面倒事が体当たりしてくる人生

私はよく面倒事が体当たりしてくる。
これは多分性格もあり、家庭環境もあるだろうし、その多くの面倒事は私が起因であると言うよりは私以外の誰かが基本ぶち上げてくる。そしてそれに見事に巻き込まれる。今回は当事者である従姉妹が「もうぜひ晒し上げて差し上げろ」と言ってくれたし、なんならこれを機に従姉妹と相互フォローになったのでその記念でこのノートを書こうと思う。(内容が内容だけにペラペラだし誰も得しない。なんならもはや読むだけ時間の無駄かもしれないし、なんならこのネタ、末代までの恥まである。後は色んな状況を鑑みて早々に消すかもしれない。)

まず、事の始まりは母方のじいちゃん婆ちゃんのダイヤモンド婚のお祝いで母方の親族全員で高級料亭に行ったことから始まる。私がトイレに行こうと席を外すと従兄弟(上記の従姉妹の弟)と従姉妹の旦那が話をしていた。曰く、従姉妹の旦那は転職をして不動産屋に勤めているらしい。私も今まさに家を探しているので適任者が近くに居た!とただただ有難く連絡先を交換する事にした。ただ、従姉妹に転職した事を親族の誰にも口外するなと言われているらしく、私と従兄弟に誰にも言わないで欲しいと頼まれたのでそこは快く受諾した。

そこから従姉妹の旦那とLINEをする事になったのだけど、どうも言葉尻が「嫁の従姉妹」に対して使うものでは無く、若干の違和感を感じて妹に「これ、どう思う?」と聞いたりしていた。
と言うのも「旦那に構ってもらってる?」等を聞いてくるのである。下心からなのか、はたまた親切心からなのか…と言うか35歳のおばさんが「好意を持たれているかも」ということ自体がもはや痛ぇな…と思っていたけれど、妹も「これは…うん…好意を持たれていたとしてもぱーみー(私)の年齢を加味すると変に言えないけど、女の直感的には怪しいぜ…」と言うような感じで、なんともまぁモヤモヤする文章だったのである。

そんな中で「近々(GW明け)に一度会って不動産に関しての意見を擦り合わせたい」と言われたのでそれはまぁそうだよなという事でOKをした。

そして来たるXデー。朝の10時に待ち合わせをしたのだけど、私は軽快に遅刻をぶちかました。(スマホのカレンダーに入れていたのに時間を間違えていた。シンプル間違いのシンプル遅刻。)故に、車で従姉妹の旦那を迎えに行く形になった。
私「遅くなってごめんね。どこで話す?」
従姉妹の旦那(以下キモキモさん)「あぁー、ラブホでも行く?」
私「えっ…やだ…勘違いされるじゃん…」
キモキモさん「冗談だよ。コメダでいい?」
私「うん。コメダにしよ。」

この時点で、このスタートの時点で怒って帰れば良かった。最大の失敗。無事にコメダに着き、何故かキモキモさんは旦那の愚痴等を聞こうとしてくる。と言うか序盤から全然不動産の話をしてこない。頼んだ飲み物も無くなって追加注文したい。でも出来ない。お冷もない。何故喫茶店に来て私は喉が渇いているのか…もはや何が何だかわからないし、私が話す事話す事イエスマンなキモキモさんが怖い。こんなん何かしら裏がある人のする事じゃん。
話に話して約5時間、キモキモさんからちょっとよくわからないワードが出てきた「俺と関係を持った人はみんな綺麗になっていくんだ」ちょっとよくわからない。よくわからなすぎて「エステティシャンじゃん…」とよくわからない返答をした。それを皮切りに俺はセックスが上手いアピールをし始めた。何故私にアピールをしているかよくわからないし、私は私でそのアピールをかわしたい一心で「私最近、ASMRをよく聞いてて…良い声によちよちして貰えてるし、友達がくれた星野源(物理)もいるからよくわからないな…」等と返答していた。
そうしているうちに娘の新体操の送りの時間になったので慌ただしく店を出た。
コメダに6時間…しかも飲み物は1杯だけ…喉乾いたな…早く家に帰らないとな…と思いつつ、キモキモさんも駅まで送り、その間も「俺と致すとこんなメリットがある」や「俺とぱやちゃんは身体の相性良いと思う」等と言われ、その度に「ASMRでよちよちされてるし…」「貴方は離婚したら他人になるけど、私は一生親族なの」と返していた。なのにめげないキモキモさん。「場所を変えれば(遠くの駅で会えば)大丈夫」「俺は親族でも気にしない…」等ああ言えばこう言う状態で、最終的に「旦那に相手にされなくて寂しい人はリピーターになるからぱやちゃんもそうなるよ」「寂しくなったら連絡して」と言いつつ帰って行った。とんだチョロマンコ認定である。

