見出し画像

万引きGメンのGメンになった話

私がよく行く大型本屋さんには万引きGメンがいつもいる。


万引きGメンは正体を知られないように任務を遂行するのが仕事だと思うのですが、私はその存在に気付いてしまった。


先日、息子のプレゼントを買いにそのお店の文房具コーナーに行った。
目当ての「コピック」というイラスト用のカラーペンは1本約400円ほど。
10本くらいか買おうと思い、選んでいた。
試し書きができなかったので結構迷いながら選んでいたところ・・・


なんだか、視線を感じる。


気にせずに数本選んでいたが、
やっぱり誰かがこちらを見ている気がする。


左後ろをなんとなく、振り返ってみると。
おじさんが物陰からこちらを見ている。


こわっ。


というか、私疑われてるのか?


私は一旦その場を離れ、そのおじさんが客なのかGメンなのかを確かめる事にした。

GメンをGメンする

Gメンは何気なく私を追ってきていることが分かった。
絶対興味ないであろう、ファンシーコーナーでかわいいキャラクターの雑貨をみている。というフリをしているGメン。を見る私。


私はさらに別のコーナーに移動してみた。
やっぱりふんわりついてくるGメン。
物陰からこちらをなんとなく見てくる。


子どものプレゼントを買いに来たのに、こんなについて来られることに
なんだかイライラしてしまった。
自慢ではないが、私はこれまでの人生で万引きなど一度たりともしたことがない。善良な一般市民だ。
それだけ、このお店では万引きが多いのかもしれないが、
やるなら、もっとわかりずらく上手にやってほしい。普通に心外だ。

私がレジに行きお会計を済ませ、出口に向かうと
もうGメンはどこかへ消えていた。

Gメンを家族に紹介する

それからは、そのお店にいくと「彼、いるかな~」と確認するようになった。

先日、夫と行った時にもGメンは相変わらず怪しく仕事していたので
夫に「あの人が万引きGメンだよ」と紹介した。

本当に大変な仕事だとは思う。

でも、とっても不快なので
もっと上手にやってくださいGメン。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?