないのである。お前は全知全能の神ではない。所詮金を払って見せて貰っている身分にも関わらず、ヅケヅケと文句を言い、狭い視野の範囲で知ったかぶり、○○推しなわたしかわいい♡⃛みたいな意味のわからない価値観で画像をピンクとハートに加工する。己を可愛いとおもっているのならば、その傲慢さをどうにかしたらどうなのだろうか云々。

まさか｢管見の限り｣ではという視点がこんなにも日常に欠けているとは思わなかった。しかしこの視点はふと気を抜くと簡単に忘れてしまう恐ろしいものでもある。

推しの前でくらい借りてきた猫を被って、謙虚に、慎ましやかにいたいものである。そうインターネットの上でもね。

おわり