そして、家に帰り妹に事の顛末を話し、お互いに「ヒェッ…」「気持ち悪い…」「従姉妹になんて言う?」「どうしよう…」「あんな人だなんて…」と話をしていた。
次の日、意を決して母に電話を掛けたのだが、その日は叔母達(母親が長女で妹が2人いる。その中の一人が件の従姉妹の親である。)とディズニーに行っており、水を指しては悪いと思い「なんでもないや!ディズニー楽しんで!」と電話を切った。多分この時に上記の事を伝えていたならば母達姉妹で仲良くキモキモさんを血祭りに上げに行っていたであろうし、そうでなくとも楽しめないはずなので、ここでは言わなくて大正解だったと思う。
この日は従姉妹に言うか言うまいか一日迷った。それでもキモキモさんから我慢汁ダラダラ垂らしたLINEは届いていて、本当にキモキモなのでめちゃくちゃダメージを受けていたし、なんなら今後、親族の集まりにも行きたくないと思い始めていたけれど、一周回って「なんでコイツは悩みもせずに私にこんなセクハラLINEを送って平然と親族の集まりに出席するつもりでいるのに、私は気を病んでいるのだろう。私は血が繋がった親族なのに。」と怒りすらも覚えていた。
そして次の日、妹が母親に「ぱーみーがとんでもやばい事に巻き込まれてるから話を聞いてあげて。気持ち悪いから。」と言ったようで母親が心配して電話をかけてきた。
電話をかけてきた母に「何も言わずにこのLINEを見て欲しい」とスクショを送った。母はスクショを見て「なにこれ…えっ?きんも!どういう事!?」と言うので大まかな流れを説明した。母親がどういう気持ちで娘宛に送られてきた我慢汁ダラダラのLINEを見たのかは私はまだその立場に立っていないのでわからないけど、多分、相当気持ち悪かったと思う。一通り話をして、母が「とりあえず家に来なよ。ディズニーのお土産も渡したいし」と言うので実家に行き、詳しく話をした。
そして、伝えるか否かを相談し、従姉妹の親ではない方の叔母(ここでは叔母Bとしておく。今後は従姉妹の親の方は叔母Aと表記)に相談する事にした。
叔母Bにもスクショを送ると絶句していた。そりゃそうよ。(じいちゃん婆ちゃんが第一世代として母達が第二世代と数えると)私たち第三世代の中で一番まともな旦那であったキモキモさんが脳内チンコだったと言うショックたるや…私もとてもショックだったので気持ちはとてもわかる。
そして、問題の叔母Aに伝えるかどうか…伝えたら叔母Aは絶対にカチコミに行くであろう事は明白で、なんなら従姉妹やその子供も連れて帰って来るであろう事は予想していた。であれば、叔母A夫婦で同席してもらい話を聞いてもらった方が良いと言う話になった。
なので、母が叔母Aにアポを取りその日の夕方に話を聞いて貰うことになった。

その時に母に言われたのは「ぱーみー、言われた言葉、返した言葉を紙に書いておきなさい」だった。私の脳内は「マジかよ…ASMRと星野源(物理)の事も書かなきゃいけないのかよ…まさかのどさくさに紛れての親族性バレやめろや…きちぃ…」でいっぱいだった。何も悪い事なんてしていないのにセカンドレイプもいい所だろ…いや…レイプされてないから私の方が全然マシだけどさ…

そんなこんなで叔母Aとの約束の時間になり叔母Aの家に行った。そこからは叔母A夫婦に起承転からの「今まさにこんな状態です」という所まで話をして、やろうと思えば美人局のような感じで叔母A達と結託し、現行犯まで持って行けるし、望むならやれるという事まで話をした。幸い、返した言葉などは書き出さなくても伝わり、性バレの首の皮は繋がった(でも従姉妹も妹もこのノートを見てるからほぼアウト)まぁしかしこの美人局は危ないのでやらなくても良いよとなりホッとしている。

その後、叔母A夫婦は即従姉妹の元に行き話をしたのでやはりディズニーの日に言わなくて良かった。私gjと心の中で思いつつ、私の中での不安は「従姉妹が私の事を嫌いになって今まで通り仲良くしてくれなくなったらどうしよう」だったのだけれど、今日無事に一緒にランチをしに行けて今まで通り仲良くしてくれるとの事だったので本当に一安心している。

さて、肝心の従姉妹はキモキモさんとの話し合いで「二度と私(従姉妹)の親族とは関わるな」「子供たちの学校関連の行事に参加するな」と伝えたらしく「まったく、今まで面倒臭いから目を瞑ってやっていたのに、関与しなくちゃいけない相手に手を出しやがって」と怒っていたので笑ってしまった。(この境地に達するまでに従姉妹は多分辛い事が沢山あっただろうし、それを乗り越えたんだろうなと思うとやりきれないけれど…。)
また、私や母が心配していた「相手のパートナーや相手本人が従姉妹の家に乗り込んだらどうしよう」という問題に関しても問いただしたようなのだけれど、キモキモさんは「そんなこと想像していなかった」らしい。どんだけおつむが弱いのだ…

そんなこんなで、従姉妹本人が「この内容を全世界に公開して良いよ」との事だったのでここまで書いたけれど、身内の恥をここまでつらつらと書くのはもしかしたら問題がありありなんでは…大丈夫かな従姉妹さん…

そして、この件で「不動産屋さん怖いよぅ…おんもは怖いよぅ…」と憔悴した私を見かねた母が「近々引っ越すからこの家貸してあげる」と言ってくれたので我が家の引越し問題も無事に解決したので、面倒事がラリアットして来る私にもなんやかんやいい事があって良かった。
生きてて良かった。

生きてるだけでえらいえらいよちよちである。

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